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第7回肉の日麻雀大会_自戦記

 みなさんこんにちは!タキシードネコと申すものです。ネット麻雀上では「基本に忠実な猫」という名前で配信にもぐったりしています。牛攻略本の著者です(笑)。

 8/31に行われた肉の日麻雀大会に参加しました。大会概要は以下twitterを参照。

 
 今回は牛さんとの同卓抽選があたり、気合が入る。すると上家にうるりさんっ!?天鳳位2人に囲まれるという、大変貴重な経験ができ、緊張と高揚感でいっぱいでした。

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天鳳位に2人に挟まれる


 一方で、今回の結果は東3局まで牛さんをラス目に沈めるも、オーラスで逆転トップされてしまいました。個人的には牛さんを苦しめる面白い選択をたくさんしたつもりですが、自分の実力の至らなさがゆえに、放牧を許してしまい、とても悔しい思いをしました。

 このぐちゃぐちゃになった感情をなにかにぶつけたい!という気持ち。
また、麻雀の最も効率的な学習は、牌譜検討を行い、言語化してアウトプットすることだと思っています。もっと麻雀強くなって牛さんをラスらせたい!という気持ちが大きくなり今回の敗戦の自戦記をnoteにしました。

 マニアックな内容だと思いますが、興味のある方は是非。

東2局

 タンヤオドラ赤のカン4s聴牌。仕掛けている牛さんを降ろす期待も込めてリーチするか。黙聴にしつつ7700の直撃を狙うか。

親のカン4s聴牌。

 ここは牛さんからの直撃の可能性を残すために黙聴を選択。手が高いので他家からは見逃す。


カン4sツモ

 4000オール!ナイスー!!これで上家と下家の2人に点棒を配って、牛さんにラスを押し付ける選択肢も生まれる。

東2局1本場

 この東風戦の盛り上がりポイントの1つ。かつ今日1番の疑問手を打ってしまった場面。


8s単騎リーチ

 8s単騎聴牌。役なし黙聴にしていたが、うるりさんが2副露。直前に8sが通ったので、牛さんに圧をかけつつ、なおこの待ちなら牛さんが降りに回っても出る可能性があると思って、ツモ切り立直。

 私のリーチとうるりさんの仕掛けに挟まれて牛さんはかなり降りる公算が高いと思ったが、

・ 2副露とはいえ、うるりさんも降りる可能性がある
・ 立直のみだから和了りの価値が少ない
・ 牛さんがうるりさんに対して現状降りてる可能性があった(6m,9mと落としてる)
自分の和了りよりも、うるりさんの和了りのほうが嬉しい
 
 ということで、2000点を牛さんから取れる可能性を少し上げるためだけに、うるりさんが加点できる可能性を減らすのはよくなかった。ここはもう少し様子を見るべきだったかな。どちらかというと牛さんを早く確実に止めたい気持ちが強くて、弱気なリーチをうってしまった感が。


2人聴牌


なんで8sビタ止めされたっ!?
やっぱり天鳳位ってすごいんだなと改めて実感。(やはりここは盛り上がってましたね笑)

東3局

 うしさんの仕掛けに、上家からのリーチ。このときのために牛さんの現物が3枚残っている。愚形に当たるパターンが多い順に7p → 2m → 1mの順で切っていく。


牛さんの仕掛けvs下家のリーチ


 結果上家のカン7m1300-2600ツモ!ナイスーーー!
ちなみに配信では「今なら8s出るかも」と言ってたみたいで、実際牛さんの聴牌率は10%程度くらいかなと思ってけど、
牛さんの現物 → 牛さんに限りなく通る牌 → 共通現物
の順に切る予定でした。上家の和了がとてもうれしく、牛さんの和了が最悪なこの状況で8sは絶対に切りません(笑)。

