2024年最新版 Fender Mustangのおススメモデル3選 ヴィンテージ仕様、初心者向け、モダン仕様のモデルそれぞれ特徴を解説!
お疲れ様です。タキタロウです。
今回の記事は前回、前々回に引き続きFender Mustang祭りとなります。
前回の記事ではムスタングを選ぶポイント、そして2024年現在、新品・中古で比較的見つけやすいハードテイル仕様の低価格、初心者向けのモデルについて解説しています。
まだ見ていない方は、よろしければこちらの記事も読んで見てください。
そして、今回の記事では2024年現在、新品・中古で比較的見つけやすいモデルの解説後編、
そして400万くらいギターに使ってきたタキタロウが今選ぶとしたら、初心者にすすめるとしたらどのモデルなのか?
を前回紹介したモデルを含めた全11種の中から紹介したいと思います。
最後まで見て頂ければ、前回の記事から引き続きムスタングというギターの知識や自分にあったモデルの選び方を理解できるようになると思います。
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それでは本編スタートです!
ダイナミックトレモロ搭載のムスタング
「ダイナミックトレモロがなければムスタングとは言えない」と言われるほど、この機能はムスタングの王道路線やヴィンテージ志向にとって重要な要素です。
「Mustang」という名前は「小型の野生馬」から来ており、
特にアーミング・ヴィブラートの大胆なレスポンスや使い勝手の良さが、
ジャジャ馬のようなテイストと言われています。
ピックアップの位相をスライドスイッチで切り替えることで、音色が変化します。これはヴィンテージスタイルのムスタングらしいユニークな特徴です。
ここからは具体的なモデルのを紹介していきます。
⑤2019年再編のClassic Vibe 60s Mustang
2019年に再編された「Classic Vibe 60s Mustang」は、
スクワイヤー製品の上位機種に位置づけられるモデルです
このモデルは「ソニックブルー」と、ややイエローがかった
「ヴィンテージホワイト」の2色が用意されています。
どちらも1960年代風の「べっ甲柄のピックガード」を備え、伝統的なルックスを持ちつつ、旧来のものよりも少しダークなブラウンの色合いが特徴です。
ネックの塗装は、わずかに飴色がかったヴィンテージ調の質感で、
とても雰囲気があります。
ボディはポプラ材が使われ、搭載されるピックアップは
「アルニコマグネットのフェンダーデザイン」が採用されています。
これにより、コスパ良好ながらも優れた音質のムスタングが完成しています。
価格は6万円程度となります。
⑥日本製のフェンダー・ムスタングならMIJ Traditional 60s Mustangが王道の一本
日本製のMade in Japan Traditionalシリーズで生産されている
「60sムスタング」は、2020年以降に販売されているタイプが最新仕様で、
選択の候補となります。
2017年に発売された当初のモデルは、指板の湾曲面が「7.25インチR」でしたが、新製品では音詰まりしにくくするために少しフラットな「9.5インチR」へと変更されています。
この変更により、弦高を下げても音の詰まりにくいギターが完成しました。
また、現行機種ではバスウッド材のボディやメイプル材のネックの形状も、
USAの採寸データに基づいて製作され、アップデートされました。
これにより、従来の60sモデルよりもナット幅がスリムになり、
ネックの握りが若干異なるため、同型番の中古と比較する際は注意が必要です。
ピックガードの材質もカラーによって異なり、「ダフネブルー」はパーロイド、「オリンピックホワイト」はべっ甲柄となっています。
また、角ばったプラスチックボタンのf-keyチューナーも特徴的で、
多くのユーザーに支持されています。
スペック面での違いはありますが、本製品は「フェンダージャパン時代のMG65、Japan Exclusive時代のClassic 60s Mustang」と相当するモデルです。
⑦メキシコ製のVintera 60s Mustangも人気
「MIJトラディショナル」がモダンな方向にシフトしているのに対し、
メキシコ製の「ヴィンテラシリーズ」は、ヴィンテージ仕様を忠実に再現したモデルで、2019年にリリースされました。
ヴィンテラシリーズでは、フィンガーボードやフレットサイズがヴィンテージを忠実に再現した仕様になっており、弾き心地の違いだけでなく、音色面にも影響を与えています。
特に、心地良いアタック感や音の立ち上がりで、他の機種以上にフェンダー然としたニュアンスが感じられます。
ヴィンテラ・ムスタングでは、ピックアップカバーがブラックで統一されており、ペグのツマミはプラスチックの丸ボタンとなっています。
また、「サンバースト、レイクプラシッドブルー、シーフォームグリーン」のカラーバリエーションがあり、いずれも光沢のあるパーロイド・ピックガードを使用しています。
日本製の「MIJ Traditional 60s Mustang」とメキシコ製の
「Vintera 60s Mustang」は、それぞれ異なる特徴を持ちながら、
多くのユーザーから支持されています。
日本製がモダンな仕様にシフトしているのに対し、メキシコ製はヴィンテージを忠実に再現しています。どちらも一長一短があるため、
自分の好みやプレイスタイルに合ったモデルを選びましょう。
⑧メキシコ製のVintera II 70s Mustangが2023年に登場!
