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Weekly Report 2024/05/08 (wed)

個人的に気になったニュースや自主制作などの週報メモです。


自主制作 / 記事

Elemental Anima #0134

毎回デザインフェスタの時期に制作しているプレゼント用の作品です。"こどもの日"、"母の日"をモチーフに制作しています。過去に母と制作したバラの写真の作品"Heart #1"をHAL(AI)に学習してもらって制作しています。ピンクに輝くイースターエッグは、大きな愛の中に小さな愛が詰まっているイメージです。いつも応援してくれているホルダーさんが今作を受け取った時に温かい気持ちになってくれたら、という想いを込めて作りました。


[お知らせ] デザインフェスタ vol.59 出展情報

デザインフェスタは、様々なジャンルの創作を一度に浴びることが出来る刺激的で楽しいイベントなので、ご興味がありましたら是非!


[ニュース] AI関連

[企業] Apple Event - iPad Pro

M4チップ搭載のiPad Pro気になりますね。Final Cut ProやLogic ProでのAI活用もみれて、Appleの"機械学習"から"AI"に移行するグラデーションを感じました。来月のWWDCではAI周りをがっつり発表する感じがします。iPad ProのNPUを使った画像生成も試して欲しいですね。そして、プレスで破壊するのは、1984 Macintoshの破壊的イノベーション表現セルフオマージュなのかもしれませんが、この時勢での表現として少し悲しくなりました。今回の演出もそのまま逆再生にしたらかなり印象が変わったのかなと。あと、1985年のAppleのCM"Lemmings"も思い出しちゃいました。"悲しくなった"理由は色々な角度で考えられるのでしっかりと向き合いたいと思います。


[動画] Adobe - MaGGIe: Mask Guided Gradual Human Instance Matting

Adobe版のSegment Anythingですね。シンプルに便利なので、今年中にはPremiereとAfterEffectsに実装して欲しいです。あと、シンプソンズのマギーがアイコンに使われていて、久しぶりにシンプソンズを観たくなりました。


[画像] Leonardo Ai - Multi-Style & Content Reference

最近の画像生成系サービスのトレンドは、IP-Adapterを活用したリファレンス機能ですね。


[画像] RenderNet

新しい画像生成系サービスです。ControlNetも使えて、FaceDetailer、LoRA、細かいところに手が届いている感じはしますね。地味にCanvas機能は便利そうです。現在は無料で使えるので、UIの参考資料としても良いかもしれないです。


[LLM] nVidia - Visual Fact Checker

学習無しで2D画像と3Dオブジェクトの両方に忠実で詳細なキャプションを生成するパイプライン。自分でデータセットを作る際にキャプションがかなり大変ですし、キャプションで学習の精度が変わるので、これは今すぐに使いたいです。ですが、おそらく日本の写真は少し弱い気もしますね。


[LLM] Dify

ComfyUIのLLM版の様なサービスですね。ノードベースで見やすいですし、開発もしやすそうです。ちょっと触ってみようかと思います。


[3D] Meshcapade - text to motionなど

アバターをカスタマイズできるうえに、テキストから精度の高いモーション生成が可能なサービスです。ローカルインストールも出来るそうなので少し試してみようと思います。


[動画] ByteDance - StoryDiffusion

ByteDanceがストーリーを元に動画や漫画などを生成できるフレームワークを発表しました。Soraを目指した動画のアプローチは分かるのですが、そこにマンガ生成が組み込まれているのも興味深いです。ストーリーに沿った一連の画像を生成するのは副産物としても面白いですね。こちらにDemoもあります。


[LLM] LM Studio

ローカルLLM環境を構築するアプリとしてかなり使いやすいので興味がある方は是非。


[画像] Unstudio.Ai - Real Time Photoshoots

リアルタイムでプロダクト用の画像を生成できるのは便利ですね。


[宇宙] SpaceX - EVA Suit 

AIとは関係ないのですが、SpaceXの船外活動スーツがかっこよかったので。


[AI活用] Karen X. Cheng - insta360 × AnimateDiff

表現と演出が素晴らしいですね。


[AI活用] Paul Trillo - Washed Out “The Hardest Part”

Paul Trilloさんは、Soraを活用して新しいスタイルを確立しましたね。David Lynchの様なシュールな世界感に動きのあるカメラワークが入り面白い作品になってますね。


[記事] 生成AIの偽情報規制「必要」89%、世論誘導「不安」86%…読売世論調査

下の記事も含めると気持ちはわかりますね。逆に不安になるように誘導しているという解釈もできますが。マトリックスの様な世界にならない為のグラデーションを考えたいです。


[記事] AI女性広報が声明発表 名前は「勝利」にちなむ ウクライナ外務省

情勢も含めて、いよいよ感が出てきましたね。


[画像] ibisPaint - AI学習妨害機能 追加

AI学習妨害機能を搭載したお絵かきソフトは世界でも初めてではないでしょうか?ibisPaintのAIお手本機能の時からの動きが逆に説得力にも作用していますし興味深い動きです。AI学習妨害機能のだけの為にも使うことも出来つつ、使う際に広告を入れたり、それでいてAIアップスケールやAI着彩機能も実装していたり、両方の視点が入っている不思議なソフトになりつつありますね。周りの反応も含めてibisPaintの動向を追っていきたいです。


[記事] AIで「声を残す」プロジェクト 難病の女子大学生が見せた笑顔 再現された自分の声に「すごく自然」

生成AIのポジティブな活用だと感じました。自分も同じようなベクトルで自分のデータセットを残してHAL(AI)に憶えてもらえたらというモチベーションでAIと向き合っています。


[記事] 人気漫画家 生成AIに絵柄を無断学習される“なりすまし横行”に苦言「削除困難ギリギリ現行法を回避する」

今度のヤングサンデーで、森川ジョージ先生、多分、清水さん?、だろめおん先生で生成AIについてを取り上げるとの事なのでどのような議論になるのかしっかりと追っていこうと思います。


[ニュース] CG・リアルタイムエンジン関連

[UE] 2024年5月の Unreal Engine マーケットプレイス無料コンテンツ


[FX] EmberGenを活用したStarwars ファンムービー

[Unity] Unity 6 Preview is now available


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