2024年1月21日投開票の八王子市長選挙に向けて決意表明!(後半)
こんにちは、滝田やすひこです。
前東京都議会議員(八王子市選出)で、現在は無所属で活動しています。
2024年1月21日投開票の八王子市長選挙に向けて活動していくことを記者会見にて表明しました。その内容を皆さまにお知らせします。
今回は、会見の後半で話した政策(公約)についてです。
(※2023年10月27日(金)八王子市役所の記者クラブにて会見)
1.政策のコンセプト ~八王子の3つの転換~
ここからは、政策について、お話をさせていただきます。
まず大きく、3つの点で私は八王子を変えていかなければならないと考えています。
八王子の3つの転換です。(※パネル掲示)
①「八王子を徹底的に元気にする、ワクワクするまちにする」
②「市民が主役、八王子の古い政治体質を改める」
③「東京で子育てするなら八王子、選ばれるまちにする」
1つ目、「八王子を徹底的に元気にする、ワクワクするまちにする」。
シンプルなことではありますが、これが実はできていない、先ほどお話ししましたけれども、ドキドキ・ワクワクをするような町にしていく。
新しいことに、市民の皆さま方が主役になって挑戦できるような後押しをする。これを徹底して行っていきます。また、チーム八王子で外から稼げるまちにしていきます。
そのために、2つ目の「市民が主役、八王子の古い政治体質を改める」。
やはり八王子は長い歴史やさまざまな人間関係があるわけですが、ある意味、長いものに巻かれる。上から下に上意下達の意思決定がなされている。
誰かを悪者にするつもりはありませんけれど、忖度をする空気感を変え、1人1人の市民の皆さま方が主役になって、むしろ、下からボトムアップでまちづくりをしていく。様々な意思決定に市民の皆様がどんどん関与していく、そうした環境に変えていきます。
3つ目は「東京で子育てするなら八王子」。
八王子の子供の数、毎年生まれる赤ちゃんの人数ですが、10年前4,300人だったのが今2,900人まで減っています。10年で三分の一、大激減している状況にあります。出生率も1.08、東京都の平均を下回りました。
全国的な少子化の中でも、他の自治体以上に、減少が際立っている、ということを改めて問題提起しなければなりません。
子育て支援策で先行する兵庫県明石市の出生率は1.65まで回復しています。
「子育てするなら八王子」として選ばれるよう、子育て環境と、ブランド力を磨き上げることが必要です。子育てをしたい若い世代が、長く住み続けたい、移り住みたいと八王子を選んでもらえるよう、マーケティングやブランディングの観点からしっかりと売り出していく、そのような政策と、組織体制を構築してまいります。
まず、大きい考え方として3つのポイントをお示しさせていただきました。これらに基づいて個別の政策を構築して参ります。
2.みんなで創り上げる政策~「八王子を変える100の政策」
今、私は様々な方々にご意見を頂戴しながら、「八王子を変える100の政策」というものを作っています。
今後も、ワークショップや小規模の意見交換会などを、八王子市内のできるだけ様々な地域で開催させていただいて。みんなで一緒に、この政策を作り上げていきたい。参加型のまちづくりについて、選挙に向けたプロセスでも、実践をしていきたいと考えています。
そうして創り上げた政策は公約集としてまとめ、またSNSなどを通じて、随時皆さまに発信し、またご意見をいただけるようにしてまいります。
3.8つの重点政策
今日はその中でも、8つの重点政策についてお話をさせていただきます。少し簡潔にお伝えしますので、後ほどご質問がありましたらお聞きください。
重点政策①「子育て3つの無償化」
小中学校の給食費の無償化、高校生までの医療費の無償化、そしておむつの無償化(定期便・保育園での提供)、この3つを実施してまいります。子育て負担を軽減し、楽しんで子育てができる環境づくりを明確に打ち出します。
重点政策②「違いを力に変えるインクルーシブなまちづくり」