アルダーボディにローズウッド指板のメイプルネックを採用し、
パンチと透明感に溢れたクラシックなフェンダートーンを実現。
ラージヘッド&3本ストライプのボディがカッコイイ!!
カラーはコンペディションオレンジとコンペディションバーガンディの2色展開。
そして、ここ、1年ほどでMexico製のFenderでも
ローズウッドの採用が復活して来ました。
前Vinteraシリーズから、ユーザーが喜びそうなところをきっちりアップデートしてくる姿勢はとても好感がもてます。
価格はVintera 60s Mustang、Vintera II 70s Mustang共に15~17万円となります。
⑨唯一のUSA製American Performer Mustang
長らく欠品が続いていたフェンダー・アメリカンパフォーマーシリーズの
ムスタングですが、少しずつ再入荷が始まっています。
フェンダー製品で「型番にAmericanと入っているモデル」は、
基本的にカリフォルニアUSA工場製であることを示しています。
アメリカンパフォーマー・ムスタングの前身は、
「American Special Mustang」といい、2013年に発表されました。
ただし、そのモデルは「ストップテイルピース仕様かつ
ハムバッカーピックアップを搭載」したモダンな装いでした。
しかし、2018年から登場した現行モデルは、セレクタースイッチは3wayですが、よりオーセンティックなコンセプトのムスタングに回帰していることが評判です。
モダンCシェイプのネックグリップ
9.5インチR指板
ジャンボフレット
これらの特徴により、ストレスのない演奏性が獲得され、
端的に言えば、バキっとしたパンチのある音色になりやすいです。
Yosemiteピックアップは、エンジニアの巨匠ティム・ショウらによって新開発され良好なピッキングレスポンスと解像度の高いサウンドが好評を博しています。
⑩CHAR MUSTANG: ストラトとムスタングの斬新な融合
2019年に発売された、Made in JapanのChar Mustangは、
Charさんの新しいシグネチャーモデルで、ストラトキャスターとムスタングを高いレベルで融合させた斬新で面白い一本です。
2012年にフェンダーカスタムショップ製の
「Charフリースピリッツ・ムスタング」が登場しましたが、
新たにChar Mustangは、別路線で設計開発されたオリジナルモデルです。
一番の特徴はストラトキャスタースタイルの
シンクロナイズド・トレモロが搭載していること。
これはCharさんらしい遊び心のあるデザインで、
ムスタングの裏側にトレモロスプリングのキャビティがあることが新鮮です。
ボリュームコントロールの配置やピックガード形状もストラトと大胆に
融合された専用デザインです。まさに、天邪鬼なモデルと言えるでしょう。
以上、比較的新品や中古でも入手しやすいムスタングを前回の記事から併せて10種を紹介して来ました。
最後にタキタロウが今Mustangを新品で購入する人におススメしたいのは?
最後にタキタロウが今Mustangを新品で購入する人におススメしたいのは?
初心者向け、
ヴィンテージ仕様が好きな人向け、
モダン仕様が良い人向け、
そして番外編としてタキタロウが今からムスタングを探すならこれを買うというモデルを紹介します。
今更ですが前提としてはヴィンテージギターを買える!ヴィンテージこそ至高という方はそちらを選ぶと良いかと思います。
ただ、ヴィンテージだとやはり状態が悪くても修理しずらかったり、
高価なこともあり、日々の練習やライブで使いずらいといった難点があります。
その上でヴィンテージを外して選ぶとしたら、
うーん。難しい。難しいのですが。紹介した中では3択です。
初心者向け⑤2019年再編のClassic Vibe 60s Mustang
ヴィンテージ仕様が好きな人向け⑧メキシコ製のVintera II 70s Mustang
モダン仕様好きな人向け⑨唯一のUSA製American Performer Mustang
この3択かなと。
⑤2019年再編のClassic Vibe 60s Mustangですが
価格(新品6万くらい)を抑えて指板以外はヴィンテージ仕様を再現。
塗装など見栄えも良い。
状態気になる場合はセットアップや調整を近くの工房に持って行って改めてやってもらうとかで良くなりそう。あと安価なモデルなので改造の
しがいがありますね(笑)
定番ですが、リアピックアップをセイモアダンカンのJBジュニアにするとか。
初心者にもこちらをすすめると思います。
前回の記事で紹介したハードテイルのモデルは?
という声が聞こえてきそうですが、本人の強い希望があれば、別ですが同じお金を出すのであれば、もう少し頑張って
タキタロウも5月に購入した形状が近くてチューニングの安定している
国産cycloneやそれこそ同価格帯のMexico製ストラトやテレキャスを勧めますね。
フェンダーサイクロンについてはこちらの記事で詳しく解説しているので
よろしければご視聴ください。
今、思い出しましたがサイクロンは元々、ムスタン・グカスタムとして
命名・企画されていた経緯がありましたね。
次に⑧メキシコ製のVintera II 70s Mustang
アルダーボディ(この記事を書く場合はヴィンテージはこれのイメージでした)価格はぼちぼちの15万くらい。
何より見た目がカッコイイ!!
