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【ぼっち・ざ・ろっく!】喜多ちゃんのレスポールJrは山田からの借り物?!だったら、2本目のギターを真剣に考えてみるっ!
お疲れ様です。
タキタロウです。
今回の動画は「ぼっち・ざ・ろっく」に登場する結束バンドのギターボーカルを担当する喜多ちゃんの2本目のギターについてギターマニアのおじさんが真剣に考える記事となります。
喜多ちゃんのギター
1959 Gibson Les Paul Junior DC - Pelham Blue
喜多ちゃんのギターといえば
このペルハムブルーのレスポールJrですが、実は山田からの借り物。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343096194-9owyDTCQHL.jpg?width=1200)
原作とアニメでは少し設定が変わっていますが
山田から6弦ベースを買い取ってもらいつつ借りているものとなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343152996-oWRCTYwHWR.png?width=1200)
まずは改めてこのギターについて見ていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343186935-fOTuzEDAim.jpg?width=1200)
まず、目に着くのはペルハムブルーというレアカラー。
そしてダブルカッタウェイ、P-90が1発、1ヴォリューム、1トーンというシンプルな構成。
ギターボーカルとして、コードストロークやアルペジオ
中心になることを見越してのこのチョイスだと
思いました。元々、スペシャルやJrはギブソンからスチューデントモデルとして発売されていたこともありシンプルなギターだからこそ初心者向きとも言えますね。
現在の相場感を鑑みなければ……
カラーまで全く同じものを探そうとすると、
ヴィンテージで今だと100万近く、
カラー違いなら
カスタムショップ製で最低30万~50万位はしてしまいます。
さて、ここで一つ疑問が
楽器マニアでもある山田が初心者の喜多ちゃんにここまで高価なギターを貸すのだろうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1703343667641-LII0vh6veB.jpg?width=1200)
エレキギターを趣味にしている人ならば分かって頂けるかと思うのですが、
初心者の頃はどうしても取り回しの仕方が分からなくてぶつけてしまったり、フレットの減りに偏りが出てしまったり、ラッカー塗装の扱いが
わからず塗装が溶けてしまったり…と
様々な懸念点が出てきます。
実際、3巻(P48)でとある事情で山田家に他の結束バンドのメンバーが訪れて喜多ちゃんが山田家にあったギターを弾くシーンがあるのですが、
![](https://assets.st-note.com/img/1703343300946-Ic3EsIKkJ8.jpg?width=1200)
山田からは
「そのギター40万円するから。ぶつけないでね」といったセリフ
が出て聞きます
それに対して喜多ちゃんは
「あ、勝手に借りてすみません…」と返します。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343344078-HkGEFVr2yB.jpg)
この2人の反応からみても喜多ちゃんに貸した
ヴィンテージやカスタムショップのギターでは
無いのではないと推測します。
さらに元々喜多ちゃんが持っていた6弦ベースの値段は新品定価15万円、
実売12万円ほどとであることや、連載当時の2018年ごろを作品時系列と仮定するなら現実とは少し違いますがギブソンのレギュラーラインで発売されていたLes Paul Jr Tribute DCやMelody Maker あたりをはまじ先生は
意識しているのかなと予想しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343413311-4t9vybK0sR.png?width=1200)
どちらも喜多ちゃんのベースと同じか少し安いぐらいの価格帯となります。
それではここからようやく本題です。
今後の展開的に喜多ちゃんが新しいギターを手に入れる回もあるかもしれないそんなことを妄想して、ギタリスト的バンド的にどんなギターだとしっくり来るのかを考えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343481851-dyirT3s9bH.jpg)
作品から読み解けるヒントとして
原作2巻やアニメ12話でぼっちちゃんが文化祭ライブでダイブして
気絶したあとでの保健室でのやり取りがあります。
「人を惹きつける様な演奏はできない。みんなと合わせることは得意」
アニメ:ひとりちゃんを支えていける様になるね。
原作:貴方を支えられるような立派なギタリストになるわね」
少し表現が異なりますが、こんなセリフを喜多ちゃんが喋ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343521506-siu6W2NdRP.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1703343533632-HCdwN2I2IA.jpg)
一言で言うと「天使!」ですが
![](https://assets.st-note.com/img/1703343558076-sHENpFXIsM.jpg)
そこは置いておきましょう
ここからタキタロウは
基本的にバンドのギターサウンドについてはぼっちちゃんを引き立てる方に周りたい
でも今回みたいにピンチになった時は助けられる様なギタリストになりたい
もしくは
ぼっちちゃんと肩を並べられるぐらい凄いギタリストを目指したい
という風に読み取りました。
こちらを前提に
ぼっちちゃんのギター
・レスポールカスタム
![](https://assets.st-note.com/img/1703343598239-058rN5ngmV.png?width=1200)
・Yamahaパシフィカ
![](https://assets.st-note.com/img/1703343621547-GleAPy2R0M.jpg?width=1200)
この2本の何れかと合わせることを考えながらも
・サウンド的にも結束バンドの現状と大きく乖離しないぼっちのギターとのバランス
・歌いながら演奏することを見越して比較的軽量
・絵として起こしたときのシルエット
この3点を考慮しながら予想していきます。
予想① そのまま
そのまま。喜多ちゃんのベースとほぼ同価格と仮定するとそのまま山田から譲られるパターン。いきなりこの動画の企画骨子をへし折ってますが、結構あり得るかなと。
喜多ちゃん山田に結構貢いでいるので
すいません。次からは真面目に行きます。
予想② Gibson Les Paul Special DC
