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【全国の高校野球】森井翔太郎選手(桐朋)がアスレチックスとマイナー契約!

米大リーグ・アスレチックスとマイナー契約を結んだ東京・桐朋高3年の森井翔太郎選手(18)が11日、国立市の同高で記者会見し、「4、5年後にはメジャーに上がり、投手で二桁勝利、打者で3割、30本塁打を目指す」と意気込みを語りました。契約金は151万500ドル(約2億3000万円)と日本のアマチュア選手としては史上最高額となっています。


東京の進学校に現れた逸材

森井選手は、偏差値71を誇る超難関校の桐朋高校に在籍していた18歳。最速153キロ右腕にして高校通算45本塁打と、投打で非凡な才能を見せます。

昨年の年明けからNPBやMLB、米大学の関係者が学校へ視察に訪れていましたが、米大学進学、NPB球団入団も視野に入れる中で、MLB球団とマイナー契約をするという異例の選択を決断しました。日本からNPBを経由せずに米球界に挑戦し、メジャーデビューを果たせばマック鈴木、多田野数人、田澤純一の3投手に続いて4人目となる。

最速153キロを誇る本格派右腕


アスレチックス側からの「丁寧な説明」で挑戦を決心

偏差値71の進学校から、NPBを経由せず“異例”の米球界挑戦については「迷っていた時期もあり、難しい決断だったが、メジャー球団の方が丁寧に説明してくれた。早いうちにいくことがメジャーへの近道だと思った。生活や食になれるためにも早くいったほうがいいのかなと思った」と理由を明かしました。


しばらくは、投手と遊撃手の二刀流でMLBへの可能性を探る

アスレチックスのダン・フェインスタインGM補佐は「我々の球団組織にとって歴史的な日だ。翔太郎はメジャーリーグの球団と直接契約した、数少ない日本人高校生の1人である。今春から翔太郎が我々のマイナー組織で登板し、打席に立つことをとても楽しみにしている」と歓迎のコメント。

さらに「彼が二刀流選手としてのプレーを望んでいることは知っている。我々も彼を有望な二刀流選手とみなしているし、投打両方で十分な練習量を確保できるように計画を立てていきたい」と二刀流選手として育成していくと方針を明かしました。


高卒→即メジャーは日本球界にとって危機なのか?

NPB球団を経由せずに渡米する事に対して「人材が流出する」と日本野球界の空洞化を心配する声が多く聞かれますが、私は決してその心配はないと考えています。イチロー選手や松井秀喜選手がアメリカへ渡ってもダルビッシュ投手や田中将大投手といったスターが現れ、その2人がアメリカへ渡れば、山本由伸投手や佐々木朗希投手といったスターが現れています。

数人の有望選手が毎年のように、NPBを経由せずにアメリカへ渡ったとしても、優秀な選手は次から次へと現れるはずです。

森井選手のようにMLBの球団から声が掛かり、異国で勝負する覚悟がある者は、臆せず挑戦して欲しいですね。

森井選手の挑戦を心から応援しています。


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