宝石展✖️カスミソウ(かすみ草)
↑以前に宝石っぽいと思って撮っていたカスミソウ。
ラメが振りかけられていたのでキラキラしてます。
宝石展に行ってきました
さて、先日こちらの↓記事を読ませてもらって、『宝石 地球がうみだすキセキ』展に俄然興味が出てしまったので、名古屋展に行って来ました。
名古屋は暑かったし、会場も混んでいましたが、本当に行ってよかった。
大満足の内容・ボリューム
詳細なレポートは上の記事にまとめられている通りなのでそちらをご覧ください。
私は、綺麗だったり意外だったりな宝石の姿に目を奪われつつ、今度は説明書きを読んではもう一度驚かされて、という感じで、会場にいる2時間くらいずっと溜め息をついていた気がします。
一応、写真を撮る者の端くれとして、思い出したときにはライティングも意識して見るようにしていたんですが、ほぼずっと目が眩んでたので、頭には何も残ってないかもしれない。
私も上記記事の藤田さん同様、「大色相環」が心に刺さりまくり、やっぱりクリアファイルも買ってしまいました。宝石自体も綺麗なのに、それを綺麗にまとめられたら、もうね。素材が良い上にデザインも良いと来たら仕方ないんです。そういうものは大人しく買わせていただきます、はい。
図録「Gem」も良い
図録の方も、無事に入手することができました。
事前に公式ホームページで確認したときには売り切れていたので不安でしたが、展示後の物販で無事に購入できてホッとしました。
これも展示が面白かったなら絶対買っておいた方がよいです。
こういう展示の出版物って後からの入手は難しくなるケースが多いですからね。関東に住んでるなら神田なり早稲田の古本街で探すのも楽しいっちゃ楽しいですが、見つかるとも限らないですし。地方ではそこまでの流通量がないことが多いし、ネットで買うと状態も分からないのにとんでもない金額を吹っかけられていてクリックするかどうするか頭を悩ませることになりがち。
とまぁ、そんな話はいいとして図録の中身ですが、こちらも充実しており大満足です。
「宝石」には学術的な定義はない。
(ないの!?)
みたいな、きっちりした情報はもちろんのこと、関係者の方々の寄稿文もそれぞれ貴重な情報満載で面白い。
洋の東西を問わず、宗教で宝飾が用いられるのは何故か
(ダライ・ラマ法王の答えが載っている)宝石商が語る、宝石と、人工石や合成ダイヤモンドの違い
(熱い思いを感じる)日本語の「宝石」では原石を含めないのが一般的だが、西洋では原石も「ジェム」として取り扱う
(確かに、私も宝石って言われたら完成品だけをイメージしている)
ぜひ入手して読んでみてください。しばらく溜め息が止まらなくなります。
「分類」が気になる
あと、私が気になったのは「分類」について。
たとえば、サファイアって昔は青い宝石のことだったけど、いまはホワイト・サファイア、イエロー・サファイア、バイオレット・サファイアというのもあるそうです。
(なにそれ・・・)
他にも、エメラルドとアクアマリンは化学組成や結晶構造は同じで、微量成分によって色が違っているだけとのこと。
(いや、「だけ」って言われても全然違うものにしか見えないよ・・・)
このような、分類が「見た目や手触り」から遠く離れた「組成や構造」に基づいて行われるという流れは花の分類でも同じようで、やっぱり素人なりには理解できるところまでは勉強したいと思ってます。難しそうだけど、色んな秘密がありそうで面白そうですよね。
終わりに
宝石展は2022/9/19(月・祝)までのようなので、気になる方はぜひ行ってみてください。
(今日時点では、名古屋の次の巡回予定はないようです)
それでは。
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