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『タイムボクシング』実践編
タイムボクシングについての記事を書いたところ、より具体的にどうやっているのか質問があったため、実践編として紹介します。
純粋なタイムボクシングだけでなく、自分の経験からいくつか工夫しているので参考にしてみてください。
1日のスケジュール(例)
8時〜8時30分
・職場に早めに出勤し、コーヒーブレイク(仕事は一切しない)
8時30分〜9時
・今日のタスクの確認
・月曜日は週全体のタスクとスケジュールを確認
・メンバーの休みや遅参がないか確認
・帰宅後にTELがあった場合などのメモの確認
・メールチェック
・5分程度で終わる雑務を処理
・同僚との雑談(メンバーの調子を伺う)
9時〜11時30分
・タイムボクシングでメインの業務を処理(1)
11時30分〜12時
・午前中のタスクの進捗を確認・評価・スケジュール変更
・メンバーのタスクの進捗を確認
・メールチェック
・午前中に受けた雑務を処理
・同僚との雑談(メンバーの調子を伺う)
12時〜13時
昼休み(仕事は一切しない)
13時〜13時30分
・午後のタスクの確認
・午前のタスクに遅れがあった場合はスケジュールの見直し
・昼休み中にTELがあった場合などのメモの確認
・5分程度で終わる雑務を処理
13時30分〜17時
タイムボクシングでメインの業務を処理(2)
17時〜17時30分
・午後のタスクの進捗を確認・評価・スケジュール変更
・メンバーのタスクの進捗を確認
・メールチェック
・午後に受けた雑務を処理
・同僚との雑談(メンバーの調子を伺う)
・翌日のタスクのスケジュール調整
・今週全体のタスクのスケジュール調整
・金曜日は来週のタスクとスケジュール調整
17時30分〜18時
・帰宅
秘密にしておきたかったポイント解説
仕事をすると決めた時間以外は仕事をしない
締切効果を最大限に発揮するため、休むときはタスクが完了していなくても休みます。「昼休みに仕事すればいいや〜」と思っていると締切効果の意味がありません。
前後30分に余白を設ける
午前30分ずつ、午後30分ずつ余白を設けてスケジュールを確認する時間、名前のつかない雑務を処理する時間を必ず作ります。
本来業務が雑務に圧迫されることがないようにしています。雑務はノイズであり、あくまで本体は本来業務です。
メインの業務に取り組むのは6時間
8時間勤務でもメインの業務は6時間しか行いません。というより行えません。この6時間を最大限に使うことを本気で考えてください。
残業ありきで考えない
基本的に残業しないつもりで取り組んでください。何度も言いますが、タイムボクシングは締切効果を使って業務を効率化するものです。
大学時代のレポート課題を思い出してください。課題は2週間前に提示されたにも関わらず、締切3日前から締切当日までに一気に仕上げたはずです。(レポートに提出締め切りがなければ誰も提出しないと思いませんか?)
このときの集中力を仕事でも発揮しようねっていうのが締切効果です。
なので「残業すればいいや」と言う気持ちではいつまでも締切効果を活用できず、生産性を最大化できません。
残業はしないものとして考え、思い切って家に帰りましょう。
「残業しないからといって仕事しないわけではない」ということを理解する
「残業=仕事」ではありません。残業しなくても仕事はできます。この意味がわかりますか?
「作業」と「仕事」を区別していますか?
「作業」はデスクの上でExcelに入力したり、会議資料を作成したりすることです。一方で「仕事」とは人事制度を設計したり、会議の参加者に応じて説得する作戦を考えることです。
「作業」は職場のデスクでしかできないかもしれませんが、「仕事」は帰りの電車の中やお風呂の中、寝る前の布団の中でも脳内で行うことができます。
本物の仕事は脳内で行われるはずです。つまり「残業してないからといって仕事してないわけではない」のです。
さいごに
自己流のタイムボクシングに加え、重要な考え方を紹介しました。(本当は秘密にしておきたかった…)
みなさんもやってみてください。
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