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【岩手の高校野球】花巻東が3年ぶり5度目のセンバツへ!

3月に甲子園球場で開かれるセンバツ高校野球に出場する32校が、大阪市内で行われた選考委員会にて決定しました。東北地区は聖光学院(福島)、青森山田(青森)、花巻東(岩手)が選出。秋季東北大会ベスト4、3校目で選出された花巻東(岩手)は、3年ぶり5度目の選抜出場となります。

出場校一覧は昨日のブログに掲載しています👇


東北大会ベスト4から、3枠目に滑り込み

いわき市で開催された秋季東北大会では、秋田商・鶴岡東と各県の1位校に危なげなく勝利。しかし、準決勝では青森山田に1-4で敗れセンバツ当確とはなりませんでした。同じくベスト4敗退の山形中央との比較で、昨年から「3」に増枠された一般枠に滑り込みました。

選考理由としては「総合力を考慮し、花巻東を選んだ。全力疾走の攻守交代を含め、キビキビとして元気いっぱいの花巻東の野球は新チームにも受け継がれている。1つのボールに集中し、バックアップやベースカバーが徹底されていたことも高評価につながった」と説明されました。

東北大会準決勝の様子はこちら👇



今年の花巻東も伝統の試合巧者ぶりは健在です。投手は金野快投手(2年)が大黒柱で、さらには鶴岡東戦で1失点完投した左腕萬谷堅心投手(1年)の成長も目を見張るものがあります。打線は高橋朔太郎選手(2年)と山崎力選手(2年)が小技を効果的に使い、秋田商戦で3ランを放った古城大翔選手(1年)や、赤間史弥選手(1年)、新田光志朗(2年)には長打力があります。

佐々木麟太郎選手も自身のSNSで激励のコメント

歴代最多の高校通算140本塁打を放った米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(19)が自身のXで「Congratulations to the Hanamaki-Higashi High School baseball team on their appearance in the Spring Koshien (National High School Baseball Tounament)」と英文で綴りました。

佐々木麟太郎選手(スタンフォード大)も祝福


その上で「花巻東、センバツ出場おめでとうございます!」と母校のセンバツ出場を祝福。「スタンフォード大学野球場のバッティングケージの中で静かに母校のセンバツ出場を祝っていたところでした。Road to Champion」とバッティングケージ内での自撮り写真とともに記しました。

2023年夏の花巻東の応援風景👇


佐々木洋監督は特に攻撃力に自信

チームを率いて20年以上が経つ佐々木監督が「監督になって経験がないぐらいに、右の大砲が多い」と語るほど、今年のチームの打撃力に手ごたえを感じています。新基準のバットが高校野球に導入された昨年の春以降、甲子園の戦いでも本塁打数は激減。その対応に苦労する高校は多くありました。その中で、昨秋の東北大会4強だった花巻東は、冬場の練習でもともとあった攻撃力をさらに磨いているようです。

『佐々木麟太郎世代』を除けば、花巻東のスタイルは「小技を絡めながら、相手の嫌な野球をし続ける野球」でした。花巻東の礎を一から築いた佐々木洋監督が「攻撃力は楽しみなんです」と自信を持つ2025年の花巻東。激変した野球スタイル、さらには伝統の持ち味を最大限に出して、【岩手から日本一】を目指します。

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