東4局

 立直はできればしたくないので3pを切りたい。牛さんの捨て牌が9s,9s,6mで速度感はかなり感じていた。この点数状況でも聴牌からなら後手からでも対牛さんに押し返したかったから、完全イーシャンテンに取るのではなく、3pは先に切っておきたかった。


3pで牛さんに11600放銃


 黙聴の可能性を全く考えてなかったわけではないが、言い訳をすると、ドラ6pで3p放銃の高いパターンでよくある4566pが今回はほとんどない(9sトイツ落とししていることからヘッドのない手は少ない)と考え、3pが高い黙聴にささるイメージを持てていなかった。
 しかし、やはりこの手は出荷を決める勝負手だと思ったので、やはり3pを先切るかな。

東4局1本場


3900直撃条件

 出荷条件は3900を牛さんから直撃。第一打に北を切る。ちなみにこのとき20秒近くの長考をしていたが、

・ 3900直撃のためにこの手をどう役ありにするか。一通?三色?中ドラドラ?
・ リーチ棒が出たとき条件はどう変わるのか。
・ 自分のリーチや仕掛けに牛さんはどう動いてくるか
・ 流局時にラスにする条件は。他家の2人聴牌?流局時自分は聴牌に向かう必要あるか?
・ 牛さんの仕掛けに対して自分はどう押し寄りなのか引き寄りにすべきか

 さっくり20秒でこのくらい考えていました。配信ではへこんでいるのかと牛さんにあおられていましたが(笑)、出荷のための条件計算に使っていました。へこむ時間なんて1秒でももったいない。


牛さんにまくられる

 結果牛さんからリーチが入り、タンヤオドラドラで押し返しを図るも、3sをツモられて逆転を許してしまいました。


終局

 敗着はあの3pですが、リーチを打つことになってもいいから先制率maxで完全イーシャンテンに受けてればどうなっていたか…
 今の自分にはなかなかその選択はできませんでした。この結果は悔しくて仕方ない。


 この悔しさは未来へ生かす。まだまだ自分は条件戦とかは全然弱いと思っているので、出荷業者のみなさんにはぜひとも出荷戦術を共有してほしいです笑


せっかくなので少し自分語り


 配信でも少し触れられていたが、「基本に忠実な猫」はどんな麻雀を打つのか?についてせっかくなので。

 皆さんは普段麻雀を打つときに半荘のテーマを定めていますでしょうか。局のテーマを定めていますでしょうか。

 多くの人はテーマとかはあまり意識せず、できるだけ和了って、できるだけ放銃しない、と考えのもと局収支最大化を目指しているのではないでしょうか。自分も普段テーマとかは全然考えてないです。

 ですが、牛さん配信では自分は半荘のテーマを”牛を出荷させること“に定めています。テーマが変われば損得が変わります。牛さん以外からの和了が損になります。自分が他家に放銃することが得になることもあります。そのため、私の麻雀は変わって見えるかもしれませんが、テーマを満たすために得になることだけを「基本に忠実に」行っているだけです笑。たとえ大三元の聴牌で和了牌も他家からは当たらないでしょう。テーマを全く満たさないので。
 牛さんからは完全にヤバい猫認定されていましたが、自分はいたって普通の猫です。
8s単騎は配信でうるりさんに「基本に忠実?嘘つけww」と言われたらしい。今思えば確かにあれは微妙な選択ですが、あれも基本に忠実な選択だと信じてやりました(笑)。

最後に

 最後になりますが、今回の肉の日麻雀大会はとても幸せな経験をさせてもらいました。牛さんと同卓できたこと。最高峰のレベルの卓で真剣に戦えたこと。今回の負けを通して自分が強くなれたという実感があること。牛攻略本著者であることが意外と浸透していたと知れたこと。など

 このような素敵な大会を開催してくださった、牛さんおよび萬福株式会社様に心から御礼申し上げます。今後もこのような大会が続いていくとうれしいです。

 つぎは牛を出荷させつつ、肉をいただくぞーー!!!
 ここまでの長文を読んでいただきありがとうございました!!

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