【32歳】週一カフェ開業に向けて #1【バリスタ/シェフ】
どもども!
滝口です。
さぁ、早速連載を始めていきたいと思います。
#1として、今回はそもそも「なんで週一カフェを開業したいのか」ということから説明します。
今まで十数年、ずっと飲食店に勤務してきました。
アルバイト、正社員と雇用形態を問わず働いてきて、ふと思いました。
「飲食の店員、給与安くね?!」
と。
アルバイトはまだイイです。
働いた時間分が給与として入るので。
しかも都内ならそもそもの時給も良いし。
問題は正社員ですよ。
アレはもぅ…月20数万円で使いたい放題の仕組みですよ。
まぁ、「私が渡り歩いた会社がブラックばかりだった」という可能性もありますがね。
そして、店舗の雰囲気や意向に反して、会社からは「安売りをしろ!」という命令により徐々に疲弊していき…
安売りをしているせいか、客層というか客の質も落ち、ある日「アレ?俺なんでコイツら(お客さん)にサービスしてんだろ」とバカバカしく思うようになり、飲食業界を離れる決意をしました。
そして、食品卸の営業に転職しました。
残念ながら、その会社では支店長と折り合いがつかず、2年弱で退職することにしました。
そして数年後、こうして個人事業主として「飲食」を生業にしています。
なぜでしょう?
単に、「他にできることがなかった」というのもちょっとありますが、やっぱり「飲食が好き」なんですよね。
これが一番なんですよ。
でも、もう雇われたくない!
やりたくない施策とか、もぅこりごり!!
ということで、まずはケータリングやデザート通信販売を始めました。
そして、知人の紹介で会員制ラウンジのバリスタとして、業務委託でお仕事も頂戴できました。
徐々に、徐々に軌道に乗りかけた2年目の2020年。
「どうにか格安の居抜き物件でも見つけて、本拠地を構えようかな」なんて思っていた矢先の、未曾有のコロナ騒動。
連日のニュース、緊急事態宣言、収入の激減…
緊急事態宣言が明けても、緊張は解けず…
閉店に追い込まれる飲食店。
そこでふと「アレ?これ…店舗を持つって相当なリスクしかなくね?」と思うように。
元々、飲食店の家賃の高さ、原価とのせめぎ合いは見て、体験してきたので分かってはいましたが、一気に危機感を煽られました。
そこから、なんとか収入も回復、安定して来て迎えた2021年。
ようやく「動き出してみようか」という気持ちになりました。
今現在も、多くの飲食店が苦しい思いをしています。
その中で「なぜ開業を目指すのか」。
それは、「食べること」が「生きること」だからです。
こんな情勢だからこそ、人は「折角の外食、美味しいものを食べたい!」と思います。
(「料理が美味しければ、人は来る」という時代が終わったのは、承知してます。)
だから、美味しいものを食べてもらいたい。
人が集まれば、それだけ色々とリスクが出てくる。
それに対応するには…ということも考えてます。
でも、箱を構えてやるにはリスクが大きすぎる。
だからまずは週一回の「限定」店舗で、と考えています。
既存の店舗様の空き時間に場所をお借りする「間借り」というスタイルで、やっていきたいのです。
なるべく低リスクで。
でも、やりたいことをしっかりやれるように。
ツラツラと書いてきましたが、そんな理由で「週一カフェ」の開業を目論んでいます。
本当にやりたい料理と、本当に出したいコーヒーで、1人でも多くの人を笑顔にできたら…
そんなことを、2月の冷たい風に吹かれながら思う。
#2はこちら
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