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賢者は強者に優る その4  勝つために準備する(終わり)

と言う感じで、土曜日の夜は各チームのスタッフが部屋に集まり、様々な準備、与えられた時間は2時間!

1時間はハーフコートでそれぞれトレーニング。残りの1時間は15分を2つずつフルコート。スカウティング担当はそれを観て相手のモデルやセットプレーの確認などをしてく。

与えられた時間内に、何を優先的にトレーニングするのか? 

これは、我々地域のチームに必要に要素の一つ。全てが満足に準備出来る状況は少ないので、ある分で準備していかないといけない。

定位置攻撃

定位置守備

トランジション攻撃

トランジション守備

セットプレー(攻守)

特殊局面

この中にも細かくあるけど、

各チームが与えられた時間でどう効果的に、効率的に準備するのか?

実は、これがこのキャンプで一番やりたかったこと。

ただ、講習会ベースでノートに書き写し、インプットをするのも必要だけど、それをやはり実際やってみることが大事だし、指導実践(トレーニング)がゲームに反映されて初めてその意味が分かる訳だし。

トレーニング中に、僕的にはどうかなぁ...と、実際思ったセッションが、ゲームになったら物凄くプレーに反映されていたりして効果的に意味をもたらしていたり、そういう意味でもゲームの為の指導実践は僕も沢山の学びを頂きました。

ゲームの中で言うと試合に勝った、チーム三浦は定位置守備を2つ準備してました。一つはハーフからのボックスをベースにしたゾーンディフェンス、もう一つは完全にマンツーマンで対応する守備。この2つをしっかりと使い分け、ゲーム中で相手の3-1 PIVOの定位置攻撃を完全に守備で翻弄してました。トランジションに強い選手が多かったというのもあったので、まずはそれで起点を創りたかったのでしょう。でも、失点されると一転。高い位置からのマンツーマン守備に変更し、果敢にボールにチャレンジしてまたゲームのリズムを守備で変えていきました。

ゲームもそういう意図と意図、戦略的にも非常に見応えあるゲームが続き、延長戦にまで縺れ込み、みうがトレーニングでやった1vsGKのシーンで、GKの軸を動かしてゴールを決めて、見事にチーム三浦が優勝しました。

(折角なので、延長後半のみ資料として頂いた動画を貼り付けます)

本当、短い時間でしたが、このゲームの為に色んな知を重ね、共有し、プレーモデルを創り上げ、トレーニング構成を決め、優先順位をつけ、役割分担をし、選手を自分のチームとして準備させたこの時間が学びだと思うのです。

勿論、失敗もあったでしょうし、うまく行かなかったこともあるでしょうし、でも、その中からまた学べば良いのです。

このサイクルを繰り返していくことが、賢者フットサルに近づける一歩だと思い、取り組めました。

このキャンプの趣旨の一つでもある、皆さんのより良くが九州のより良くに繋がり、日本フットサルのより良くの何かに繋がれば嬉しいし、そのキッカケになる時間になっていたら嬉しいです。

と言う日曜日....

おい、お前!!! 何もやってないんじゃないか?

と、言われそうですが...(笑)

トレーニングもゲームも暖かく見守り、試合の際に両チームに何度かインストラクターとしての視点でアドバイスさせて頂きました。

そして、僕も学びの時間になりました。

そう、頂けるものは僕もTTPするのです(笑)

そんな、皆さんYWTも観れましたし、沢山の学びに繋がったと思います。

毎年恒例のこの企画。僕がインストラクターをするなんて、思いもしませんでした。でも、こうやってこのキャンプと講習会が誰がインストラクターとしてやることになっても、素晴らしい学びの場となり知を繋いでいける、共有していける、時間になれば嬉しいです。

正直、九州のフットサルはまだまだです。そう、まだまだだから、賢者フットサルを目指すのです。賢者になるために学ぶのです。TTPして、YWTサイクルを繰り返し、自分のフットサルを磨き上げるのです。

そんな事を参加してくれた皆さんが感じてくれてたら、代役として務めた今回のキャンプ、講習会は、良かったと思っても良いのかなぁと思っています。

参加して頂いた皆さん、お声掛け頂いた五所さん、大分県サッカー協会の関係者の皆さん、そして、いつも僕に学びの場をくれるマスターARIHARA( 在原インストラクター)に、感謝の言葉しかありません。

ありがとうございました。

また、来年!!!!





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TAKAYUKI NAKASHIMA
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