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アイキャッチ画像の効果が2倍になる「2つ」の方法


ポスターにチラシ広告、Webサイトといった
媒体に起用されるのが「画像」。

たとえば、目を惹かせるために
「画像」や「イラスト」「写真」を
掲載してみたりするはずです。

Webサイトの「アイキャッチ画像」や
「サムネイル画像」は、記事へと誘導させるための
役目を果たしてくれます。


本文へと誘導する「橋渡し役」



訪問下さったユーザーに、
一瞬で惹きつけ、興味をもってもらい、

“ 本文を読んでみたいと思ってもらう ” 

という重要な目的を果たさなくてはいけない。

サイトを開いて、1秒で惹きつけないとユーザーは

「ちがう!」

と判断し、即離脱されてしまうわけです。

実際あなたも経験はあるはずです。
ネット検索してページを表示させた瞬間、
すぐに「×(閉じる)ボタン」または、
「←(戻る)ボタン」を押して、
そのページを閉じようとしたことが。

なぜか。

瞬間的に「ちがう!」と判断したから。

それだけです。

極端な例ですが、
以下のようなサウジアラビアのサイトを開いてしまった時、
やはり、すぐに閉じてしまうでしょう。


画像1


アラビア語を解読できる方、もしくは勉強中の方は、
瞬間的に閉じることはしないでしょうが、大半の人は

「何?ちがった!」

と認識して閉じるか戻るはずです。


では、
次のサウジアラビアのサイトを開いた時、
先ほどのアラビア語だけのサイトと比べ、
瞬時に閉じるかどうかを検討してみて下さい。


画像2


どうです?

一瞬「何これ?」ってなりませんか?

「そびえ立つ超高層ビル的なものは何?」
と一瞬惹きつけられ、即閉じてしまうことは
しないと思われます。

とはいっても、
結局はアラビア語が読めなくて、
数秒後には閉じてしまうのでしょうが、

先ほどのアラビア語のみのサイトと比較したら、
後の「アイキャッチ画像入りサイト」の方が、
惹きつけられるものがあるはずです。

「アイキャッチ」は
「eye catch」または「eye catching」
などと英語で書くことができますが、
実は英語表現にはない和製英語。

広告やチラシだけでなく、
テレビのCMやユーチューブなどの動画、
ショップでは商品の購入意欲を高める効果があるため
様々な媒体で起用しています。

ちなみに、余談ですが、
先ほどの超高層ビル的な建築物は、
アラビア半島のほぼ中心に位置するサウジアラビアの
首都「リヤド」の中でも名所とされていて、
「キングダムセンター」と呼ばれる超高層ビルです。

高さは302メートルで、日本の「あべのハルカス(300メートル)」
とほぼ同じなのですが、キングダムセンターの魅力は
夜はライトアップが、日中はガラス張りなので、
光源により反射されるその「美しさ」にあるという。

余談ですが。


アイキャッチは自己アピールの第一印象



さて、

訪問されたユーザーの方に、一瞬で惹きつけるためには、
限られた時間で視聴者の心に訴えかけねばなりません。

今回取り上げたのは

「アイキャッチ画像」。

知りたいことは、
「どんなアイキャッチ画像を掲載するのが適しているか」。
ですね。

アイキャッチ画像を選ぶとき、
大抵は、
サイトの内容に適した画像を選択すると思います。

それは正しい判断です。

「料理」のサイトに「荒ぶる海の高波」画像が
ドドンと掲載されていると「訪問先を間違えてしまった」
とすぐに離脱するでしょう。

なので、
料理のサイトなら、食材やおいしそうな料理の画像を掲載させ、
「このサイトは料理のページですよ」という事を、
一瞬で伝えなくてはいけないですよね。

ですが、
そんなことは当然といえば当然かもしれません。

しかし、
先ほどの超高層ビルの画像が掲載された
サウジアラビアのサイトを訪問した時、

「ここはキングダムセンターについてのサイトです」

とは知る由もなく惹きつけられたのではないでしょうか。

つまり、
サイトに適した画像や写真アピールやイラストを掲載しておけば、
瞬間的に興味をもってもらえるとは限らない。
と解釈できます。

これよりお伝えする「2つ」の要素は、
大半の媒体で有効だとされ、
広告業界やWebマーケティング業界においても
広く知られていることなので、
知っておいて損はない大切なことです。

その2つの要素というのは ────。


画像にキャッチコピーを入れる


一つ目は、
「画像にキャッチコピーを入れる」

え?

画像に文字を入れる意味はあるのですか?

それがあるのです。

百聞は一見にしかず。
下の画像を見てみましょう。


画像3


どうでしょうか?

目を引くだけでなく、
内容が気になったりしませんか?


ところで、サイト画像の
「キャプション」はご存知でしょうか。

キャプションとは、
画像の下部または上部なりに、
その、画像を説明するテキスト文章。をいいます。

こんなのがそうです。


画像4


キャプションというのは、
単なる画像の説明だけではなく、
効果的な書き方とその効果があります。

まず一つは、鉄則として、

「分かっているを書いては意味がない」です。

次のキャプション入り画像をご覧ください。


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キャプションに書かれた内容は、

「これは、リンゴです。」

どうです?

