愛憎芸 #20 『友愛の実存を確かめる時に少し拳を握りしめる動作を』
すっかり忙しない日々になってきた。2023年は4月に突入して、今久々にノートパソコンの姿で私にキーボードを叩かれている画面の右下には「鬼滅の刃刀鍛冶の里編」の予告通知がNetflixから飛んできている。刀鍛冶は結構終盤。もうアニメもそこまで来ているのか、来年まさか柱修行だけで終わらないよな、2024年に一気に無限城までやるんだろうか。鬼滅の刃の推しを聞かれて炭次郎と答えてしまう。そういうことを聞いているわけではないだろうに。でも鬼滅の刃の主人公が炭次郎じゃなかったら、弱虫ペダルの主人公が小野田坂道じゃなかったら、ぼっち・ざ・ろっくの主人公が後藤ひとりじゃなかったら、私はどの作品も愛せなかったと思うし、どの作品でもこの主人公に感情移入する瞬間がどこかであって、その都度泣いてしまう。小野田坂道が2年連続インターハイで優勝したっていいじゃないか。進めショ、坂道。お前はいつだって、ドリーム、叶えてきたショ…あのシーンがアニメ化されただけで、NHKに大感謝なのです。巻島さんを演じるのは森久保祥太郎さん、我らが茂野吾郎なのだ…
Homecomingsの新曲『US/アス』がすこぶる良かった。なんか、ギターの福富さんがずっと言ってきたことの結実のような曲だ。何かが結実した瞬間というのは美しい。福富さんは私と同じようにずっと学び続けているし、それでいて心の柔らかい部分を守り続けているというか。ずっと尊敬している。
どの歌詞が好きかな。「広告すり抜け朝になるまで、小さな光も覚えているよ」かな、でも何よりサビのメロディーが泣けるな。「僕らはたまたま美しい」と叫んでくれること、偶発的な美しさ、何かがたまたま起こること、その賛歌として美しい。Podcast『Call If You Need Me』でおなじみ恵愛由さんのモノローグもいい。ホムカミ周り(ホムカミ、ローラ、愛由さんetc)を追ってきて1年くらい経つ。感情がある程度豊かになったし、いい意味で色んな事に敏感になれている。一人の時間にホムカミが寄り添ってくれていること、ありがたいしアルバムも楽しみだな。
この曲、私的、ドラマ『今夜すきやきだよ』のテーマソングだな。これまた最終回でバカほど泣いたのだ…
君が幸せならさ、それでいいはずだし、僕の出る幕じゃないか、と絶対に清水依与吏の歌詞であるそれがイヤホンから流れてきた。気が付けばback numberの東京ドームライブも来週に迫っている。珍しくセトリのネタバレを1ミリも踏んでいない。最近はずっと、最後の2曲は「花子」→「スーパースター」が鉄板化しているのだけれど崩しはあるのだろうか。すごくいいアルバムだったし、今バンドは最強だから、5年前のドーム公演とは別物と思った方がいいのだろう。私はね、ホムカミも好きだしローラも大好きなんだけど、清水依与吏のことも大好きなのであります。そういうもんじゃんっていうのが最近のモード。
エンタメのことばっかり書いた回になったな。これ書いてるうちにダウ90000の一般公演は即完してた。蓮見くん凄すぎるでしょ。次いつ見れるねん。
さっき、2月まで一緒に、本当に一緒に働いていた、つまるところ自分のアシスタントだった人が大阪から電話をかけてきてくれた。「この話は誰でもなく瀧本君にしたいなと思って」と言って。なんか、人間関係の構築が最近苦手になったのかなと思っていたけれど、ちゃんと自分はこの人を大切にしていたし、大切に思ってくれていたんだな、とその実存に包まれるような感覚を得た。だから今自分が少しだけ歩き始めていることを話して、「タイミングw」と二人で笑った。来週back numberを一緒に観る友人にしてもそうだが、そういう人生の波形のようなものが重なりやすい人というのは確かに存在するし、そういう人は自然と大事な存在になっていくのだと思う。
ちょっと、いや、本気で頑張らなければが続くので、引き続き精進。