【ポケモンSV】レギュHダブル レギュHの総決算(アロキュウ+ガブリアス)
はじめに
レギュレーションHも最終シーズンとなってしまいました。今思えば今までのポケモン人生の中でここまで真剣にポケモンに取り組んだのは初めてでした。こんなにポケモン対戦が楽しいと思えたのも初めて。ダブルバトルを始めてからは海外の公式大会なんかも食い入るように見ていました。
対戦を初めて数ヶ月、ダブルバトルに至ってはSVから触り始めた新米トレーナーではありますが、瞬間3桁、あわよくば最終3桁を目標にと、相棒のガブリアスとその仲間達で今シーズンも頑張りました。
…さて、そんな私は目標を達成することができたのでしょうか。結果は「さいごに」でお話していますので、是非最後まで読んでいってください。
構築について
前期に手応えのある構築を組めたことから、その構築を更に詰めようと考えました。
まず、追い風兼飛行タイプ打点の枠をアーマーガアからファイアローに変更しました。理由としては、アローラキュウコンやガブリアスの上から「追い風」を撃ちたい場面が多かったためです。それでいて、飛行タイプ打点の火力を下げないため、「鋭い嘴」を持たせました。後述するとおりガオガエンがパーティから抜けたため、炎タイプ打点も兼ねています。
次にガオガエンですが、今まで交代が多めの立ち回りをしていたこともありガオガエンは必要だと感じていましたが、色々な方が「エースとなるポケモンが必要以上に交代する動きは弱い」と仰っているのを聞き、確かに…と思いました。そのため、立ち回りから見直すこととし、ガオガエンを外しアタッカーを増やすことにしました。最初はとりあえず「追い風」下で強く動けそうなブリジュラスに変更しました。
オオニューラについては、ガブリアスの横で「コーチング」をした際、そのまま地震を撃ちたい場面が多かったため、テラスを飛行に変更しました。そして、「守る」を「猫騙し」に変更しました。
十数戦ランクマッチに潜り、マスターに上がったところで、ブリジュラスの選出率が13%、勝率も低かったことから「ブリジュラス、要らなくね…?」と思い、別のポケモンを探すことにしました。タイプ補完に優れる鋼タイプで、火力と耐久があるポケモンを探していたところ、「突撃チョッキ」持ちのサーフゴーを見つけました。技範囲も偉く、苦手意識のあるアーマーガアやペリッパー、ヘイラッシャに打点を持てるのは偉かったです。
他には、ファイアローの努力値をHASからABSに変更しました。
12月も中旬に差し掛かったところで、あることに気付きました。それは、「このパーティ、サーフゴー以外の5体でほぼ完成してね?」ということと、トリル軸相手への勝率が低かったことです。サーフゴーは確かに使用感は良かったですが、勝率が上がる要因にはなれなかったことから、「トリックルーム」対策のポケモンを採用することにしました。
そこで見つけたポケモンがリキキリン。特性「テイルアーマー」で相手の先制技を封じることができ、「封印」を採用することによって「トリックルーム」を対策することが出来ます。イエッサン♂と悩みましたが、相手のゴリランダーの「グラスフィールド」がこちらにも優位に働くことがあると感じたことと、そもそもゴリランダーがあまり重くないと踏み、リキキリンを採用しました。(イエッサン♂を採用してみても良かったかも)このポケモンは相手がトリル軸であった場合のみ選出することとし、努力値については、「トリックルーム」を封じた後も「追い風」下で強く動けるよう"魂の"CS振りです。
パーティ紹介
①アローラキュウコン
テラス:水
持ち物:拘り眼鏡
特性:ゆきふらし
性格:控えめ
177(228)-×-95-146(252↑)-120-133(28)
※H=16n+1、S=準速80族抜き
吹雪/ムーンフォース
フリーズドライ/テラバースト
選出率同率1位。(94%)
今期は立ち回りの見直しから、ガブリアスとのWエースを解体し、天候の変更+スイープ担当として大活躍してくれました。先発での選出率は驚異の0%。
このポケモンは「天候を変えられる心配がない」+「相手が既にテラスを切っている」、この2つの条件下で最強になれるポケモンであると感じているので、動かし方は正解だったと思います。
「拘り眼鏡」を持たせることによって相手の受け出しを許しません。序盤や中盤の数的有利を作りたい場合でも、並みの耐久のポケモンでは「吹雪」や「ムーンフォース」を2発耐えることが出来ないので、このポケモンが暴れて勝つ試合も少なくないです。
②ガブリアス
テラス:鋼
持ち物:命の珠
特性:鮫肌
性格:陽気
184(4)-182(252)-115-×-105-169(252↑)
地震/ドラゴンクロー
地団駄/守る
選出率同率1位。(94%) テラス使用率1位。
本パーティのエース。そして最高の相棒。
火力、耐久、素早さ、どれを取っても申し分なく、どの試合でも必ず活躍してくれました。基本的には先発で選出し、ガブリアス自体はあまり交代はせず、場に残し続けるよう意識して動かしていました。ただし、「鬼火」や「威嚇」を入れられてしまうと辛い展開になっていくので、その場合だけは「守る」や交代を駆使し立ち回りました。
ここまでパーティの軸として突き詰めたポケモンは初めてなので、愛着が半端じゃないです。今までありがとう。またよろしくな。
③ファイアロー
テラス:霊
持ち物:鋭い嘴
特性:疾風の翼
性格:意地っ張り
159(44)-132(148↑)-107(124)-×-90(4)-170(188)
※H=16n-1、A=11n、S=最速102族抜き
HB=特化カイリューのスケイルショット(5発)を最高乱数以外耐え(0.14%)
ブレイブバード/フレアドライブ
追い風/守る
