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Weekly Report 2024/10/30 (wed)

個人的に気になったニュースや自主制作などの週報メモです。


自主制作 / 記事

Elemental Anima #0159

今作はハロウィンに合わせた作品になります。映画『ジョーカー』をモチーフにした"#0157"と同じシチュエーションで"汚職と悪意"をテーマに制作しました。コウモリ(バットマン)、黒猫(キャットウーマン)、黒傘(ペンギン)、流れる血(血税)を意識しつつ、"ゴッサムシティ"の民衆の苦しみと嘆きを亡霊として描きました。そして、同じ場所に居た野良犬は…。また、この作品の誕生日は”衆議院選挙"の投票日にも合わせています。
作業BGM:Hans Zimmer『The Dark Knight (Original Motion Picture Soundtrack)』


[展示会] 手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴-

「火の鳥」展が発表されました。福岡伸一さんが企画監修されているのが本当に驚きました。自分の人生においての創作や思想は"火の鳥"のコスモゾーンの考え方がルーツになっています。別の縁で"動的平衡"の考え方に出会い感銘を受けて福岡伸一さんをずっと追っていました。それが交じり合う今回の「火の鳥」展は本当に楽しみすぎます。


[映画] 日本公開10周年記念『インターステラー』IMAX再上映

"インターステラー"IMAX再上映は嬉しいですね。日本公開から10周年は色々感慨深いです。2020年9月に緊急再上映された時も行きましたが、グランドシネマサンシャイン池袋のフルサイズIMAXで観る"インターステラー"は本当に素晴らしかったので、ご興味がありましたら是非。


[ニュース] AI関連

[画像] Stability AI - Stable Diffusion 3.5 Medium

Stable Diffusion 3.5 Mediumが公開されました。必要なVRAM 9.9GBに抑えてくれたのはありがたいです。メインPCではRTX4090(24GB)を使用していますが、サブPCの中にRTX3080(10GB)を載せてるPCもあるので、そちらでも生成出来るのは助かります。FLUXは様々な面で精度が高いですが、VRAMの使用量・モデル容量・拡張性・ライセンスが少し取り回しが悪いので、SD3.5の狙うところは素晴らしいと思います。来週ぐらいには一通りのControlNetsも出て欲しいです。


[ComfyUI] Stable Diffusion 3.5 Medium in ComfyUI + Mochi

そして、ComfyUIは即サポートしてくれました。このスピード感は本当にありがたいです。またComfyUIのアップデートを見ると先週シェアした動画生成モデルMochiもサポートしていく流れになっているので楽しみです。


[画像] lllyasviel - IC-Light V2

FluxベースのIC-Light V2が公開されました。IC-Lightはかなり使っているのでFlux対応は本当にありがたいです。早速、現状のワークフローを更新しようと思います。demoも公開してくれているので、試したい方は是非。


[画像] Midjourney - image editor, re-texturing

このアップデートはかなり便利です。Discordである部分だけを直すのが難しかったので、このエディターは素晴らしいアップデートです。


[動画] Freepik - AI video generator

遂にFreepikも動画生成機能を追加するそうです。色々な生成サービスがありますがFreepikは、動画や画像素材、モックアップ、テンプレートなどを取り扱っていたのもあり、AI以外を含めた総合力ではかなり強いサービスですね。


[動画] PixVerse - PixVerse V3

PixVerseの新しいモデルが発表されました。Pikaと同じような方向性となると精度や個性を考えるとPikaに流れて行ってしまう気がします。


[動画] Pika - new Pika effects

イベントに合わせたエフェクトの追加などSNSのムーブはPikaが一番うまいですね。


[動画] Google - InkSight

手書きのメモの写真からペンの動きを抽出するモデルです。これは面白いですし、活用の幅はかなり広そうです。映像やPV内での手書きアニメーションを制作する際にパスを描いて、書き順を指定していた工程がこれで簡略化できますね。サインをアニメーションする演出にも使えるし、ちょっとしたスケッチのアニメーションにも応用できるので、色々試してみようと思います。


[画像] 謎の画像生成AIモデル red_panda

"red_panda"という謎の画像生成AIモデルがArtificial Analysisのリーダーボードで1位を取っています。GPT-4oの時も似たようなことがありましたが、このFlux1.1 [Pro]をも上回る"red_panda"が気になってしょうがないです。正体がSanaだったりしたら嬉しいですね。


