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ポケモンカード 始め方まとめ(初心者向け)

(2024年9月12日改稿)
札幌でポケモンカードのプレイヤーをしている『タキ』です。
Xアカウント(https://twitter.com/takisuke2022

ポケモンカードに興味があるけど、どのようにして始めれば良いのかわからないという方向けに記事を書いてみました。

2024年になってからは、お店でもポケモンカードを気軽に買えるようになってきたので、初心者の方がポケモンカードを始めやすくなった年なのかなと感じています。

ただポケモンカードを始めるにあたり、気になる点として
① 遊ぶために何が必要なのか
② 揃えるのにいくらかかるのか
③ どこで遊べるのか
④ 始めるのにオススメのタイミングはいつなのか

といった点が気になる方も多いと思うのでまとめてみました。

いつポケモンカードを始めてもいいのですが、おすすめのタイミングもあると考えていますので、その点についても解説していきます。

※ポケモンカードのルールやカードの内容については触れていませんので、他の方がまとめている動画や記事を参考にしてください。
※活動圏が札幌のため内容がよってしまいますが、共通の部分も多いと思いますので、ぜひお時間あれば読んでいただけると嬉しいです。
※全部で約7,000文字あります。お時間のある時にお読みください。


① 遊ぶために必要なもの

ポケモンカードを遊ぶために必要なものはたくさんありますが、優先順位別に分けて紹介していきます。

◆必ず必要
・デッキ60枚
・ダメージカウンター(代用可)
・どくやけどマーカー
・コイン(代用可)
◆優先して揃えたい
・スリーブ
・プレイマット
・デッキケース
・ダメカンケース
・VSTARマーカー(代用可)
◆あると便利
・XなどSNSアカウント
・カード一式を持ち運ぶためのかばんやケース
・ストレージBOX(収納)
◆外(店)で対戦するために必要
・ポケモンカード公式アカウント

以下簡単な説明です。

・デッキ60枚
ポケモンカードは60枚のデッキを使って遊びます。他のカードゲームと違い、少なくても多くてもダメなので、枚数が60枚になるように自分のデッキを作りましょう。

バトルマスターデッキ『リザードンex』



・ダメージカウンター(代用可)
主に相手のポケモンに攻撃をしてダメージを与え、倒すことで勝利するゲームになります。
ポケモンにダメージを与えた際にいくつダメージを受けているのかわかるように使うものをダメージカウンター(以後ダメカンと表記)と言います。
構築済デッキに付属している紙製のダメカンは(10、50、100)と3種類ありますが、これはサイコロなどでも代用できます。
※公式大会では公式のダメカン以外の使用を認めていない可能性もありますので、事前に確認してください。

ポケモンカード公式ダメカン



・どくやけどマーカー
ポケモンの状態異常ステータスとして「どく」や「やけど」があります。
該当する状態異常になった際に使用するマーカーですが、こちらも構築済デッキに付属しています。

紙製やアクリル製のものがあります



・コイン(代用可)
ポケモンカードでは、コインの表か裏で効果が変わるものがあります。
自分のデッキでコインを必要としない場合でも、相手の効果でコインを使わなければいけない場面があるためコインは必要になります。
コインをはじくことが苦手な人はサイコロで代用することができます。
(例えば奇数を表、偶数を裏と決めてサイコロを振るなど)

表は色付きで裏は黒であることが多いです


表と裏が3面ずつあるサイコロ



・スリーブ(ポケモンカードではデッキシールドという商品名)
カードを保護するためのカバーになります。
なくても遊べないわけではないのですが、カードをそのまま遊んでいるとカードがボロボロになっていきますので、スリーブに入れて遊ぶことをオススメします。

ポケモンカード以外のものでもサイズが合っていれば使用できます



・プレイマット
主に横60cm×縦30cmくらいのラバーマットや1800円以上の構築済デッキに付属している紙製の物のことです。
なくても遊べますが、固いテーブルの上や床の上で遊んでいるとカードが汚れたり、めくりずらかったりするので用意することをオススメします。

