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ROUTER FMで自分が昔やってたバンドの音源を配信してSpotifyで聴けるようにしてみた

この記事は、音源配信サービス「ROUTER.FM(ルーター・エフエム)」を使って、自身の音源(曲)を配信する方法について、まとめたものです。


音源配信をしてみたきっかけ

筆者は学生時代(00年代なので、もう20年くらい前!)にアマチュアのオリジナルバンドでドラムを叩いていました。結構、一生懸命やっていたので、インディーズバンドと対バンさせてもらったり、自主企画でツアーしたり。
たまに。ライブハウスやインディーズレーベルから声かけていただいて、全国流通する(いわゆるCD屋で売っているCDと同じ形の)コンピレーションアルバムに1曲入れさせてもらったりしてました。

【その1】結局、管理が行き届かず、上手く聴けなかったりするのよね。。

【その2】「上海バニーガール 」the rosalyn
https://www.sazanamilabel.com/catalogue/girls-sazanami-beat-vol-4/

当時は、自分たちの音源(曲)を広める方法って、
・ひたすらライブして、聴いてもらう(フェスや色んなライブハウスやバンドの企画に出る)
・自主制作の音源(CD-R)を売る/配る
・Myspace(懐かしい…と思っている人はいるはず。)や、Soundcloudにアップする くらいしかなかったんですよね。

当然、レコーディングして、CD盤を全国流通させるって方法もあるにはあるんですが、これをいきなりアマチュアバンドができるわけはなく…(お金も、方法すらも分からず、かなりハードルが高い。)
上記の3つくらいを周りのバンドマンたちの見よう見まねでやってみるという感じでした。(ねぇ、当時のバンドマンはそうだったよね?)

さて、そこから10年ほど経ち、時は現代に戻ります。
私も社会人になり、父親になり、仕事や子育てに没頭する日々を過ごしていました。
学生時代、あれだけ聴いていた音楽も、最近の流行りも知らないぐらいになっていました。たまに聴くのも、昔から聴いていた音楽ばかり。

そんな折、職場の何気ない会話の中で、先輩(かなりの音楽好き)が言っていた言葉が、かなり刺さってしまった。

「耳と感性が衰えるから、最近は無理やりにでも新しい音楽を聴くようにしているんだよね」

あ、ヤバい。自分、(昔なりたくなかった)おっさんになってるわ。

それから、スマホに入れたSpotifyで定期的に新譜(これまでに聴いたことのないバンドの音源)を聴くようになりました。


Spotifyで衝撃を受けたミュージシャンたち

「貉」有田 咲花

1曲目の「今時の女は拳銃を以て」で、まず頭をガツンとやられてしまった。ダークでアングラな椎名林檎 meets 渋谷系という印象を受けた。全体を通して、パンクな印象も感じさせる。Xでは浅川マキの名前を挙げている人もいたが、この時代にこれがアマチュア(手つかず)の状態で全国(というか全世界)に出るんだというのが個人的に衝撃を受けた一枚。
誰かに評価される(されたい)とかは、さておき。
もう一度、音楽に向き合いたいという気にさせられた一枚ですね。

「俺に真実を教えてくれ!!」テレビ大陸音頭

ある日、テレビのニュースを見ていたら、「札幌の高校生のバンドが今アツい」的な特集をやっていて、紹介されていらのが、彼ら。
番組でのギグの様子が、一言で言えば「ザ・タイマーズ」。
音楽的にはP-modelとか暗黒大陸じゃがたらのような印象を受けました。

おい、最高にカッコイイじゃねえかよ。

こんなバンドと当時対バンしてたら一気に好きになって、仲良くなってただろうなと思うようなバンドです。(あれ?札幌?ロック・リバイバルがやってきてる?)

そんな文脈でもう一枚。

「TOUGHNESS ROMANTIC」天国旅行

ロックバンド(ちゃんとロックン・ロールを鳴らしているバンド)だなと思ったこれまた札幌のバンド。格好良いから聴いてみてください。

さて、こうして徐々にバンド熱が高まってきた私。

2024年11月頃、
ふと押し入れを整理しているときに、
昔、自主制作したバンドの音源を見つけます。
懐かしくなって聴いてみる。

いやー懐かしい。
ってか、これSpotifyで聴けるようにならないかな?

酔いも任せて、立ち上げていたPCで
「音源配信 自分で」をググってみる。
すると、以下のようなページが出てきた。

ふーん、1曲いくらで登録するパターンとか、月額いくらで登録するパターンとか、色々とあるのね。
今さらバンド復活させる訳でもないから、
月額いくらでお金払って配信するのもなぁ…


ということで、
「還元率は80%で、手数料を支払うのは初回のみ」に魅かれた
ROUTER.FMにすることに。

ROUTER.FM(ルーター・エフエム)とは?

ROUTER.FM(ルーター・エフエム)は独立系ミュージシャン向けの楽曲配信流通サービスです。ウェブ上の簡単な手続きだけであなたの曲を、Apple Music/Spotify/Amazon/Deezer/NetEase/Pandora/QQMusicなど、日本国内のみならず世界での配信を実現します。ROUTER.FMへのお支払いは配信登録時のみ。年会費はかかりません。

ミュージシャンが世界で音楽を売るサービス「ROUTER.FM(ルーター)」


配信登録の方法(超簡単!)

サイトのトップ画面から、新規配信登録をクリックして、
後は画面の指示に従い、
以下の流れで必要情報を入力したり、
音源のデータをアップロードしていきました。

・配信プランの選択(シングル ¥1,380/EP ¥2,980/アルバム ¥4,600)
→自分はEPを選択しました。
・基本情報の登録
→アルバム名、アーティスト名、ジャンル、リリース希望日、ジャケット画像(3000×3000ピクセル以上の正方形画像でRGBカラーモードのJPEG形式(.jpg)のファイル。なので、私は昔の手書きのジャケットをスマホで撮り、Canvaでサイズ指定、JPGにしました。)、アーティスト紹介、アーティスト画像の指定(この辺は、先に撮影しておくのがおススメ。私は以前のバンドのHP用に撮っていたのを見つけられずに、画像なしで登録)
・楽曲情報の入力
・楽曲アップロード(あとで修正できないので、一度通して聴くことをおススメします。私はこれで失敗しました…)
・配信サービスの選択(とりあえず全部のサービスで配信を選択しました。)
・内容確認
・支払い手続き


配信までは自分は1か月くらいかかりました。
ちょうどクリスマス時期だったので、自分へのプレゼント的な感じでワクワクしてました。

んで、できたのがこちら!

「Big Beat Carnival」the rosalyn→自分のバンド

いやー、本当にヘタだね 笑 
でも、自分的には大満足でした。

昔、バンドの目標の一つに、
「いつか自分たちの曲を、コンピではなく、アルバムにして、全国流通させたい!」というのがあったので、それが10年以上経ったけど、叶えられた気がしています。

これをきっかけに、バンドのメンバーにも数年ぶりに連絡してみたり。

さいごに(感想とか)

感想:音楽配信はめちゃくちゃ簡単でした。そして、全国(全世界)に自分の曲が聴かれる可能性があるってだけでも、ワクワクしました。
青春の心残りに一区切りつけれたので、これからはまた、別のかたちで曲を作って配信したいなと思っています。

バンドマンよ、書を捨てて、配信しよう!

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