年齢や性別、国籍、LGBTQ、障がいの有無など、ひとりひとりの様々な違いや環境の違いを認め合い、少しずつサポートし合って行ける。そんなインクルーシブな社会を作ってまいります。学校における隔たりも無くす、インクルーシブ教育も推進します。
尚、私は3年前に「八王子にインクルーシブ公園をつくろうプロジェクト」を立ち上げ、ワークショップや署名を1,000通集め、八王子市に働きかけて参りました。これを受け、市内の公園で整備が始まる予定ですが、さらに取り組みを加速します。
重点政策③シニアの外出を支える3つの取り組み
八王子は、車がないと買い物や病院にも行けない。
公共交通網をさらに強化する、地域・地域の居場所を支援する、耳の聞こえを助ける補聴器の補助を充実させる。
フレイルや認知症予防のためにも、高齢の方も、元気に外に出て、会話して、活動的になれるように環境を整えます。
重点政策④有料ごみ袋の値下げ
八王子市のごみ袋の値段は、他の自治体に比べても高い。市民の皆さまのご協力で八王子市はゴミ排出量が全国の中核市で一番少なく抑えられています。その市民の努力を有料ごみ袋の値下げによる負担軽減として還元します。また、スーパーやコンビニの有料袋を市指定ごみ袋として使用できるようにします。
重点政策⑤里山、河川、農地を守り育む
八王子の里山、河川、農地などの自然はたいせつな資産です。 守り、育て、そして市民の皆さまがその価値を体感できる環境、特に子どもたちの原風景とできるようにしていきます。
必要なインフラ整備については進めてまいりますが、不用意な自然環境の破壊については慎重に取り扱います。
重点政策⑥若い世代から、誰もが挑戦できる環境をつくる
10万人の八王子市内の大学生が活躍できていない。学生の内から地域にかかわり、八王子に住み続けたい、就職したい、家庭を持ちたい、創業したい、そう思ってもらえる仕組みづくりをします。
単位や就職にプラスに働く認定制度や定住支援など、学生の目線で必要なサポートを行い、まちの長期的な活力にもつなげます。
重点政策⑦歩いて楽しい、まちづくりの独自性を高める
百貨店を誘致する時代ではありません。むしろ、八王子にしかないにぎわいやデザインを活かした空間、八王子でしかできない体験やコト消費など、独自性を高めるまちづくりを行います。
例えば八王子駅周辺では、市民にも安全・便利で市外から来る方もおもてなしできる駅前ロータリーの再編、かつて行われていた甲州街道の歩行者天国の取り組みの再検討、お店前のテラス営業の実証実施など、歩いて楽しい場所づくりに挑戦します。
重点政策⑧チーム八王子で稼ぐまちづくり
最後に、様々な取り組みの財源確保として、行政の無駄をなくし古い施策の見直しなど徹底的に検証します。また、八王子のまち全体としてもっと、お金を稼いでいくことは重要です。
市にもマーケティングの専門家を雇用し、地域の企業と連携して、チーム八王子で、八王子製品の売り込みや観光消費を拡大する取り組みを強化します。
年間300万人訪れる高尾山は、オーバーツーリズムから自然環境を守り、周辺観光も含めた環境整備に投資するため、市外登山者から入山料を徴収することも関係者間で協業検討します。
今日は政策の一部をお話いたしました。短期・中長期でやるべき工夫を凝らすことができると、私はこれまでの政治経験から確信をしています。
まずはスピード感をもって、一番早く、八王子を変えていくために、他の自治体で実施をしている取り組みを学ぶ、真似事からでも構わないと考えています。
私が市長になった暁には、民間目線でスピード感を持って、そして、市民目線で行政サービスを提供できるように、市の職員と一体となって迅速に取り組みを進めてまいります。八王子を一歩でも前に、10年後・20年後、100年後につながる八王子にして参ります。
以上、私から八王子市長選挙に向けまして、決意と思い、そして重点政策について皆さまにお伝えさせていただきました。
ご清聴いただきまして誠にありがとうございました。