メルカリ等で見かける著作権を無視した海賊版は使用しないこと



・デッキケース
60枚のデッキを入れるケースです。
そのままかばんに入れたり、輪ゴムでまとめたりするとカードが折れたり傷ついてしまう可能性があるため、ケースに入れて持ち運ぶことをオススメします。

スリーブ2重までであれば余裕で入ります



・ダメカンケース
ダメカンは数が多く散らばってしまうとたいへんなので、小さな缶ケースなどがあると便利です。

・VSTARマーカー(代用可)
ポケモンカードには現在VSTARという必殺技のようなものを持っているポケモンがいます。これは1試合に1回しか使用できないものなので、使用したことがわかるように用意する必要があります。

VSTARマーカーは主に紙製のものがあります



・SNSアカウント
現在ポケモンカードゲームはかなりの盛り上がりを見せており、公式やショップによるイベント以外にも個人主催のイベントなど遊び方が多岐にわたります。
情報収集をする上でも活用できるため、1つはあると便利です。

・かばんやケース
上記の一式を揃えていくと結構荷物が多くなります。外でポケモンカードをするようになってくると忘れ物をする可能性も出てきますので、専用のかばんやケースを用意しておくと安心です。

・ストレージBOX
ポケモンカードを続けていくと、使用しないカードも増えていきます。
収納するためのものとしてストレージBOXを用意しておくとカードを整理できて便利です。

・ポケモンカード公式アカウント
実はショップなどで開催されている大会に出るためには、ポケモンカードの公式アカウントを持っておく必要があります。

https://www.pokemon-card.com/
↑こちらからアカウントを作成し、大会出場時にはQRコードを読み取ってログインする必要があります。

ここまで必要なものを羅列していきましたが、はじめのうちはどのように揃えれば良いのかわからないと思いますので、別記事にてまとめます。

② 遊ぶために必要な金額

続いてポケモンカードで遊ぶためにはいくらぐらいかかるのか、遊び方別に大体の目安を紹介します。

◆家族で試しに遊んでみたい
金額:1,100円
内訳:スタートデッキex 550円×2個
【メリット】
一番安く遊ぶのであれば、スタートデッキexを2個買うことをオススメします。
家の中で遊ぶためには最低でも2個デッキが必要であり、1つで60枚のデッキが構築済であるため2つ買うだけで対戦ができます。
【デメリット】
あくまでも初心者デッキであるため、あまり強いカードは入っていません。
ショップの大会などにこのまま出ると全然勝てなくて面白くなくなってしまいますので、スタートデッキ同士で対戦することをオススメします。



◆それなりの強さのデッキとカード以外のグッズも一通り揃えたい
金額:6,800円
内訳:
・バトルマスターデッキ 3,000円
・デッキケース 500円
・ダメカンケース 300円
・プレイマット 3,000円
【メリット】
バトルマスターデッキは少し改造をすることでショップの大会でも勝てるようになるかもしれないデッキで、紙製のプレイマットやコインも付属しています。
公式が販売しているものとして、上記3点のグッズを揃えてしまえばほとんどの場所で遊ぶことができます。
【デメリット】
バトルマスターデッキ単体ではまだそこまでの強さはないので、上記にプラスしてデッキを改造する必要があります。
またスリーブは使用していると裂けたり折れたりする消耗品であるため、定期的に交換する必要があります。

デッキとスリーブがセットに



◆ショップの大会に出て勝ちたい
金額:デッキのみで10,000円以上※
【メリット】
カードショップなどで、デッキに必要なカードを購入し自分のデッキを改造していきます。
強いデッキはSNSなどで調べるとたくさんリストが出てくるため、はじめのうちは強いプレイヤーの真似をしてデッキを作ってみてください。
【デメリット】
複数のデッキを作るようになるとかかる費用がどんどん増えていきます。
たくさんのデッキを作りたくなる気持ちもありますが、あまり費用をかけられないようであれば作るデッキの数を少なくしましょう。

