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もしも芥川龍之介が「新NISA」の利点を説いたなら…(というかChatGPTすげえ)
仕事柄、生成AIの進化を日々キャッチアップして、何なら業務にも利用していくほうがいい……のだろうけど、実際の自分は日々の仕事に追われて、いつしか生成AIから遠ざかっていた。
しかし最近、久々にChatGPT(しかも無料版)を利用する機会があり、その進化に驚いた。
以前よりも明らかに文章が「こなれて」ないですか?しかも即、打ち返してくる。まだまだ仕事で活用できているとは言えないけど、もっといろいろ使ってみたくなって、お遊びだけど、ChatGPTに芥川龍之介文体で、なにか書いてほしくなった。
*以前、この本を見かけたのが頭の片隅にあったのだろう。
テーマは今年さんざん記事のテーマとして扱った「新NISA」にした(SNS等で繋がりある方は知っているだろうけど、自分は以下のサイトの編集を生業にしています。https://gendai.media/money
ChatGPTへの指示文は以下の通り。
「芥川龍之介」の文体で「新NISA」について800字以内で語ってください。新NISAを利用したくなるメッセージでお願いします
返ってきた文章は、以下に記す。これが「芥川龍之介」文体といい切れるかは怪しいが、ものの数秒で800字の文章を生み出し、かつ大きな破綻なく読ませられるのは大したものだ。
新NISAのすすめ
世に「資産運用」と聞けば、まことしやかに語られる数字や専門用語に気後れし、われら庶民はただその縁遠さを嘆くのみであった。だが、ここに一筋の光明がある。それが「新NISA」なる仕組みである。何やら難解に思えるその名も、真実は、素朴なる者のために設えられた救済の手段であることを知れば、疑いの念は消え去るに違いない。
思い起こせば、資産運用の世界は一部の富める者の特権として存在してきた。しかし新NISAは、その扉を広く開け放ち、少額からでも未来の備えを築く道を示している。たとえば月々の微々たる余剰金を用いて、株式や投資信託を購入する。その利益は、非課税という恩恵のもと、我が手元に留まるのである。この非課税の効能を軽んじてはならない。通常であれば、得た利益から税として差し引かれるべき部分が、新NISAでは丸ごと我がものとなる。さながら、不毛なる荒野に芽吹く一輪の花のように、その価値は確かなものと言えよう。
新NISAの真骨頂は、その柔軟性にある。長期投資を意識した積立枠と、多様な投資商品に挑める成長投資枠が、巧みに組み合わされているのだ。これにより、保守的な資産形成を望む者も、積極的な利益追求を志す者も、それぞれの道を選び取ることができる。この寛大さは、まさしく現代における民主的な金融制度の象徴ではないだろうか。
さて、ここに読者諸氏に問う。未来とは、我々に何を約束するものであろうか。安穏か、はたまた不安か。その答えは、我々自身の選択に委ねられている。そして新NISAは、確かな未来を築くための一つの選択肢として、ここに差し出されているのだ。これを活用しない手はない。むろん、失敗の可能性はゼロではないが、何もせずに手をこまねいていては、進歩は決して訪れまい。
要するに、新NISAとは、我々の手元に未来を掴む小さな「力」を授けるものなのである。その一歩を踏み出すか否か。それは、あなた次第である。
まあ、今思えば芥川を想定するなら、新NISA、ひいては投資という行為を憂うほうが、その文体にマッチしたのかもしれない。
次は『侏儒の言葉』ふうに何かを語ってもらおうか。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/158_15132.html
なお、上記の作品には次の一節がある。
文章
文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ。
生成AIから美しい言葉は生まれるのか? いや、すでに生まれているのか? それとも、見る人次第なのか?
そんな疑問が浮かびながら、人(というのが主語がでかいなら「自分」)にできることは何が残されているのか、とかまでつらつらと考えるはめになったのだった。
最近呟いたことが、暫定の答えに近いのかもしれないが。
忘れた頃に生成AIに触れているので、数ヶ月で進化がすごいなと思う。文章作成の分野でもかなり役立ちそうな。
— 滝啓輔💰講談社「マネー現代」編集担当 (@takikeisuke) November 22, 2024
その分、文章に落とし込む前の仕事を頑張らないと、少しずつ置き換えられていくのかなという危機感がある。
*ちなみに画像もChatGPTで生成。こちらはまだまだ進化の余地があるか…?
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