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糞バイク伝説その4

 トップ画像をボバーにしてみた。ちなみに筆者はボバーとかカフェレーサーとか大嫌いである。単に乗りにくくしてるだけでちっとも格好よくない。同じ理由で殆どのチョッパーも嫌いである。バイクを改造して歩行者から目立ちたいなら、身体を改造しろ。

 そもそも歩行者から見て格好良いバイクとバイカーから見て格好良いバイクは違うのである。ボバーとかカフェレーサーとか、チョッパーとか走ってる姿は滅茶苦茶ダサい。止まって置いてある時だけ恰好良い。だからそのまま置物として飾ってたほうが良いんじゃないの?と思う。まだ三段シートの族車のほうがカスタムとして成立していると思う。

 と、思ったら前の記事のナイトホークが族車カスタムされてるのを発見した。暴走族もタネ車切れだな。思えば90年代のバイクですら、もう旧車なのかぁ・・・時代を感じるな。日本に戻る事があったら徒党を組んで「暴走族及び旧車会から旧車を取り返し、暴力で強制的にノーマルに戻させて格安で売らせる会」を結成しよう。誰か参加する?

 さて今日の糞バイク、行こうか。


1 バジャジ パルサー200NS


 バジャジはインドのメーカーである。しかし確か元々長い間カワサキと技術提携していて、パルサー200も前のバージョンは外国ではカワサキブランドであった。今でこそ破竹の勢いで成長し続け独自のモデルを出しまくっているバジャジだが、昔はカワサキの子分的なノリだった。今ではKTMの筆頭株主である。侮れない。

 さて現行の車種は皆オリジナリティに溢れていてインド人及び、インド周辺の顧客も大満足、なんとあのバイク帝国ネシアにすら輸出している。だがバジャジのこのパルサーシリーズ、2016年頃までは特長の無い糞バイクとして投げ売りされていた。新車でも投げ売りだった。

カワサキブランドのパルサー200。多分OEMだったのだろう。


 ちなみにこのパルサー200はあちこちからボアアップキットが出ている。なんと41PSも出るらしいが、本当か?
 とは言えこのバイクはノーマルでも24.5PS出るので200ccにしては結構頑張っているほうだと思う。

よく投げ売りされている2012モデル

 単気筒、水冷、200ccで25PS、と来ればこれはもうモタード以外に思いつかない。ちなみに空冷のXR250で28馬力である。

誰かが作った想像図


想像図その2

 まあこんな感じでノーマルの良さを消さないようにカスタムすれば結構楽しくなるんじゃないの?(適当)

 てかすでにやってる奴いるじゃん・・・





2 テンプター400

あえて一番ダサいシルバーを掲載

 昔ヤングマシンか何かの企画でつくばサーキットのショートコースを400ccの現行全車種で走ったらどんなランキングになるのか、みたいな企画があった。

 この当時はカウルつきバイクが各社ゼロで、スポーツ系は新車で販売されていなかった。確か1位にCB400SF、2,3位は忘れた。で、何故か他のスポーツ系を差し置いて4位にテンプターが入っていた。

 え?テンプター?マジで?と当時のバイカー全員が思ったはずである。それもそのはず、このバイクはクラシカルな見た目に全振りするためにフロントブレーキがダブルドラムなのである。

 にも関わらず圧倒的な速さ、一体どうなってんだ・・・と誰もが思った。速さの秘密はフラットなエンジン特性だろうか。173kgもあるくせに何なんだこいつ。

 ちなみに糞バイクの定義は中古が投げ売りされていることであるが、このバイク日本国内ではなかなか高いようである。外国ではクソ安い。

 改造するならまずはサベージ650の腰上移植だろう。ポン付け出来るはずだ。

 そしてこのバイクは見た目に関しては改造するところがあまりない。フロントのダブルディスク化くらいだろうか。後は軽量化である。H型リムを残すかどうかは好みが別れる。

 こういうギラギラの光沢パーツだらけにするととても恰好良くなる。

 ちなみに筆者はH型リムはあまり好きじゃないので交換する。そして前後ディスク化する。と、思って参考画像を探したのだがあんま改造している人はいないようだ。外国ではST400という名前で通っている。





3 ER6F,ER6N

 糞バイクの条件はそこらじゅうにゴロゴロ転がって投げ売りされている事である。日本では知名度がないだろうがこのER6シリーズ、特に2008年までのモデルはそこら中で投げ売りされている。

 それもそのはず、このバイクはアクが強すぎる。そしてこの2008年までのモデルはシートとシートカウルがフロントと釣り合っていない。リアだけ時代に遅れちゃった感が凄い。

こちらはアク抜きされて垢ぬけた2012以降モデル

 但しスペックはそんなに悪くない。
・水冷並列二気筒650cc
・72PS
・174kg

 しかし2000年代以降のバイクの宿命で、デザインが個性的すぎて汎用性がないため、思い切った改造は楽しめない。せいぜいボバー化くらいだろう。以下に乗せるカスタムはいずれもオフを意識しているが、この重量でオフを本気で攻めるのは結構疲れる。




 とにかく投げ売りされているので、格安で入手できるならこんな感じにするかな~って程度である。ボバー大嫌いとか言っておいてなんなんコイツって思うだろうが、マジでそれ以外ないんだもん。


 今日はこんなもんだな


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