教育制度改革

 日本の教育が間違いまくりすぎなので、日本人がおかしくなっている。具体的におかしな点は
・年功序列
・コミュ障
・上から言われた事はやるが仲間同士で助け合えない

 この三つが代表例である。それぞれには原因がある。

・年功序列
 言うまでもなく年齢=学年、としているからである。冷静に考えると例えば2000年3月30日生まれと2000年4月3日生まれは四日程度しか差異がないのだが、そこで区切られて敬語+絶対服従である。

 この馬鹿げた制度は教師からもそうするように教えられるので、直しようがない。こうして次の項目とも関係するのだが、学年という壁が出来て団結を阻害すると共に、無能でも人の上に立てるというくだらないシステムが出来上がる。

・コミュ障
 これは上記とも重なっているのだが、高校生までは学級が決められていて、毎日必ず同じメンバーと顔を合わせる。こうなると先に挨拶等して下手に出ると1年間ずっと舐められっぱなしになる。

 そこで先に挨拶したほうが負け、みたいな風潮になり、日本人の約半分がこのルールに従ったまま生きる事になる。(半分は高校で学業を終える)そして自ら挨拶もできない糞人間が量産されていく。自ら人間関係を作らなくても人間関係は固定されているので、困らないからだ。

 こういう馬鹿が自ら人間関係を作れないから、日本は会社等で無理矢理それを補おうとする。会社の同僚以外に遊ぶ相手が居ない人間が多いのだ。尚大学生は自ら行動して人間関係を作る必要があるため、大学出は多少マシであるが、高校までブイブイ言わせていた陽キャタイプは大抵固定人間関係の申し子であるので、大学では下手に出る事が出来ずに孤立しているパターンが多い。

 その結果、大学でメインストリームとなるのが陰の者となる。上記の元陽キャタイプは孤立に耐えられなくなって辞めてしまったり、陰の者の混ざって自らも陰化していくので、日本のエリート社会は総陰キャなのである。


・上から言われた事はやるが仲間同士で助け合えない
 これは第二次世界大戦でアメリカ軍が日本兵の弱点として散々書いていたものである。結局トップダウンしか出来ないので、上官を狙い撃ちしてしまえば後は烏合の衆なのである。

 この状況を作りだしているのは日本の教育が減点制だからである。日本の教育はいかにして先生が言った事をこなすか、のみに重点が置かれていて、リーダーシップや、創造と言った物は全く評価されない。事実小学生からもう皆委員長などの責任あるポジションは避けたがる。

 これは負の連鎖であり、何故こうなるかというと教師からしてもうめんどくさがりだからである。教師も減点制で評価されるので、教師は生徒に余計な事をしてほしくないのだ。

 日本の政治家がすでにそれである。様々な党があるが、有能で何か新しい事をやろうとする人は叩かれて評価が下がる。そして無能は何もしないので評価が上がる事は少ないが、下がる事は全くないので無能ほど上に行く。気付いたら国会議員で上のほうに居る奴等は全員無能。こんな状況である。 

 これもやはり減点制が関係している。「グッドチャレンジだった!」という評価システムが構築されていないからこうなるのだ。これも実は人間関係が固定されているというのが原因でこうなっている。

 誰もがファミリーのみで大草原に住んでいる、と想像してみて欲しい。この場合は減点制で周囲の評判は決まらない。反対に過密状態で生きている都市部の場合、余計な事をすると周囲の迷惑になるので批判される。

 同様に大海原と、大都会の交通を比べてみてほしい。大海原では自由に動いて未開拓の航路を発見したら大手柄であるし、未開拓の航路を航行するのは相当な度胸が居る。反対に大都会の道路では、ルール以外の動きをすると他者からクラクションを鳴らされる。自由な行動は減点の対象なのだ。


 さて、これらの日本の教育の負の連鎖を断ち切るためにどうするべきか。


 筆者の答えは全国統一試験、卒業視覚制である。

 日本全国で統一試験をやり、小卒、中卒、高卒、大卒とそれぞれを資格制にするのだ。試験制なのでどこでどう勉強しようと自由である。勿論自学でもそれは自由である。資格を取るのに必要なものは実力のみ。

 例えば小卒には国語1、数学1、歴史1、地理1、政治1が必要
 中卒には国語2、数学2、歴史2、地理2、政治2、経済1、化学1、生物学1が必要
 高卒には国語3、数学3、歴史3、地理3、政治3、経済2、化学2、生物学2、地学1、宗教学1、法学1が必要
 みたいな感じにする。

 今現在各地にある学校はすべて私塾的な物に置き換える。そして、各学校ではそれぞれ専門分野しか教えないようにする。例えば数学なら数学のみ、歴史なら歴史のみ、化学なら化学のみ、といった感じである。

 こうする事によって専門家が集まり、より高度な知識が集約される。生徒もそれぞれの学校に行って1から人間関係を作らないとテスト対策などで苦労するので、コミュ障の人間はいなくなる。

 同様に年功序列も無くなる。誰もが自由に、好きなタイミングで各教科を勉強すれば良い。また馬鹿は永遠に小卒の資格すら取れないので一生就職できない。

 減点法も無くなる。各学校で生徒達が協力して悪さ……今の日本の教育ではこれが悪とされているが、ノートの使い回しやカンニング法などを産み出す事になるからである。新しい事をする人間は評価されるようになる。


 こんな感じで教育改革をすれば日本の悪い所は殆ど無くなるはずである。ちなみにこれを実行した場合、大学は殆どが解体される。学閥は無くなり、代わりに地域毎のコミュニティーが出来る。各スポーツクラブなんかも地域に依存するようになり、スポンサーの獲得も容易になる。

 以上排便のプロによる教育改革。

 


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