ここ最近の悩み
意外に思うか、それとも想像通りだと思うか、結構極端に意見が別れると思うのですが、実はわたし、もの凄く人見知りです。
初対面の人とか、そんなに仲良く無い人とかとマジで全然話せない。しかも「喋らなきゃ!!」とかも思ったりもしないので基本的にすげぇ無口ですし、なにか集まりがあったりすると他人と関わらない様に積極的に孤立しがち。相手の人に「この人、全然喋らないな、積極的に話しかけた方がいいのかな、なにか不機嫌なのかな、悪いことしたかな。」みたいに思わせるのも申し訳ないので、そもそも他人に近付かない、という選択をしがちなわたしです。
多分、世間としては、「適度に喋り、適度に愛想を振りまき、適度に冗談をいい、適度に笑い合う」のが正しいんだろうとはわかっているのですが、それはわたしじゃなくても出来る事なので、わたしはやらなくてもいいかなーとか思うのです。出来る人が出来る事を、出来る範囲でやればいいじゃない、みたいな。
今日、久しぶりにちょっと多めにギター練習が出来ました。多めといっても5時間くらいだけど。
なんか最近、音楽との向き合い方が変わってしまったというか、変に知識や経験が蓄積された分だけ、ときめきがなくなってしまっている様な気がするのです。20年前くらいはずっと感じてた、「そうそう、こういう感じ!!」っていうワクワクが無くなってきた、薄れてきたといいますか。難しいフレーズにチャレンジしてうまくいかない苛立ちとか、それを少しずつモノにしていく達成感とか、なんか、そういう没頭感がどんどん薄れているかも知れない、ぞなもし、みたいな。
平たく言うと、夢中になれない。なれる時もあるけど、なれない時が増えた。今までが夢中になりすぎてた、って事かも知れないけど。
ギターの演奏を聞くと、「大体こんな感じで、ああなってこうなって、ふんふん、なるほどね、わかったわかった。」ってなっちゃう。それが出来る内容であっても、出来ない内容であっても、「今は出来ないけど、これをこのくらい蓄積すればたどり着けるだろうな」っていうイメージとか想像が、頭の中でかなり具体的になってしまって、音にときめきを見いだせなくなった。「音を求めたい!!」ではなく、「求めるべきか??」と考える様になった。
でも思った以上にわたしはギターがどうにも好きらしく、凄く嫌な事、悲しい事、やるせない事、心がモヤモヤした時は、とりあえずギターを弾いていると、凄く落ち着く。多分、これはギターに依存している。ギャンブルやお酒、女の子や悪いお薬なんかと同じ様に、「好き」の範疇を超えて、依存していると、ここ数ヶ月で気付いた。でも弾いている内容は新しい事ではなくて、過去の財産だったりするから、進化してない自分に凄く苛立つ。
わたしに出来る事はなんだろうかって、いつも思うのです。ギターが上手な人は死ぬほどいる。素敵な曲を書く人も死ぬほどいる。YouTubeで活躍する人、レッスンで活躍する人、チャーハンを美味しく作る人、家庭を築いて幸せに暮す人、しっかり税金を払い社会を成り立たせる人、お家を買ったり車を買ったりする人、誰かの役に立ったり、誰かを幸せにしたり、そして自分を幸せにするのが上手な人、そんな凄い人がわたしの身の回りに、ものっそい、ものっそい、いらっしゃる。
そういう人たちは、やっぱりなにかしらに夢中になっている。一生懸命になってらっしゃる。羨ましい、わたしも一生懸命になりたい。
瀧澤克成、40にして、色々と、転機が訪れている様に思います。変わりたいな、とも思いますし。自分の嫌いな所と対峙しなければいけない事も徐々に増えて、最近は冷静になり過ぎてしまっている所もある気がします。
先日、お気に入りの英会話ポッドキャスト、「台本なし英会話レッスン」っていうのを聞いてたんですよ。お酒を全く飲まない、そーたさんが、「お酒を飲まなくてもおしゃべりの席で他人と仲良くなれると思う??」って相方のライリーさんに聞いたら、ライリーさんがすぐに「状況によるかな~。」って応えたんですよね。わたしとしては、これ、凄く目から鱗でした。
「状況によるかな~。何も準備せずに、二人で飲み物無しで座っているだけだったら多分退屈。でもスポーツバーとかで共通の趣味や話題があれば、お酒が無くても全然仲良くなれると思う。」
確かにその通りだよな~、って。
お酒を全く飲めない人って、飲み会の席とかでうっすらと「お酒を飲まない事」に引け目を感じてらっしゃいがちじゃないですか。だから、もし仮にわたしがそーたさんから「お酒を飲まなくてもそういうお喋りの席で他人と仲良くなれると思いますか??」って聞かれたら、多分、「全然大丈夫っすよ!!」って答えると思うんですよね。これって、わたし、凄く無責任な発言をしているなぁって思っちゃって。
そうなんですよね、わたし、生き方が凄く無責任なんですよね。自分のやっている事に対して、責任を持とう、責務を負おうっていう意識が、多分、全然無い。こういうの、良くないな~って、変わろうと思っているんですけれども、なんか真面目に考えてしまうと、色んな事がつまらなくなってきてしまって、この辺のバランスが、非常に難しい。
誰かに褒めてもらうほど、立派な事はひとつも出来やしない、なんていう歌がありましたね。言葉というのは不思議なもので、7~8年くらい時間が経った時に、本当の意味に気づく様な気もします。
とりあえず、明日もモリモリギター練習しよう。メキメキに、ときめきたいぞなもし。