タケルライコexデッキ(サンプル)



◆全国大会、世界大会に出場したい
金額:数万~数十万円
【メリット】
ポケモンカードは年に数回、公式が開催する全国大会があります。
この全国大会では優勝を目指すプレイヤーが真剣勝負を繰り広げ、結果を出したプレイヤーは次のステージとして世界大会への出場権を得ることができます。
【デメリット】
開催地が毎年バラバラで遠征費として数万~数十万円かかります。
大会そのものの参加費は無料であるものの、北海道民は基本的に開催地から遠いため負担が大きくなっています。
また、かなり人気のイベントで参加枠が限られているため毎回抽選になります。

毎年4~5回程度実施されています



◆カードのパックを開封したい
金額:1パック(5枚入り)180円~
(基本は5枚入りが30パックで1BOX)
【メリット】
おみくじ感覚で何が出るのかのドキドキ感を味わえます。確率は低いですが、たまに大当たりのカードが引けるととても盛り上がりますね。
【デメリット】
必ず強いカードや欲しいカードが引けるわけではありません。
ある程度上限を決めて購入することをオススメします。
またよく勘違いしやすいのですが、パックだけを購入してもデッキを作ることはできません。
ベースとなるデッキを改造していくイメージで購入していただければと思います。


③ どこで遊ぶことができるのか

ここまでで自分のデッキやグッズを用意してきました。
ではどこに行けば他のプレイヤーと対戦できるのか、もしくはイベントを探すことができるのか紹介していきます。

◆ショップで開催されている公認大会に出場する
ポケモンカードの公式サイトには公認イベントを検索できるページがあります。https://players.pokemon-card.com/
こちらのサイトで
・日付
・都道府県
・詳細
の条件を入れて検索すると該当のイベントが表示される仕組みです。
これらは主にポケモンカード公式に認められたショップや資格を持っているプレイヤーが主催するイベントになりますので、安心感があります。
※参加するためにはプレイヤーアカウントが必要になる場合が多いため事前に登録をしておきましょう。

イベント検索だけであれば、アカウントがなくてもできます



主なショップ
・BOOKOFF
・TSUTAYA
・カードショップ(バトロコ、フルコンプ等)
※他にももっとたくさんのショップがあります。
初めての場合いきなりカードショップに入るのが緊張する場合はカードコーナーが併設されているBOOKOFFやTSUTAYAを利用してみてください。
外から見えるオープンなレイアウトになっていることが多いため、大会の様子を事前に確認しやすいです。

◆オーガナイザー主催イベントに参加する
上記で記載した資格を持っているプレイヤーのことを「オーガナイザー」と呼びます。
基本的にショップで開催されているイベントは一般プレイヤー向けのものが多いため、初心者に対するフォローが少ない場合があります。
オーガナイザーイベントの中には初心者向けのイベントやティーチングを目的としたイベントがあるため、初めて家族以外と対戦するのであれば、まずは近場で初心者向けイベントがないか探してみてください。
※札幌の場合、菊水TSUTAYAで小学生向けイベントが開催されていることが多いです。

◆自主大会に参加する
実は公認ショップやオーガナイザー資格がなくてもポケモンカードのイベントを企画している人は多くいます。
SNSやトナメルというアプリを使ってイベントの情報を発信している方がいるため、情報を探して参加してみましょう。
※注意点としては、参加費があるイベントが多く、優勝賞品などの特典を用意している場合があるため必ずイベントの詳細を読んでから自分に合っているイベントなのか確認してください。

◆練習会や交流会に参加する
プレイヤーの中には大会ほど真剣勝負ではなく練習や交流を目的とした軽めのイベントを定期開催している人がいます。
開催日を決めてSNSなどで情報発信をし、当日は自由に出入り可能だったりすることが多いです。

