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劇団焚火『卓袱台』稽古日記③12/17(田中 遼弥)
最後に焚火を囲んだのがいつだったのか思い出せません。
最後に卓袱台を囲んだのがいつだったのかはもっと分かりません。もしかしたら囲んだことがないのかもしれないです。
焚火も卓袱台も、囲むという動詞と相性が良いようで。代表の赤阪さんは、囲むものが好きなのかもしれません。稽古場でも、車座になって皆でアイデアを考えている時間が多いように思います。
車座になっている座組には、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが集まっています。私自身は、全国学生演劇祭での作品『いけないらしい』の照明を担当してからのご縁です。今回も照明を担当します。
ご縁が始まった当初は一人芝居だったこともあり赤阪さんが中心になってほぼ全てを作っていたのですが、今では「座組みんなのアイデンティティを持ち寄る」ことに重きが置かれています。その変化への意思が、Restart公演という命名にも表れています。
「何かを持ち寄る、囲む」ということへの共感覚は今回のテーマ「家族」と通じるものがありそうです。家族は何を持ち寄り、何を囲むのでしょうか。
そういえば、劇団焚火という名前の由来が何だったか思い出せません。もしかしたら聞いたことがないのかもしれないです。
2024年12月17日
照明 田中遼弥