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逆張りで得する人と損する人の違い

こんにちは。タキエルです。

逆張りという言葉を割とよく聞きます。

元々は投資用語で、
相場の流れとは逆のタイミングで
売買を行う事を言いました。

そこから転じて、
普通とは逆の行動をとったり、
普通とは逆のポジショントークをしたりと、

今や日常生活でもビジネスの現場でも
割と一般的に使われるようになってます。

ここで一旦逆張りについて考えたい。


逆張りは諸刃の剣です。

正しく使えば周りから
一目置かれる存在になりますが

使い方を間違えれば
ただの空気が読めない奴になります。

扱いをミスると周りに
迷惑をかけるどころか
無能扱いされるリスクもあります。


そんなハイリスクハイリターンの
逆張りの正しい扱い方をここで一発
伝えようと思い、筆を執った次第です。


結論言います。


逆張りの正しい方法とは、

期待値を超える

という事です。

もう少し詳しく言うと

みんなが無意識的に抱いている期待値を超えること

ですね。


これまた抽象的な言葉になってしまったので
ちょっと自分がどういった逆張りを
してきたかを説明したいと思います。



例えば私は、ビジネスシーンで
こういった逆張りをしてきました。

・飲み会の次の日に誰よりも早く出社する

・「1週間後までに見積ください」と
 お客様から依頼いただいたものを
 即日で作成し提出する

・通常アフターサポートは有償だが
 1年間無償とするサービスを提案する

・営業でありながら現場で設備を
 メンテナンスや修理できるようになる

・お客様よりもお客様の会社の周りの
 ごはん屋に詳しくなっておく

などなど。



人は誰しも無意識的に
相手に対して「期待値」という
ハードルを設定しているんですね。


その期待値以上を感じることが
できれば、人はそこに価値を感じます。


例えばさっきの例で言うと、
飲み会でベロンベロンになった翌日は
大体の人がゆっくり出社しがちです。

でも、そこでいつも通り、
あるいはいつもより早く会社に出ることで
明らかに「こいつすげえ」という
印象を持たれることになります。


それを、周りと同じように

「昨日は飲みすぎたよねぇ」

と言いながら周りと同じような
テンションで行動していたら、


まさにみんなが無意識的に設定した
期待値通りの行動をする人間である、

という印象を超えることはできません。


日常生活でも、この期待値のズレで
感動したり腹が立つことってありません?


何気なく入った小汚い町中華屋の
チャーハンが異常においしかったら
感動しますよね。

逆に小綺麗な和食居酒屋に入って
ネイルばっちばちのギャルが
接客してたら「えっ」てなりますよね。


「普通ならこうだろう」
という期待値を上ぶれさせるムーブをする。

反対に、「普通ならこうだろう」の
期待値を大きく下回るムーブをとってしまう。

これが逆張りで得するか損するかの
大きな分岐点なのです。


普通に考えれば前者にすべきでしょ、
と思うものですが意外に後者もよく見かけます。


最近の実体験で言うと保険屋ですね。
契約するまではめちゃくちゃ懇切丁寧に
商品の説明をしていただきました。

そこは非常に素晴らしいと思います。素直に。

でも、いざ契約したあとは
LINEで質問とかしてもレスポンスが遅い。
回答もなんか適当感が出ている。

いや、、その逆張りいらんやろ。

っていう。

まあ大体がそういう人なんですけどね。

契約する前は誰だって
親切に丁寧になるもんなんですよ。

で、大体みんな契約後は
同じように気を抜いた対応をする。

なのでもし仮に自分が保険屋なら
契約までにかける労力を、契約後の
アフターフォローの時間に使いますね。

アフターフォローに対して感じている
相手の期待値は簡単に超えられるからです。


そこでめちゃくちゃしっかり
サポートしていると何が起きるか。


そこから紹介といった形で
別のお客様を連れてきてくれる
可能性がぐっと上がるはずです。

一方で相手の期待値通りに動くと
別にそこに感動も何もないので
1人のお客様から波及することは
まあほとんどないでしょう。


また、契約までは普通の対応で
アフターフォローをしっかりする、
という事がなぜ良いかは

最初の期待値をあげすぎないこと


なんですよね。


最初っからクソ丁寧に対応してると
そのクソ丁寧さが相手の期待値、
つまり自分に対して

「このくらいは今後もやってくれるんだ」


という印象を抱かせることになります。


それだけに、その後対応がずさんだと
マイナスに振れすぎるので最悪なんですよね。


最初のハードル設定がそこまで高くないと

「まあこんなもんだろう」

という印象を持つことになるので、

その印象以上の対応をすると
そこに期待値との差があるので
めちゃくちゃ相手に好印象を与えられます。



大学生が夜はキャバクラで働いている

キャバクラで働きながら、
昼は大学で勉強している


言ってることは同じなのに、
後者の方がなんかちゃんとした人に
感じませんかね?


これも、最初の言葉に対する
イメージや期待値からの差が
その後の印象を分ける例です。


ヤンキーが雨の日に子猫を拾うから
何かいいやつかも、と思うのも同じですね。


とは言え。


だからと言って、最初に期待値を
下げすぎるのだけは要注意です。


期待値を下げすぎたらそもそも
第一印象悪すぎになりますからね。

飲食店とかでも、いくら美味しくても
最初の接客態度が最悪だったら
やっぱいいです~
て出て行っちゃいますよ。


最初の期待値は上下にぶらさない、
程度に考えておくのが良いです。

しかし、それだけだと
第一印象で爪痕を残せないので

常に細かいところで期待値を
ちょっと超えるジャブを打ち続ける、

その蓄積が割と重要です。



何度も言いますが大事なのは

・相手が無意識に感じている
 期待値を想像してみること

・相手の期待値を最初に上げすぎないこと


です。


ここを意識した上で、

普通はこんなもんでしょ。

という何となくみんなが持つイメージを
少しだけでも超すように動いてみる、

という事を意識してみてください。


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