[3D] Deemos Tech - Rodin Gen-1 with RLHF

RodinでもRLHFが導入されたんですね。やっぱり人間がある程度クオリティをジャッジする必要はありますね。Midjouneyはそこが上手すぎます。また、3D ControlNet機能も無料で使える言う事ですので興味がありましたら是非。


[画像] Flux - LoRA - prettyshot_v1

リアルで芸術的な写真の生成に特化したLoRAです。


[サービス] RenderNet - Canvas

Ideogramに次ぎ、RenderNetにもCanvas機能が追加されました。KreaAIの様に動画生成サービスをAPIで統合しているような所だと、共同作業機能やアプリなどで、差別化を出していくのが良い気がしますね。


[動画] Meta - MarDini

少ない画像から動画の補間や動画の拡張などの動画生成が可能になるフレームワーク。スローモーションなどの動画を生成する際に活用されていきそうです。


[動画] FasterCache: Training-Free Video Diffusion Model Acceleration with High Quality

動画生成が1.6倍速くなるフレームワークです。動画生成はどうしても生成速度が遅くなってしまうので、このアプローチはありがたいですね。Mochiも対応していいただけると助かります。


[Motion] Metive

AIモーションキャプチャサービスのオープンベータが公開。韓国の学生ら3人が開発されたとの事。これも検証してみます。


[音楽] Video to Music - MuVi

動画に合わせた音楽を生成するフレームワークです。もう実際に使われてる音楽と思うぐらいクオリティで驚きました。


[AI活用] Runway Act-One vs Kling w/ LivePortrait

この検証めちゃくちゃ分かりますw 自分もいざ使ってみたら、Act-Oneは被写体が動いていない時やクローズアップショットはかなり有効なのですが、動きながらは出来なかったのでこの様なシチュエーションではLivePortraitの方が有効でしたね。


[ComfyUI] Inspyrenet Rembg

精度の高い背景除去が可能なInspyrenetがComfyUIに実装されました。ちょうど、レイヤー分けするワークフローの制作をしていたのでありがたいです。


[3DGS] new 3D Gaussian Splatting file format .SPZ

3D Gaussian Splattingのファイルフォーマット".SPZ"が発表されました。3DGSのJPEGフォーマットの様なものとの事です。これが色々なDCCツールやソフトで一般的に対応されていくのがどれぐらいになるのか楽しみですね。


[コスプレ] nVidia - mini-Jensen in Taiwan

これはほっこりしました。


[ComfyUI] ComfyUI - v1.3.24 グループ選択機能

めちゃくちゃ細かいアップデートなのですが、グループ選択して動かせるのは本当に嬉しいです。


[3D] DreamCraft3D++

オープンソースの3Dモデル生成の精度もここまで来ました。生成時間も20倍速くなりました。まだモデルは公開されていませんが、公開されたらすぐ検証してみようと思います。


[AI活用] "That 'Poe' Life" [AI Short Film]

この質感はやっぱり相性がいいですね。


[3DGS] Spatialography

3DGSの魅せ方として素晴らしいです。


[ロボット] Clone - Torso

人工筋肉で動くロボットが発表されていました。ウェイランドユタニが作る"合成人間"はこちらの方向な気がします。

[記事] GoogleがAI生成テキストに透かしを埋め込む技術「SynthID-Text」をオープンソースで発表

"テキストにも透かしを埋め込む"と言う発想が無かったので驚きました。


[記事] Disney Poised to Announce Major AI Initiative | Exclusive

近々、ディズニーから生成AIについての活用の大きな発表があるとの事です。この発表の内容によっては、クリエイティブ周りで大きな影響がありそうですね。


[記事] STORIA法律事務所 - 歌手・声優の「声」と生成AI(1)~基礎と開発・学習段階での利用~

STORIA法律事務所のAIについての記事です。あとでしっかり読みます。


[ニュース] CG・ゲーム・リアルタイムエンジン関連

[資料] Unreal ✕ Houdini で広がるアーティストの可能性


[Epic] UNREAL FEST 2024 TOKYO


[Blender] Phenix

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