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Weekly Report 2024/12/25 (wed)

個人的に気になったニュースや自主制作などの週報メモです。


自主制作 / 記事

Elemental Anima #0167

クリスマスに合わせて"トナカイ"と"モミの木"を描きました。トナカイは"Elemental Anima #0150"の鹿の親子を探しにきましたが・・・。
今回はEAの構図の都合上採用しませんでしたが、HAL(AI)が偶然描いた必死に探している様子のトナカイに感動し涙しました。HAL(AI)の潜在空間と現実が感情を通して繋がった気がしました。デジタルにおける"ふたつめの瞼"を閉じた先に見えるのは潜在空間なのかもしれません。
作業BGM:増田俊郎『「蟲師」オリジナル・サウンドトラック 蟲音 全 - 柔らかい角』


[TV] M-1グランプリ2024

今回は奥さんと敗者復活戦からリアルタイムで観ていました。本当に素晴らしい大会でした。みんな面白かったですが、個人的にかなり好きだったネタは、スタミナパン、ドンデコルテ、カラタチ、カベポスター、シシガシラ、バッテリィズです。何故かずっと残っているワードは、ナインチンゲールダンス「縫う前にチャコペンで塗れ」、マユリカ「大急ぎで負けに来た」、バッテリィズ「全部聞き取れたのに~」、ジョックロック「俺が面白くなります!」、オードリー若林「ワクワクするバカが出てきた」です。来年も楽しみです。


[ニュース] AI関連

[シミュレーション] Genesis: A Generative and Universal Physics Engine for Robotics and Beyond

Genesisプロジェクトは、オープンソースのAI生成物理シミュレーションプラットフォームとのことです。 最先端の物理ソルバーを統合したフレームワークを実装し、仮想領域で物理世界全体をシミュレートすることが可能らしいです。このまま精度が上がり続けていったらCG制作にも活用される時が来そうですね。関わっている企業や大学も凄いですね。


[動画] LTX Video - v 0.9.1

オープンソースの動画生成モデルLTX Videoが更新されました。最近はLTXでImage to Videoをした上で、HunyuanでVideo to Videoをするワークフローを導入したらクオリティがかなり上がりました。ですが、ストレージがもう限界なので、4TBのM.2 SSDを自分のクリスマスプレゼントに買いました。


[動画] KLING AI - 1.6 model

全体的な性能が195%向上したとのことです。KLING AIはアニメ系も強いですね。


[動画] Google - Veo 2 活用例① "The Dawn Chorus"

Google Veo 2を活用しているとの事ですが、クオリティが高すぎますね・・・。海やタコなど少し整合性が合わなくても成り立つモチーフ扱っているのもうまいですね。これを見てシャークネード系のインディーB級映画ではかなり活用されそうな気がしてきました。


[動画] Google - Veo 2 活用例② "The Heist"

カラーグレーディングやフィルムグレインなどは調整しているんでしょうか?近々だとシーンごとの統一感を調整するコンポジット技術が大事になってきそうですね。


[動画] Google - Veo 2 活用例③ "Squirrel Kick Flip"

スケボーのスケールの変化は気になりましたが、後ろ足で回転させて着地した後のスケボーの挙動とバランスを取り直す様子が凄すぎました。


[3DGS] Postshot Beta Release v0.5

Unreal Engineの統合、VRステレオレンダリング、複数シーンのマージ、Radiance Fieldsシーケンス再生機能が実装されました。


[画像] lllyasviel - LuminaBrush

ControlNetやIC-Lightでおなじみのlllyasvielさんの新しいライティングフレームワークです。画像のライティングを色のついたブラシでコントロールしています。IC-Lightで大まかなライティングの方向と色は出来ましたが、ライティングの細かい調整と色は難しいのでありがたいです。また、この1段階目で行っているライティングの均一化処理もテクスチャーを制作する際でも便利そうです。公開が楽しみですね。


[動画] Ruyi-Models

オープンソースの新しい動画生成モデルが公開されました。ComfyUIのカスタムノードも用意されているのも凄いですね。


[動画] AKiRa: Augmentation Kit on Rays for optical video generation

カメラの動きだけでなく、複雑な光学パラメータ(焦点距離、歪み、絞り)の微調整が可能なフレームワークです。ここまで細かくカメラがコントロールできるのは素晴らしいです。あとプロジェクト名がAKIRAから来ているのも気になりましたw


[3D] Blender - TRELLIS

Blender上でMicrosoftのtext to 3DモデルTRELLISを動かしています。ComfyUI上でも生成できるようになっていますが、やっぱり3Dソフト上で生成出来た方が便利ですね。


[動画] PixVerse - PixVerse V3.5 Beta Tester Recruitment

有難い事にβテスターに採用して頂けました。精度と生成速度がかなり向上してて使い易いです。もしテストして欲しいことがありましたらご連絡ください。


[画像] Recraft - 60 NEW STYLES

クライアントワークで幅広いスタイルに対応する必要が出てきたのでスタイルの種類の勉強になります。


[音] Sony - MMAudio

Sonyからでた動画に合わせた音を生成するフレームワークです。ComfyUIを使ってローカルでの生成も出来るようになっているのでかなり活用しています。ざっくりとしたSEを付けるには現状一番使い易いものだと思いますので、ご興味がありましたら是非。


[動画] Generative Inbetweening through Frame-wise Conditions-Driven Video Generation

2つのキーフレームから中間フレームを生成するフレームワークです。かなり精度高いですね。モデルが公開されるのが楽しみです。


[画像] Ideogram - Background Removal, Canvas, and Magic Fill

Fluxで同じワークフローを制作中なので参考になりますね。


[動画] Enhance-A-Video: Better Generated Video for Free

既存の動画モデルを強化できるフレームワークです。CogVideoXとHunyuanVideoにも対応されているとの事です。


[画像] Animal Photo Art References Search

動物の色々なアングルの画像をすぐに検索できるサービスです。初めて知りましたが、これはめちゃくちゃ便利ですね。


[画像] Upscaler - InvSR

ちょうど新しいアップスケーラーを探していたので、ComfyUIのカスタムノードが出たら使ってみようと思います。


[ロボット] 人型ロボットの米Figureが初の商用版を発表、「棺桶サイズ」の箱で発送

生活にロボットが馴染んでいる未来が現実味を帯びてきましたね。


[ロボット] Unitree - B2-W

機動力が凄すぎますね。この性能で15万ドル(約2300万円)との事です。


[AI] sakana.ai - Automating the Search for Artificial Life with Foundation Models

Sakana AIが人工生命を探索するアルゴリズムを発表。xAIの"宇宙の本質"などAIを活用して、生命の創発・進化にチャレンジしていくのはワクワクしますね。


[記事] xAI、NVIDIAとAMDも参画の60億ドル調達を実施 – 評価額500億ドルに到達

XでGrokが公開された事で、生成AIの扱いが更にカオスになっていますね。Grok 3が投入されるときにはSNSはどうなっていくのか。xAIの"宇宙の本質を理解する"研究開発は気になりすぎます。


[記事] AI時代のアニメ制作会社、Creator's Xが本格始動!

どういう展開になっていくのか色々な面で楽しみですね。


[政府] 文部科学省 - 初等中等教育段階における生成AIの利活用に関する検討会議(第7回)配布資料

今度、高校教員の方々に生成AIの講義をする機会があるので、参考になりそうです。しっかり目を通しておきます。


[ニュース] CG・ゲーム・リアルタイムエンジン関連

[Epic] UnrealEngineでアバターを動かす方法


[Fab] Quixel - Dark Ruins Sample Project


[Blender] point-animate-blender-addon


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