◆コミュニティに参加する
いきなりどこかのコミュニティに参加することはハードルが高いと思います。
ただプレイヤーを続けていろんな場所に顔を出しているとよく顔を合わせる人や仲良くなる人ができてくるときもあります。
コミュニティ内で情報共有したり一緒に練習したりなどメリットもありますが、集団になることでトラブルに発展していまう可能性もあるため、自分に合った人付き合いをしてください。

◆リモートで対戦する
既に知り合いがいるのであれば、リモートでの対戦も選択肢になります。
ビデオ通話ができるアプリを活用し、遠くにいる人と家の中から対戦することができます。
リモート対戦の始め方については詳しく紹介している動画などがたくさんあるため、ぜひ調べて環境を整えてみてください。


ポケモンカードは1試合25分と制限時間もありますし、ルールもたくさんあるため知らない人と対戦するのは初めてであればだれでも緊張するものです。
オススメなのは、まずはじめに初心者向けのティーチングイベントや交流会などで雰囲気を体験してから大会に出場してみましょう。


④ 始めるのにオススメのタイミング

ここまでかなり長かったですが、あともうひと踏ん張りです。
個人的にポケモンカードを始めるのにオススメのタイミングは年末~年始になります。
その理由は主に2つ。
・強いカードを安く集められるから
・集めるべきカードの種類が少ないから
順番に説明していきます。

◆強いカードを安く集められるから
ポケモンカードの場合、2か月くらいで新しいカードが発売されていくのですが、その中でも強いカードは発売直後高額になる傾向があります。
ですが毎年12月頃には1年間で登場したカードの内、強いカードや人気のあるカードがたくさん再録されているお祭りパックが発売されることによって、高額だったカードの値段が安くなることが多いです。
現に2024年1月時点でも元々1,000円近くしていたカードが100円くらいで買えるようになったりしているものもあるため、強いデッキを真似して作っても意外に安く完成させることができるようになっています。

強さ&人気のあるリザードンも安く手に入るようになりました


◆集めるべきカードの種類が少ないから
おそらくポケモンカード独自の仕組みなのですが、ポケモンカードでは発売されてから大会で使用できる期間が決まっています。これを「レギュレーション」と呼ぶのですが、カードの左下にアルファベットが1文字記載されており、1年間で使用できるカードが決まっているのです。

リザードンex(テラスタル)は「G」レギュレーション



例えば、2023年の1年間で新しく登場したカードはすべて「G」マークがついており、2022年では「F」マークでした。
このように1年ごとにマークが変更されていくのですが、2024年1月25日までは使用できるカードの種類が「EFG」の3種類なのに対して、1月26日以降は「FGH」に切り替わります。
「H」マークのカードは2024年1月26日以降に発売されるカードのマークになるため、まだ種類が多くないです。
つまり1月26日以降からであれば、「E」マークのカードを集める必要がなくなるわけです。
買ってもすぐに使えなくなるカードにお金をかけるのはもったいないので、レギュレーションが切り替わってから始めるのがオススメになります。
※もちろんポケモンカードで遊びたいと思ったときは始め時になるため、あくまでも費用を抑えて楽しむ場合になります。


最後に

さあいかがでしたでしょうか。
始めるだけであれば簡単にできるポケモンカードですが、真剣に取り組むと奥が深いゲームになっています。

ここまで長く貴重なお時間を当記事に割いていただきありがとうございました。
これからポケモンカードのプレイヤーが一人でも増える手助けになれば幸いです。

札幌在住、近郊にお住まいの方でこれからポケモンカードを始めてみたいとお考えの方は私が主催する練習会にもお気軽にご参加ください。
(2024年10月以降順次開催予定)

Xアカウント(https://twitter.com/takisuke2022
↑こちらで練習会についてのアナウンスを行っております。




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