糞バイクその3
じゃあ続きでもやろうか。
今日の一発目はこれから
1 BROS
ホンダもなんて適当な名前つけるんだ!って思ったこのバイク。外国で乗ってたらブロ?ユアブロスブロスブローズ、とか言われちゃう感じのバイクである。
こいつは何故かアルミツインスパーにアメリカンのエンジンを積み、片持ちプロアームのくせにマフラーが右出しというわけのわからんバイクである。ホンダは何がしたかったのか、というよりも00年代にホンダが良くやった余ったパーツで稼ごう的な何かだったと思う。
650と400とあるのだが、400ははっきり言ってゴミ。37馬力しかない。650のほうは
水冷4stOHC3バルブV型2気筒
最大出力 55馬力 / 7500rpm
最大トルク 5.7kgm / 6500rpm
乾燥重量165kg
と、なかなかのスペックである。馬力弱いな、と感じるだろうがコイツは耐久性にメガ振りしてあるいつものホンダの移植パターンである。
問題はやたらと寝ているキャスター、27度もある。セパハン(当時はクリップオンハンドル)で27度って何がしたいのって感じである。多分この辺が人気が出なかった理由だろう。おそらくノーマルのまま乗ったら異常にもっさりしているはずだ。
また低重心なのも問題である。X4みたいな4気筒なら直線番長というのも納得だがVツインでこれはない。これは足まわりを弄るの必須である。というわけで参考にこのバイクでバイク便をしているバイク便ライダーロースというチャンネルを見てみよう。
動画から伝わってくるのは、ブロスをサーキットで使わなくなったという熱い思い。つまりブロスを速く乗ろうなんてのは無理なことだ。更に動画中では前の記事に書いたSV650をサーキットで乗っていると解説されている。
つまりブロスは速く走る方向で改造してもあまり楽しくない。そしてこの人の動画で良く出てくるキーワードが「燃費」「頑丈さ」である。つまり、ツーリング用として使うのが一番良い、と思いきやここでタンク容量の少なさが脚を引っ張る。どうすりゃいいの・・・
結局このバイクについては素材が多く見つかるものの、楽しめるアイディアまでまだこぎ着けてない。そんなん記事にすんなと言われそうだが、本当にすべてが惜しいバイクなのだ。
※日本ではあまり在庫がないようだ・・・
2 CBR250R
RRの登場で一気に価値が下落したバイクである。出た当時はニンジャ250Rに続くタイのバイカー文化を底上げする財布に優しいスポーツモデルであった。しかしニンジャ250Rのほうが出たのは先である。ホンダはカワサキに負けまいと安いスポーツバイクを市場に投入した。
このバイクは本当に安かったのでタイのバイカー文化にはかなり貢献した。その後幾多のマイナーチェンジを経て二つ目ライトに外装が変わったが、筆者は二つ目のバイクをダセーと思っているので初期型のほうが好きである。
実際このバイクに乗ると140km/hからはチャタリングが凄くなり、振動もヤバい。音の割に全然進まない。というか単気筒なのに低速のトルクがなんかスカってる!とあまり良い所のないバイクである。
当然中古市場では投げ売りされている。8万も出せば結構な程度の車両が手に入るはずだ。
そして筆者はとんでもない物を発見してしまった。
さすが俺達の武川・・・モンキーが生産されなくなったら自社の技術を一気に他車種で大爆発させてきた。武川、キタコ、デイトナあたりはもう自社でバイク作れてしまうのでは?もっと評価されて良い会社である。
そして武川はこのバイクを次の金の成る木として見ているフシがある。となるとモンキーの88cc、126cc、150cc、180cc、200ccとわけのわからんボアアップキットをどんどん作って行ったようにこのバイクにもボアアップキットをどんどん出していく可能性が高い。味来は明るいのだ。
で、肝心のカスタムの方向性だがモタードは駄目である。というのもホンダがこのMC41をベースに形だけの糞重いモタードを作っていたからだ。
なんとこれ、24馬力で146kg。なんと30年前の設計のDトラッカーよりマイナス6馬力、重量はプラス27kg。本当にモタードか?絶対タダの金儲けのために作ったろ、という駄作。だめだこりゃ。
というわけでこのCBR250Rを改造するならストファイ一択になる。丁度外国のサイトを漁って居たら良いのを見つけて3年前から保存してある。いよいよお披露目の時だ。
おおーっ、イケてんじゃん。フレームを赤く塗装して細部の艶消しブラック部品もメタルに塗装かバフ掛けすれば結構良くなると思う。あとは徹底的な軽量化だな。このバイクの楽しみ方はズバりショートコースとエクストリームだろう。
今日はこれまで。ナイトホーク250(234cc)のボアアップキット、確か273ccくらいを見つけて「うおおっ!!!」となったが冷静に考えたらこのバイクの外見って今インドでバリバリ現行のバイク達にそっくりだから、この見た目で速く走ってもそんなに面白くはないな、と思って記事全消しした。