夜のサンダーソニア
こんにちは、花の写真を撮ってますタキツネです。
今回はサンダーソニアを撮りました。
旬は10月頃の花だそうで、ちょっと時期じゃないですがご容赦を。
英名「サンダーソニア」は、サンダーソン氏が発見したことにちなむそうです。黄色いから雷と何か関係があるのかと思いましたが関係なかった。
サンダーソニアの和名は「提灯百合(チョウチンユリ)」だそうです。確かに、日本なら提灯、海外ならシャンデリアって感じですね。
こんな形状の花を誰がデザインしたんだろう?
こうやって花をじっと見ていると、何か神秘的なものを感じさせられる。
■花写真の「気持ち悪い」問題への試行錯誤
花を撮っていると、近づいて大きく取りたくなります。
大きく撮って誰かに見せると「気持ち悪い」という感想をもらうことが増えます。主に「しべ」の部分ですが、これはアップで見ると気持ちいい場面ばかりではないんですよね。
しかも、ここは感受性による個人差が大きい。撮影した私がなんとも思わなくても、見た人は「気持ち悪い」と思うことがよく起こります。アップで大きく見せるほど、そのギャップが生じる可能性が大きくなってきます。
たぶんこれは花写真を撮っている人が皆さん抱えている問題でしょう。
私がこれまでやっていた対策は
アップを少なくする(引きのカットを中心に構成する)
「しべ」部分のピントを外す(花びらなどにピントを合わせ、しべ部分のピントを外して視線が行かないよう誘導する)
というオーソドックスなものでした。
他に何か打てる手はないものか、たまに試行錯誤しているんですが、今回のシルエット化にチャレンジしてみました。
これ、実際には夜に撮影しているわけじゃなくて、真っ暗な部屋で懐中電灯で照らして撮影しています。光を上から当てれば普通に写り、真下から当てれば花びらに影が映ります。
これなら「しべ」部分は形状しかわからないので「気持ち悪い」とは思われないんじゃないかなと。あと単純に見慣れない写真で面白いですよね。
被写体の方も見慣れた花でもこんな感じで撮り直したらまた面白い写真が撮れそうな期待があるので、またやってみようと思っています。
まぁ、暗闇でカメラと懐中電灯を振り回して、そこら中にぶつかっている様子はとても見せられたものじゃないですし、片付けてからやらないと危ないですね。
私はモデルが花だから何も言われませんが、相手が人間だったら不審すぎて逃げられそうです。真っ暗な部屋であちこちから懐中電灯で照らされるなんて恐怖でしょうし、事件の匂いしかしません。周囲から通報されそう。
今回は以上です。
見てくれて、ありがとう!
■記録:
・花:サンダーソニア
・レンズ:ZEISS Touit2.8/50M
・カメラ:FUJIFILM X-E4