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双子の流産手術、そしてこれからのこと

今日は12月におこなった稽留流産手術について
お話をさせてください

まだ1ヵ月しか経っておらず
当時のことを振り返ると未だに胸が苦しくなります

ただ、目を背けてはいけないという気持ちと
あの子たちを忘れたくないという想いで
今、このnoteを書いています

妊娠12週目の健診で
双子の稽留流産が確定しました

母子手帳をいただき、
もうすぐ安定期だねなんて夫と
これからのことを話し始めていた矢先の出来事です

子供たちの大きさから、おそらく11週目で
心臓が止まってしまったのではないかとのことでしたが

前回の記事でも書いた通り、
それまでの間、出血や腹痛などの前兆も無し、
ましてや双子だということすら知りませんでした

週数や双子であることをふまえ
私の場合は1泊2日で入院をすることが決まりました

これまで入院や手術とは無縁だった私が
まさかこんな形で体験することになるとは
昔の自分では想像もつかなかったと思います

流産が確定した日の2日後に
入院、そして手術

問題なければ翌日退院といった
スケジュールとなり

起こった事実をなかば半分受け入れられないまま
入院の準備をしました

入院する当日の朝
玄関を出るときにふと
次この家に帰ってくる頃には
私はひとりなんだ
、と
胸が苦しくなったのを鮮明に覚えています

そして、短くも長い、
私とおなかの子
3人の入院生活がはじまりました

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●8時半 入院
 金具付きの下着&ヒートテックの着用がNGとのことで
 入院着のみになってしまい、寒さで震える
 持ってきたレッグウォーマーと
 モコモコ靴下の存在がありがたかった

●9時 夫とお別れ
 入院中の付き添い、面会はNGでした
 夫に会えたのは入退院時の送り迎えの時のみ

●10時 
 あまりにも寒く、看護師さんに伝えると
 湯たんぽを持ってきてくれました
 ようやく寒さから解放された・・・

●10時半 診察&前処置
 子宮口を広げるための棒を入れた
 入れる瞬間がすごく痛かったけど
 卵管造営、採卵よりは比較的マシな痛みかな?
 お手洗いの際に棒が出てしまった場合
 入れ直しをしないといけないかもと言われ戦慄
 お手洗いには極力いかないよう決意を固める

●10時50分 点滴開始(水分補給のため)
 お腹の痛みが段々と和らいできた
 前処置の痛みが衝撃だったのか
 点滴する時の痛みはほぼ感じず

●15時 手術(※静脈麻酔)
 ベッドごと手術室に移動
 数時間前に安定剤を飲んだからか
 麻酔を入れるまでの記憶があやふや
 手術台に乗った後、麻酔が効くか心配だと
 先生と看護師さんに確認してた気がする
 現実かどうかは覚えていない
 
 麻酔が効いたおかげで手術中は全く痛みを感じず
 ブワーッと光が輝いてる塔のようなところで
 ひたすら回転しているような感覚に陥る
 
●16時 覚醒
 看護師さんに向かって
 一生懸命何かを喋ってたけど思い出せない
 唯一思い出せるのは誰もいない部屋で
 今何時ですかー?と数回叫んだことくらい

 しばらくすると気持ち悪くなり嘔吐
 止まらない嘔吐、次第に意識が混濁する
 死に物狂いでナースコールを押したが
 吐しゃ物が喉に詰まり声が発せず
 看護師さんが只事じゃないと焦りながら来てくれ
 無事に救出されるもベッド、服、髪の毛、全て吐しゃ物まみれ
 ※汚い話で本当すみません

 麻酔が残っており身動きもとれないため
 そのままの状態で1時間半ほど放置される
 吐しゃ物が冷えて布団が冷たく、そして臭い

●17時40分
 ようやく麻酔が切れて動けるようになる
 しかしまだ起き上がることができないので
 横たわった状態のままベッドシーツと服を
 看護師さんに変えてもらった
 あわせて、吐しゃ物まみれの体を拭いてもらうも
 シャワー禁止なので髪の毛はまだ汚い

●18時 夕飯
 およそ20時間ぶりの夕食
 メニューはブリ大根
 手術が終わったせいかつわりは全くなくなり
 4ヵ月ぶりにご飯が美味しいと感じて思わず涙
 
●18時半 夕飯の片づけと洗髪
 ご飯を食べ終わり
 ようやく本格的に動き出せるようになる
 ハンドソープを使い、狭い洗面台で髪の毛を洗う
 その後、ドライヤーが無いので長時間かけてタオルドライ

●19時 夫と電話

●0時 就寝
 色々な思いがこみ上げてきて中々眠れなかった
 
●5時 起床
 緊張がまだ解けないのか、朝も早く起きてしまった

●7時半 朝ごはん
 メニューは焼きサバ定食
 昨日に引き続き、ご飯を美味しく食べられることに
 感謝しながらほぼ完食

●8時半 診察
 子宮の中はおおよそ綺麗な状態
 ただ、まだ残留物があるため
 もしかしたら数日内に出てくるかもしれないと説明を受ける
 
 また、次回の生理は1ヶ月~2ヶ月程で来ると思うので
 そのタイミングで採卵周期に入っても問題ないとのこと

●10時 退院
 お会計はおおよそ5万円(個室料込み)
 ※加入している生命保険に問い合わせたところ
  全額給付されるそうでした

●その後の経過
 翌日一旦出血が止まるも、手術から2日後にまた再出血

 手術から1週間後、膀胱炎になる
 そして血はまだ止まらない

 2週間が経過する頃にはすっかり出血が収まり
 約1ヵ月半後に生理と思われる出血がありました
 
 また、数週間後に出た結果から
 胞状奇胎ではないとのことでひと安心

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無事に生理がきたので、これからまた
採卵周期に入ろうと思っています

正直、すぐに再開するか迷いました

流産後は2回くらい生理を見送って
ホルモンバランスを整えてからでないと
また流産になる確率が上がるのではないか?

これでもしまた授かって流産になってしまったら
次こそ私の精神は壊れてしまうのではないか?と

それでも、悩みに悩んだ末
はやく再開したい、あの子たちに会いたいという
気持ちの方が勝りました

ということで、また同じクリニックに戻り
採卵からスタートをします

またあの痛い思いをして卵を採るところからか・・・と
沈むような気持もありますが、そんなこと言ってられません

強く気持ちを持って、進みます

ここまでお読みくださり、ありがとうございました


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