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母親の気持ち(骨延長術④)
皆さんこんにちは。このシリーズの投稿も遠のいていました。なんせ、プライベートで疲弊しきっているのと、呪術廻戦や東京リベンジャーズで忙しいくて(笑)
こちらは、骨延長術シリーズになります。内容が、骨延長術による入院生活の話なのですが、実質治療に関する話をしていないことも多いので、徐々にタイトル変えます。でも、ナンバリングは()でつけますね。
そしたら、前回の宣言通り、母親回ということで、、、。
私の病名には「先天性」という単語がついています。文字通り、生まれつきということです。命に関わる病気ではないものの、母親は「先天性」という言葉に、深く傷つき、罪意識があったようです。もちろん、そう考えてしまう理由は容易に理解できます。
ある日、術後私の状態も安定し、普通にベッドで過ごしている時、いつも通り母親は面会に来てくれました。仕事終わりに片道1時間かけて、1日おきに面会に来てくれます。普通に考えて、とても大変だったと思います。感謝しかありません。
そんなある日、母親がさりげなく口を開きました。「ちゃんと、産んであげられなくてごめんね。」私の頭は真っ白になりました。多分、暗い雰囲気をはねのけようと、適当にふざけたことを言った気がします。でも、頭が真っ白なので、正確には何を言ったのか覚えていません。その日以外、母親は足の心配をしますが、それ以上謝ることはありませんでした。
この件を機に、私は看護師になることを決めました。なんせ、同じ思いをしている母親がたくさんいるんじゃないかと思ったからです。もちろん、母親が責任を感じることではありません。でも人間だから、母親だからこのように感じてしまうのだと思います。
私は、少しでも、、世の中の母親ないし父親が、このように悩んだ時、助けてあげたいなーって思ったのがきっかけです。はい、もちろん小児科にいます。まだまだ、目標を達成できていません。これからこれから。
そんな、いろいろな母親の思いも知らず、前回お話した同年代の子が入院してきたことで、私の入院生活は楽しくなりました。1日置きに面会に来てくれる母親よりも友達といることを優先したりするようになりました。母親からしたら、報われない感じがしますよね。喧嘩見たいになったのも、覚えています。1回だけ、3日間くらい来ないことがありました。申し訳ないなって気持ちと、母親が体調崩したんじゃないだろうかと心配したこともありました。
「親の気持ち子知らず」とはよく言ったものですね。子どもだから許されますが、、、、大人になったらだめですね。こういう体験も含め、ほんとに感謝しかありません。
入院している子供の元へ面会に向かっているご両親の方々、大変かとは思いますし、辛いことも沢山あると思います。そんなことがあれば、ぜひ一声かけていただければと思います。