『dotFes2024』 若手のみで開発したインスタレーション振り返り
はじめに
記事をご覧いただきありがとうございます!
たきコーポレーション[ ZERO ]テックラボ所属の薄葉と申します。
今年の8月に弊社オフィスで「dotFes2024」が開催されました!
5年ぶりということで最後に開催した時には僕はまだ学生だったので、
出展者として参加できる事になるとは思ってもみませんでした。
今回、僕はプログラマーとして新卒の同期含め若手のみで「ふくらめアイディア BAKEUP! LABO 」というインスタレーションを開発したので、その振り返りを記事にまとめられたらと思います。
企画会議
今回開発に携わったメンバーは日常的にデジタルインスタレーションの制作を行っているわけではないため、手探りの部分も多くありましたが、それぞれの専門性を活かした発想でデジタル慣れした人では出てこない企画がたくさん出てきました。
また出てきたアイデアをその場ですぐ絵にできるデザイナー陣の制作力が光りました。
結果「ふくらめアイディア BAKEUP! LABO 」の原案にあたる企画を採用。
パン作りと普段自分たちがやっているデザイン制作ってこねたり、膨らませたり工程が似てるよねというところから着想を得ました。
検証とデザイン
企画が決まり各々の担当でフィジビリティのチェック、デザイン検証、コピー周りなど同時並行で、かつ通常の業務もある為合間を縫って作業を進めていきました。
フィジビリティでいうと原案の企画では北陽センサーを想定していましたが、実装し実際に触ってみて「指をちゃんとトラッキングしたいね」となりLeapMotionに変更したりなど調整。
企画出しでも使いましたがMiroを使用しスケジュールや進捗、資料などの共有を常に行いました。
機材選定、空間作り
予算にも限りがあり、あまり大掛かりな什器にしたくないという理由から小型の超単焦点プロジェクターを購入し、三脚と3Dプリンターで制作したオリジナルのシューを使ってプロジェクターを設置しました。
暗幕に関しても弊社ならではの強みが活かされました。
部屋にはカーテンレールがないため、重い布製の暗幕は三脚スタンドなどで吊るす必要がありますが、展示空間の見た目上あまり良くありません。
そこで、デザイナーが黒い模造紙を採寸、裁断し、窓にピッタリの大きな暗幕を作ってくれました。
画像のように作品のコンセプトパネルも貼りだすことができ、この辺りの手際の良さは弊社の強みだなととても感じました。
完成そして本番
ギリギリまでメンバーと調整を行い、コンテンツが完成しました!
本番では200人以上の方に体験していただき、様々な反応を伺えて良かったです。
特に子供のリピート率が高く、デジデジしすぎていない可愛く親しみやすいデザインが良かったように思えます。
普段お世話になっている方々にもお会いしてお話ができ、大変ではありましたがとても楽しい1日となりました。
振り返りと今後
開発期間も短く通常の業務と並行しつつだった為、制作進行としてはかなり無駄(時間があれば必要)な作業を削減し効率化しました。
それでも完成はギリギリになってしまったのはかなりの反省点でした。。
普段からデジタルコンテンツほど完成した後の詰めの作業が大事になってくるジャンルはないと思っていますので、やはりα版の完成は早いに限ります。
制作進行、テクニカルディレクション、実装を兼任してやっている上司の凄さを僕としては身にしみて感じました。。
しかし弊社の強みが全面に出た良いコンテンツができたと思います…!
こういった制作ができる環境があればスキルの幅も広がり様々な分野で活躍できると感じました。
今後もこういった機会があればどんどん参加していけると良いなと思います。
以上dotFes2024の振り返りでした!
運営、登壇者、出展者の皆様お疲れ様でした🙏