【#16】どんなユーザ体験を作りたいか掴めない…メディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」で買い物をしてみた
こんにちは、たきさん(@takiyori0608)です。素敵なユーザ体験(UX)に寄与しているデジタル活用事例@日本、を自分がいちユーザとして体験し、楽しく解説しています。似た中国事例の参照や比較もしています(今回は書いていないです🇨🇳🙏)。
今回は、西武渋谷店のメディア型OMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」で買い物をしてみました。
個人的にはどのあたりが「メディア型」なのか、どういう体験を作りたいのかよくわからず👀
いちユーザとして買い物をしてみてユーザ体験が良い、とも思いませんでした。というわけで、(批判したいというより)不思議だな…という感想。
お買い物の仕方としては…!まず商品の横に置かれたQRコードを読み取って、商品をウェブ上のカートに入れます。
会計時には、決済用のバーコードをレジで提示すると、ウェブ上のカートに入れていた商品をレジで用意してくれ→受け取るという流れです。
空間は壁できっちり区切られ未来的なデザイン。同時に閉鎖的な感じもします。店舗に入店しないとその店の商品は目に入りません。
デジタル上で在庫が管理されているため、各店舗ごとにお会計をする必要がなく、色々スキャンしておけば最後に全てレジエリアから出してくれる、という設計なので、やろうと思えば店舗の垣根にこだわりすぎない比較的自由な商品配置が可能だと思います。(あまりにも自由にしすぎると店舗が大変だと思いますが)
それなのにあえてビシッと店の垣根を作っているのは何でだろう?
意図して店舗に入店しないと商品が目に入らない設計は、「メディア型」のストアとして良いのかしら?
…というのがまず気になったことでした。
それぞれの区画のデザインコンセプトが異なるわけでもないので、その点でも、どうしてこのようにしっかり区切るんだろうか?と気になります。
また、QRコードをスキャンすると商品情報が出てくるのですが、全くもってリアルの商品の横に商品説明が書いていないものもあり。
これは何だろう…?
あまりにもわからなすぎると、興味を惹かれにくいのです。スキャンしないとそれが何かすらわからないというのは面倒に感じてしまいした。
※商品説明のPOPが横に置いてあるものもあります
10/14追記:
1点1点の情報を読み取り、ページを開いたり閉じたりするのは手間がかかるので、オープンから2~3週間後には商品説明のQRコードを1商品ごとではなく、ブランドごととすることにしたそうです。
それから、QRコードが小さく、スキャンしようとしてもなかなか読み取れないことがあり、それもまた地味なストレスでした。汗(iPhoneのカメラで実施)
また、5秒に一回くらい表示内容が変わるデジタルサイネージでの商品解説も行われていたのですが、基本的に文字ベース。
動画で使用感や使用方法を解説してくれるとより訴求力が上がりそうですし、「メディア型」と銘打たれている意味も少しわかる気がするのですが👀
というわけで、いろいろと不思議だなと思うことが多いお店でした。
設計の意図を知りたくこちらの記事を読んでみたのですが、概念的なお話が多く(それが悪いとは思わないです)、一つひとつの話にはなるほど〜と思うものの、それがどう設計に生かされているのかについては、やはり私には理解が難しかったです。求む!解説してくださる方!
まだオープンしたばかりですし、半年ごとのテーマに沿って商品やブランドが変わっていくとのことなので、今後よりアップデートされていくのかなと思います。今後に期待しております👀💪
本日は以上です!
今後も日本のデジタルスポットについて、中国の状況と比較しながら書いていきたいと思います。(今回は書いていないですが🇨🇳)
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