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「住居確保給付金」ってご存じですか?

みなさん、こんにちは!
不動産会社で働く岩滝です。

◇今日のテーマ

「住居確保給付金について」

これはなにか?

◇結論

経済的に苦しくなり、
住む場所を失いそうな方に、
一定の期間、家賃相当額を支給してくれる制度



◇この制度を使うと

大家さんは、変わらず家賃を受取ることができる
入居者はひとまず未納が理由の退去はなくなる

結果、どちらも損をすることはない。



こういった制度があるのをご存じでしたか??

「今月家賃が払えないかも」
「家賃待ってもらえますか?」

という相談があったら、

「支援制度があるから、
 自立相談支援機関に相談に行ってください」

と伝えてあげてください。


◇本題に入ります

大家さんの中には、

・家賃を下げてあげる
・家賃を先延ばしにしてあげる
・家賃を今月だけサービスしてあげる


というような対応をしてくれている方も
いるのではないでしょうか。

しかし、
なぜ大家さんだけ泣きを
見なければならないのか!?

大家業はボランティアではありません!

大家「」と書いている通り、
まぎれもない事業なのです。

大家さんにだって支払いがあります(;・∀・)

借り入れの返済がある方や、
家賃収入を生活費に充てていらっしゃる方、
子供や孫におもちゃを買ってあげる
約束をしている方、

大家さんにも様々な事情があるのです!


この制度を使うことが出来れば、

入居者は、支給期間中に生活を
立て直すこと出来るかもしれません。

万が一、
立て直しが間に合わなくても
支援が終了するわけではありません。

給付金の「延長」が出来る場合や、
無利子での「特例貸付」といった他の
制度もあります。

併せて相談すればいいのです。


もらえるものはもらう!
払うものは払ってもらう!




ちなみにこの制度は、

コロナの影響で制定されたものではありません!

コロナよりもっと前の
平成27年4月からすでに始まっていた
制度です。


本人の意思に関係なく、給料が減った方、
職を失った方などが対象となる制度。

まさにコロナウイルスの影響で
そういった方が増えました。

そのため、
この制度も以前より認知され始めました。

しかし、まだまだ知らない方が多いと思います。

入居者さん以外でも、
知り合いなどで困っている人がいたら
この制度のことを教えてあげてください。




ただし!!!


教えられた相手は、とっても嫌な顔をします🤦‍♀️

誰かに相談に行くのが嫌なのでしょう。


しかし、弊社でこの制度を紹介し、
給付金を実際に受け取ったほとんどの方から、
感謝の言葉を頂いております。

その際に、ほとんどの方が

「こんな制度があるなんて知らなかった!!」

と言います。



◇ある入居者の話


コロナの影響で仕事も収入も減った
入居者がいました。

家賃は払えない状態に・・・(*_*)

さらに、当時の仕事が体に合わないらしく、

体に異変も生じていました。

仕事があっても、出来ないという悪循環に。


そんな時に私は、

「窓口に相談に行ってください」

とその入居者へ伝ました。

あからさまに嫌な顔😒をされたのを
今でも鮮明に覚えています。


数日後、
なんとか役所に相談に行ってくれました。


◇役所の対応は・・・


まず体の治療が必要ということで、

「生活保護」を受けられることに。

役所の支援のもと病院にいくと、

診断結果は・・・「腰の骨が折れていた😓

今では治療に専念して休養しています🏥


当時は家賃も払えない、
病院にも行けないという状態でした。

体の具合が良くなったら、
生活保護を解除し、
仕事に復帰する予定です。

結果的に今回の「住居確保給付金」の
支給ではなかったものの、

目的は、

「生活を立て直してもらうこと」

だったので良かったのです。

このように、
一人で抱え込まずに、
誰かに相談をするべきだなと
改めて感じることが出来ました。

一人で抱え込むと最悪の事態に発展するケースも・・・


実はこの入居者に家賃の督促をしに行ったとき、
「首つって、生命保険で払うことしか出来ない」
と言われたのです。

私がもし、この制度を知らなければ
違う結末が待っていたかもしれません…



◇まとめ

「コロナで収入が減って・・・」

などと相談があったら、

「すぐに自立相談支援機関に相談に行くように」
と伝えてあげましょう。

※但し、適用には要件があります


今回の制度の相談や申請につきましては、
お住まいの地域の自立相談支援機関
直接お問合せ下さい。

以上、「住居確保給付金」のお話でした。

ご覧頂きありがとうございます。



■岩滝関連リンク
日本不動産コミュニティー認定講座



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