ローズウッド、スラブ張りという仕様も個人的には高評価したいところです。
ヴィンテージ仕様のMustangが欲しいということであれば一押しかと。
最後に⑨唯一のUSA製American Performer Mustang
アルダーボディ、ローズウッド指板、価格は正規だと19万くらいだけど、
中古だと15万くらい。
指板ラジアスが9.5Rでジャンボフレット、
ピックアップセレクターが通常の3way仕様に。
モダンな仕様のMustangが欲しいならこれですね。
多くの人が弾きやすいと感じるのはこのモデルでしょう。
日本製を外した理由は?
これは日本製のFender ファンの皆様すみません。
日本製の多くはボディがバスウッドとういのがどうも
個人的に気になりまして……。
先入観なのでしょうが…… ミュージックマンやアイバニーズの
上級機種にもバスウッドが使われている場合もあるので
悪くはないと思いたいのですが……
すいません。これは完全な好みですね(;^_^A
例外として1本特別なモデルを紹介します。
番外編:Fender Japan MG65 VSP
最後にタキタロウがもしムスタングを狙うならこちらです。
根気強くギターを探せる人向け、拗らせた人向けはこちら。
一部年代の一部期間に製造されたものは日本製でもアルダーやポプラが使わているものが存在します。
その中でも特に攻めている仕様なのがこちらのMG65 VSP
VSPとはヴィンテージスペシャルのことで当時の日本製最上位機種でした。
2007~2013年ごろまで少数ですが製造されていました。
特徴はポプラボディ、グレイボビンPUやCTSポットなどUSA回路パーツを搭載。トランジションロゴやエイジドボタン・Fキーペグ、ノーコンターボディ、ショートスケール、7.25R特徴的なDynamic VIbratoトレモロなど
可能な限り再現
ピックアップはこのモデル専用のものが開発され、
塗装もラッカー・フィニッシュでビンテージを意識した1本となっています。
こちら元々数が少ないことやショップでも単に普通のMG65として売られていたりするので、探すのが結構大変なギターですね。
もし、見つけた方は手に取ってみることをお勧めします。
値段はこれから値上がりしそうな気がしていますが、
現状15万円程で取引されていることが多いようです。
これはタキタロウが既に何本かギターを所有しているからこそのチョイスです。さて、ここまでご視聴頂きましてありがとうございました。
前回、前回と3回に渡りFender Mustang祭りをお届けしてきました。
いつも通り、今回話してきた内容はもちろんタキタロウのいち解釈ですので、紹介した以外にもおススメのムスタングがあればコメント教えて頂けますと幸いです。
それではタキタロウでした!
バイバイ!
■初心者でも安心!後悔しない!失敗しない!中古エレキギター選びに必要な知識とは?
新しいギターが欲しい!
でもどんなギターを買えばよいのかよく分からない……
ましてや中古なんて安いけど怖くて手が出ない……
そんな悩みを持つ人にとって
みたいな情報源があればめちゃくちゃ助かりますよね?
そこで今回、紆余曲折あってギターを手に取って今年で20年。
これまで、友人、後輩、同僚、ネットでもギターの購入の相談にものってきて、自身も累計400万円ぐらいはギターに使ってきてた人間の知識を詰め込みました。
詳細はこちらからご確認ください(^^)/
ギターの選び方ノウハウは、あなたが今後ギターを続けていく限り
ほぼ一生腐ることが無い知識となります。
良いギター、後悔しない納得の一本を見つけて、練習すると
上達も早いですし何より楽しい時間が過ごせると
思いますので、いかがでしょうか?
■コピーライト&引用元
Made in Japan Traditional 60s MustangR
https://www.fender.com/ja-JP/electric-guitars/mustang/made-in-japan-traditional-60s-mustang/5364300305.html
American Performer MustangR
https://www.fender.com/ja-JP/electric-guitars/mustang/american-performer-mustang/0115510372.html
Player MustangR
https://www.fender.com/ja-JP/electric-guitars/mustang/player-mustang/0144043553.html
Player II MustangR
https://www.fender.com/ja-JP/electric-guitars/mustang/player-ii-mustang/0140460506.html
Squier Sonic MustangR
https://www.fender.com/ja-JP/squier-electric-guitars/mustang/squier-sonic-mustang/0373652503.html
Squier Sonic MustangR HH
https://www.fender.com/ja-JP/squier-electric-guitars/mustang/squier-sonic-mustang-hh/0373701526.html
Vintera '60s Mustang
https://www.fender.com/en-US/electric-guitars/mustang/vintera-60s-mustang/0149783302.html
VinteraR II 70s MustangR
https://www.fender.com/ja-JP/holiday-gift-guide/guitars-basses/vintera-ii-70s-mustang/0149130339.html