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【全国の高校野球】国体(国スポ)における高校野球のあり方を考える。
10月6日から佐賀で開催されている、国民スポーツ大会。
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高校野球硬式の部の決勝が本日行われ、
明徳義塾が3―1で小松大谷を破り、優勝を果たしました。
明徳義塾は夏の甲子園では3回戦で関東第一に敗れ16強。
3年生にとって最後の公式戦で、初戦に大社、準決勝で夏王者の京都国際を撃破。現西武の岸潤一郎外野手を擁した2014年大会以来の優勝で締めくくりました。
「国民スポーツ大会」と言われても、ビンと来る人は少ないかも知れませんね。
今大会は、「国民体育大会」(国体)の名称が「国民スポーツ大会」に変わってから初めての大会となりますが、下記理由による名称変更との事👇
馴染みのある「国体」からの変更の理由は、
「スポーツ」の価値を世界の人々と分かち合い、「スポーツ」を通じた社会変革に向け世界各国と協調していくために世界で広く用いられている「スポーツ」の語を用いるため。
なんだか良くわからないですよね。
この名称変更、なんの意味があるんだろ…?
国体からの名称変更はさておき、
国民スポーツ大会における高校野球は、夏の甲子園と比べて大きく盛り上がりに欠けるのは事実。
以前までは12校で優勝を争っていましたが、2022年以降は8校に縮小して大会を実施。雨天中止に伴い優勝校が決まらない年もありました。
他の競技は「正式競技」として実施されますが、高校野球に限っては「公開競技」としての実施になっています。※都道府県のポイントから除外されます。
高校生競技の野球以外の全て種目は高体連に属していますが、野球だけは高野連の傘下にあります。
その背景も、高校野球が「公開競技」扱いになっている理由のようです。
そのような扱いにも関わらず、何故高校野球が国スポから除外されないのか?
それは他の競技に比べて、
圧倒的に集客力が高いからでしょうね。
甲子園で活躍したスター達の最後のユニフォーム姿を見に、全国各地から多くの観客が集まる。
国スポ開催県へ高校野球がもたらす経済効果は大きいと聞きました。
高校野球という人気コンテンツを、大会の盛り上がりに利用する。
この考え方は理解出来ます。
しかし、やるからには公開競技ではなく正式競技として、もっと盛り上がる大会方式で実施すべきと考えます。
というわけで、国スポ高校野球の改革案として、
勝手に新たな開催方式を4通り考えてみました。
メリット・デメリットも記載したうえで、
提案させていただきます。
あくまで一人の高校野球ファンの妄想でることをご理解いただき、暖かい目で見ていただければ幸いです。
①春の王者VS夏の王者の一騎打ち
春のセンバツ王者と夏の選手権王者がワンマッチで決着を付けます。
今年であれば健大高崎VS京都国際となりますね。
メリット
王者同士の対戦なのでおそらく相当盛り上がる。
1試合のみの開催の為、選手への身体的負担が少ない。
デメリット
甲子園で優勝しない限り開催県代表が出場出来ない。
甲子園春夏連覇が達成された年はどうするか。
②都道府県選抜(甲子園出場組も含む)で開催
学校単位ではなく、都道府県単位でチームを編成し大会を開催します。
夏の甲子園の裏で、甲子園未出場組のみでチームを編成し各地区で予選を行い、出場チームを確定します。
北海道・東北/関東2/北信越/東海/近畿2/四国/中国/九州/開催県
の計11チームでの開催を想定。
メリット
甲子園を逃した球児の目標になる。
他校の選手同士でチーム編成をすることで選手同士の刺激になる。
デメリット
都道府県選抜の監督や選手の選抜などを各県の高野連へ託すことになり、各県の高野連の負担になる可能性がある。
予選を勝ち抜いた後に、甲子園出場組を加えるべきか予選を勝ち抜いたメンバーのみで本選も挑むべきかで論争が起こる可能性がある。
③都道府県選抜(甲子園未出場組限定)で開催
学校単位ではなく、都道府県単位でチームを編成し大会を開催します。
夏の甲子園の裏で、甲子園未出場組のみでチームを編成し各地区で予選を行い、出場チームを確定します。
北海道・東北/関東2/北信越/東海/近畿2/四国/中国/九州/開催県
の計11チームでの開催を想定。
②との違いは、国スポ本大会においても、夏の甲子園に出場した学校に所属する選手は登録出来ません。
メリット
甲子園を逃した球児の目標になる。
他校の選手同士でチーム編成をすることで選手同士の刺激になる。
デメリット
都道府県選抜の監督や選手の選抜などを各県の高野連へ託すことになり、各県の高野連の負担になる可能性がある。
甲子園で活躍した選手が本大会に出場しないことで、大会の盛り上がりが欠ける可能性がある。
④春季地区大会王者に出場権
春季地区大会王者に出場権を与え、秋の日本一を争います。
今年であれば、下記9校が出場権を得ることに。
北海/花巻東/白鴎大足利/帝京長岡/中京大中京/京都国際/尾道/高松商/明豊
メリット
全国大会へ繋がらず、本気度が薄い春季大会の活性化。
選考基準が曖昧な現行の方式と比べて出場基準が分かりやすい。
デメリット
春季王者が夏の甲子園を逃した場合、大会まで期間が空くため選手のモチベーション維持が難しい。
甲子園で活躍した選手が多く出場しないことで、大会の盛り上がりが欠ける可能性がある。
ちなみに、私のX(旧Twitter)アカウントで上記4つの案ならどの方式が良いと思うかアンケートと取ってみました。
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その結果はこちら👇
①春の王者VS夏の王者の一騎打ち
②都道府県選抜(甲子園出場組も含む)で開催
③都道府県選抜(甲子園未出場組限定)で開催
④春季地区大会王者に出場権
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18名のフォロワーさんから回答を頂き、①の春の王者VS夏の王者の一騎打ちが半分の得票を得る結果に😳‼️
やはり、春と夏の王者の一発勝負というものは、
多くのファンが望んでいるという事ですかね。
他にも面白そうなレギュレーションに案を持っている方が居れば、ぜひコメントを下さい👍