“ 見りゃわかる” 

ですね。

わざわざリンゴだと説明されなくても
リンゴは分かるでしょう。

キャプションとは、画像の説明。

つまり、

「画像にない要素を説明する」
必要があるのです。

つまりはこうです。


画像6


これなら、ただのリンゴだとは思いません。

「無農薬を使っていないリンゴ」

という画像にない要素を説明書きするのが

「キャプション」なのです。

つけ加えると、画像にない説明とは、
リンゴが酸っぱいのか、甘いのか、
もぎたてなのかなど、

画像だけでは伝わらない要素を記す
ことも知っておきましょう。

さて、
キャプションは、伝えるべき説明書きの
役目を果たす効果がありますが、
別の効果も実はあるのです。

それは、

“ 画像に書かれたテキスト文字は本文の2倍は読まれる ”

 という調査結果がでているのです。

「広告の父」と呼ばれるディヴィッド・オグルヴィは、

「本文よりも、イラストに書かれたキャプションを読む人のほうが多い。従ってイラストには必ずキャプションをつけるべきだ。」

と明言を残しています。

確かに、
画像に書かれたテキスト文字は、
つい読んでしまってはいませんか?

そう、
元々人は、情報の8割以上を視覚から取り入れている。

テキスト文字よりも、
画像やイラスト情報を優先的に見ようとするのです。

ですが、
画像を見ただけでは、それがなんなのかを完全に
理解することはできません。

なので、
そこに書かれた文字は、
画像が持つ情報の手がかりとなる唯一の説明。
というわけなのです。

さてさて、
そのキャプション効果をアイキャッチ画像でも利用するべき。
利用しない理由はないともいえるのである。

ここまで説明すればもうお分かりですね。

タダの画像と、テキスト文字が記された画像のどちらが、
ユーザーを引き付ける効果があるのかが。

タイトル、キャッチコピー、リード文、
なにを書くかはあなた次第です。

果たすべき役目は、
「いかに本文へと誘導できるかどうか」
がカギとなるのです。


広告業界ののセオリー「3Bの法則」を知っておこう



では、
アイキャッチ画像を効果を上げるための方法。

2つ目の要素は、

「3Bの法則」と呼ばれるものです。

もうすでにご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
知らない方は、知っておくべきことです。

「3Bの法則」とは、

美人(Beauty)

赤ちゃん(Baby)

動物(Beast)

画像のイメージキャラクターとして、
「美人の女性」を起用しましょう。

すれば惹かれる画像になります。

なるほどなるほど。
なるほどでしょ、男性諸君。

もちろん女性の方も。


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画像のイメージキャラクターとして、
「赤ちゃん」を載せましょう。

これは、限られたサイトになってしまいそうですが、
「ベビーフェイス効果」という人の心理現象を利用しています。

大半の人は、かわしい赤ちゃんをみると、
緊張感がほぐれ警戒心がなくなり、
「守ってあげたい!」心理が働きます。

赤ちゃんの画像は、見た人に親近感を与え、
より安心感を感じとる効果があるのです。

初めて訪れたサイトは、少なからず警戒心があり、
安心しきれない心境がありますが、

そこで赤ちゃんの画像をみると、本能的に、
フーッとその警戒心が取れるといわれています。

となると、
3つ目の「動物画像」も、
赤ちゃんと同じ効果があるというものです。

もちろんイラストでも効果があります。


画像8


実は、この「美人」「赤ちゃん」「動物」の
3B要素に近いモノがありますが、惹きつけられやすい画像を
ランキング形式で発表された調査結果があるので、
ここで紹介しておきましょう。

子供と赤ちゃん

お母さんと赤ちゃん

スポーツシーン

芸能人

なぜこれらの写真は、
人を惹きつける効果があるのでしょうか?

それは、
愛する人を守りたい、そして気遣いたい、
元気でいたい、有名になりたいといった、

本能的な欲望の欲求をあなた自身が求めているからです。


「子供と赤ちゃん」

子供と赤ちゃんの画像は、
ついこの間まで赤ん坊だったお兄ちゃんが、
いつの間にかお兄ちゃんらしさを見せ、
妹である赤ちゃんを気づかす姿に愛らしさを思えます。


「お母さんと赤ちゃん」

お母さんほど子供の心を癒し、
しずめてくれるものは他にない。

上記ではお母さんと赤ちゃんとなっていますが、
赤ちゃんと子供でも、惹きつけ伝わるものがある
というものではないでしょうか。


「スポーツシーン」

いつになっても運動はいいものです。
高齢化社会と余暇の活用という社会環境に応じて、
運動・スポーツは脚光を浴びている事は確か。

明るく元気なの根源はスポーツ。
それは本能的な体を動かす欲求なのです。


「芸能人」

夢を売る仕事人。
それはやはり、芸能人という憧れの存在に
強く惹きつけられてしまうのです。

権威性があるからといってしまうと、
なんだか野暮ったくなってしまうが、
夢の再現性を演じてくれるスター性といえば
どうだろうか。

このように、
「3Bの法則」や欲を満たす「画」を起用すると、
視聴者の目に留まり、好感を持たれやすいという、
広告業界の常識となっているセオリーなのです。

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