選出率4位。(65%)
本パーティの「追い風」兼アタッカー担当。今期見つけた重要なピースです。アローラキュウコンやガブリアスの上から「追い風」することで、高火力の全体技を相手に押し付ける動きが強力でした。また、自身も殴れるよう「鋭い嘴」を持たせました。努力値についてもHAS→ABSに変更したことで相手の物理技+自身の反動技のダメージを耐えることが多くなり、想像以上に硬いと感じることが多かったです。技は「ファストガード」と悩みましたが、確実性のある「守る」を採用しました。この選択は正解だったと思います。
しかし、ファイアローミラーやアローラキュウコンが少々重いと感じたので、Sラインは難しいところでした。
「追い風」した後のファイアローは放置されることが多く、必ず一体持っていくか、展開が有利になる削りを入れてくれたので、影のMVPはこのポケモンかもしれません。現に、このポケモンを選出した場合が一番勝率が高かったです。
④ミロカロス
テラス:草
持ち物:オボンの実
特性:勝ち気
性格:控えめ
192(172)-×-100(4)-143(76↑)-146(4)-133(252)
※H=16n、C=11n、S=準速80族抜き
熱湯/冷凍ビーム
黒い霧/守る
選出率5位。(59%)
相手の「威嚇」警戒枠です。よく見かける「威嚇」+「ものまねハーブ」のコンボを抑止することが出来るのが偉かったです。相手が「威嚇」持ちのポケモンを後発にしていた場合、交代も抑制でき、耐久も高く「守る」や「オボンの実」のおかげでかなり存在感のあるポケモンでした。
「黒い霧」は、「持久力」ブリジュラスや個人的に苦手な寿司によく使っていました。今期は「熱湯」による火傷もかなり引いてくれたので、どれだけ使っても信頼度が落ちない"姐さん"でした。
⑤オオニューラ
テラス:飛行
持ち物:白いハーブ
特性:軽業
性格:意地っ張り
176(164)-176(76↑)-82(12)-×-101(4)-172(252)
※H=16n、A=11n
フェイタルクロー/インファイト
猫騙し/コーチング
選出率3位。(71%)
前期から努力値調整と持ち物については変更はありませんが、テラスと技を少し変更しました。これが大正解。ガブリアスと先発で選出することが多く、テラスを切りながら「コーチング」+「地震」の動きがかなり強力。この動きが刺さったおかげでイージーウィンを拾える試合も多かったです。
さらに「コーチング」の良い点を挙げるとすれば、相手が「猫騙し」警戒で「守る」を押してきた場合がかなり刺さります。ガブリアスだけではなく、ファイアローにも「コーチング」を使う機会もあり、相手視点かなり厄介な技だと感じています。
今期は「フェイタルクロー」の状態異常をかなり引いてくれました。ありがとうねえ…。
⑥リキキリン
テラス:妖
持ち物:喉スプレー
特性:テイルアーマー
性格:控えめ
196(4)-×-94(28)-176(236↑)-94(28)-107(212)
※C=11n、S=追い風下、最速142族抜き
ハイパーボイス/ワイドフォース
封印/トリックルーム
選出率6位。(18%)
「構築について」でもお話したとおり、相手がトリル軸であった場合のみの選出とし、必ず先発で選出していました。魂のCS振りをしているので耐久が足りないと感じることが多く、強く動かすことができなかったポケモンでした。耐久に振っていた方が良かったかもしれませんね。
しかし、トリル軸の相手には選出の時点で「封印」を警戒させ、圧をかけることが出来ていたと思うので、採用は正解だったと思います。もう少し活躍させてあげたかった…。
基本選出
かなりシンプルに。
先発:ガブリアス+ファイアローorミロカロスorオオニューラ
ファイアロー→追い風ミラー、追い風なしスタンダードの場合
ミロカロス→「威嚇」持ちがいる場合
オオニューラ→壁などのギミックや格闘タイプ打点が欲しい場合
後発:アローラキュウコン+ミロカロスorオオニューラ
ミロカロス→晴れパやクッション要員が欲しい場合
オオニューラ→後発からでも基本仕事が出来るため
※トリル軸の場合は先発リキキリン
さいごに
ここまでこの記事を読んでいただき本当にありがとうございました。
…さて、ここからは今期の結果についてお話します。
12月上旬にマスターボール級に上がった時点で約3600位、勝率は約7割ほどであったと記憶しています。そこから下旬に差し掛かるまで、パーティを変えながら2000位~4000位をうろうろする日々が続きました。そして12/20、ついに自身の最高記録である1000位代に突入しました。しかしここからが鬼門でした。マッチする相手も強くなっていき、更に連勝が難しくなっていきました。しかしそんな中でも何度も3桁チャレンジまで辿り着きました。そして…。
届きませんでしたーっ!!
これが今季の最高順位。このレギュレーション内で目標を達成できなかったことが正直かなり悔しいです。今回のパーティはかなり自信があったことと、愛着が沸いていたこともあり、余計悔しい。
しかし、何も収穫がなかった訳ではありません。12月下旬、最終日付近ではないですが、3桁の方々が相手でも問題なく戦えていたことが自信に繋がりました。今期で如実にダブルバトルの腕が上がったなと確信しております。嬉しいね。今回の悔しい思いを胸に、次こそは目標を達成できるよう頑張りたいと思います。
…しかし、伝説環境が帰ってきますね。私は制限ルールが大好き人間なので正直意気消沈モードではありますが、何とか形にしてみせます。もし結果を残せるようなことがあれば記事を書くかもしれません。
改めまして、ここまでこの記事を見ていただき本当にありがとうございました。また次がありましたら、よろしくお願いいたします。