![](https://assets.st-note.com/img/1703343806093-cSi72kEeTU.png?width=1200)
Gibson Les Paul Special
2ピックアップ仕様のレスポールスぺシャルに。普段はバッキング主体なのでリアピックアップを使用しつつ、いざとなればフロントに切り替えてソロもこなせるようなギターに。現在のJrの発展型と言えると思います。
ギタリストとしてサポートするという意味だとこちらの可能性もありそうですね。
また、キャラ名のモデルとなったアジアンカンフージェネレーションの
ごっちこと後藤さんもダブルカッタウェイの
レスポールスペシャルをメイン機として使用しています。
お値段はレギュラーラインの中古の場合20~25万円。
カスタムショップ製なら中古、新品問わず35~45万円ほど。
予想③ Gibson SG 61スタンダード
![](https://assets.st-note.com/img/1703344083055-lFW3vsNoKS.png?width=1200)
Gibson SG。シングルのP-90ではなく基本ハムバッカー2発になるので
よりリードもこなせるように。バンド全体の音が重厚に 中~低音がしっかり出るようになります。
予想②とは打って変わってギターサウンドという意味でもぼっちちゃんに追いつきたい肩を並べるようなギタリストになりたいという意思が勝った場合はこちらもあるかと。
お値段はSGについてはモデルも多くピンキリなのですが、
画像の61スタンダードであれば新品で23~25万円ほど。
中古なら15~25万程となります。
予想④ Fender Telecaster
![](https://assets.st-note.com/img/1703344091029-HsRnYVv7nA.jpg?width=1200)
Fender Telecaster。ギターボーカルが持つギターとしては定番ですね。
こちらもメインのギタリストを支えるという意味だとぴったりです。
個人的な主観ですが、テレキャスというギターはコードの分離音が聞き取りやすく歌いやすいギターという印象があります。
言い方を変えるならアコギ的というか。他にもカッティングがハマる。シングル2発で高音もしっかり出る。ぼっちちゃんのギターはハムよりなので、いい意味で差別化可能。
ちなみにギターマガジンを参照すると実際の音源収録で喜多ちゃんパートで使用されたのはカスタムショップのテレキャスのようです。
テレキャスも非常に多様なモデルがあるのですが、画像の
MADE IN JAPAN HERITAGE 60S TELECASTERであれば新品で15万円ほど。
USAレギュラーラインの基本となるモデルである
American Professionalシリーズであれば20~25万円ほどとなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1703343948377-BteenKaxms.jpg?width=1200)
予想⑤ Fender Mustang
![](https://assets.st-note.com/img/1703344054546-rJb4BAe9y3.png?width=1200)
カラーが豊富なので喜多ちゃんが好きそう。普通に似合いそう。
コンペラインの奴とか。軽量。シングル2発。音は暴れるがオルタナ、シューゲイザー的な影響が見れる(カラカラ、あのバンド)結束バンド的には合っているかも。
あとエフェクター踏むといきなり暴れ出す感じが、作中でもたまに突飛な行動する喜多ちゃんのキャラに合致する気がしました(笑)
お値段ですが画像のMexico製のヴィンテラ 70s Mustangであれば15万円ほど。何れも新品で日本製であれば10~13万円。
USA製であれば18~19万円ほどとなります。
予想⑥ Fender Duo sonic
![](https://assets.st-note.com/img/1703344065602-ChZZ2dLSF7.png?width=1200)
Fender Duo sonic。選定理由はほぼMustangと同じ。
フロントマンとして目を弾きつつも。軽量で扱いやすいギターとなります。
こちらはMexico製の現行品で10万円ほどとなります。
タキタロウ的な予想というか希望
タキタロウ的には難しいのですが、
2番Gibson Les Paul Special、
![](https://assets.st-note.com/img/1703344331051-ZX8AJb4btU.png?width=1200)
5番Fender Mustang、
![](https://assets.st-note.com/img/1703344340511-X5n3RO8PQ9.png?width=1200)
次点で4番Fender テレキャスター
![](https://assets.st-note.com/img/1703344346431-dWTeJJE4b6.jpg?width=1200)
あたりが良さそうだな~と思っています。
他にも汎用性を考慮してPRSとかも候補にあったのですが、何となく喜多ちゃんは杢目バリバリの派手なギターは選ばない気がしたので紹介からは外しました。ここまで、見て頂きましてありがとうございました。
さて、如何でしたでしょうか?
noteでは「ぼっち・ざ・ろっく」に限らずギターや音楽に関する
マニアックな話をしていければと思いますので、フォローよろしくお願いします。
喜多ちゃんの2本目のギターについて、こんなギターが良いと思うなど有りましたらコメントで教えて頂けるとうれしいです。
それではタキタロウでした!
![](https://assets.st-note.com/img/1703344305488-jlsDeu0UH6.jpg)
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ぼっち・ざ・ろっく! 3巻
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■参考リンク
・「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト
https://bocchi.rocks/
・ギブソンジャパン
https://gibson.jp/
・Fender 公式ページ
https://www.fender.com/ja-JP/electric-guitars/
・1959 Gibson Les Paul Junior DC - Pelham Blue https://guitarpoint.de/product/1959-gibson-les-paul-junior-dc-pelham-blue/ ・クロサワ楽器 PRS参考
https://shop.kurosawagakki.com/items/2859338
・YAMAHA パシフィカページ https://jp.yamaha.com/products/contents/guitars_basses/btr_collabo/index.html