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『夢の中』 シーズン2 第28話 羽虫


第28話 羽虫

■圭一がこっちに向かっている……。
もうだめなのか。私は悟史くんを殺すつもりで羽交い絞めにしたわけじゃなかった。
それは悟史くんも知っているはず。
悟史くんに羽交い絞めにされていれば、羽入も攻撃はできないだろうし、羽虫が乗り移ることもできないだろうと踏んだんだ。
 
でも結局、私がこうして生きているということは……。
悟史くんも、羽虫に乗っ取られてしまったに違いない……。
私は圭一を待ちながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。……もう、何も考えたくない気分だった。

だけど、私には、まだ一つだけ、希望が残っているのだと思った。……羽の生えた人型のシルエット。……あいつだけが私の命綱。……あの人が来て、悟史くんに憑りついた虫を追い払ってくれさえすれば、私も圭ちゃんと一緒なら助かるかもしれない。


■ 悟史と沙都子は逃げられたのか。……くそっ。……あと少しだったのに……。
悟史たちはきっとまた来るだろう。そしてまた戦うことになる。
今度は、負けられないよな……。……あーもう!!ちくしょうッ!!! 悟史の野郎が来ない内に、魅音の死骸を何とかしなければ。……魅音の体の中から羽入が出てくれば……。羽い、……いや、羽入はまだ中に残っているんだろうな……。
魅音の体はどう見ても冷たくなっていたから、たぶん死んだのだと思うが……。……そう言えばさっき羽入は何を言ってたっけ……。
魅音の中に羽虫が巣食っている?
 
……魅音が死んだ時に、魅音に取り憑いた羽入が追い出されてどこかに行った。それで羽虫の気配が消えた?……。いや。何かがおかしい。違和感がある。
 
……魅音の死は事故だったんだよな。誰かの手によって殺されたんじゃなくて。……そう。羽入の奴もさっき言っていたよな……。羽入が魅音に殺されそうになったと……。
 
魅音と羽入の争い。その結果、魅音が死んでしまった。……魅音と羽入は喧嘩をして……。魅音が勝って羽入を負かして追い払った。羽入は、自分が負けたせいで魅音が死んでしまうと言ったけど、実際はどうなんだろうか。
 
……もし羽虫に憑依されていたとしても、……それは羽入が望んで行ったことではなく、羽虫が魅音を殺そうとしていただけだったのではないか……。だとしたら羽入は被害者なのじゃないか。
 
……そうだとすると羽入は魅音を恨むことはないのじゃないだろうか。……羽虫を操ったのは誰だ?……羽入ではないとしたら。
 
……羽入だ……。そうだ、羽入を信じるんだ!あいつの話を聞けば必ず分かるはずだ!!
 
俺は大きく手を打ち鳴らし、魅音を起こそうと声をかけた。……返事がない。……だが、俺の思った通りだ!やっぱりこいつは意識があるぞ!まだ息はある!!今のうちならまだ助けられる!!!
 
……いや待て……。羽入が殺したと思った時、魅音は動いていたと言っていた。……羽入は殺していない。羽入は確かに魅音を死に追いやった………。
 
■あぁぁ……羽入ぁぁぁぁ……!!
 
■ 何なんだこいつらは一体……。お前は何なんだ……。

■圭一が駆け込んでくる……。
 
■圭一が私を助けようとしてくれている……。…………でも……………。
 
■羽入…………。…………ごめんね…………。
俺は必死で魅音の体を揺すったが、反応がなかった。
脈もなかった。

■圭一はしばらく私の横に座っていたが。……ふらりと立ち上がる。
羽入が圭一の手を取った。……私にしてくれたように、頭をなでた……。

■…………圭一…………。……僕はずっとひとりでした。……。……あなたが来て、僕の隣に座ってくれたのが嬉しかった。……
 
■……圭一……。ありがとう!
 
■圭一。圭一ぃいいい……。……圭一……ッ!!! 
 
■圭一は泣いていた。涙と鼻水と唾液と、あらゆる汁を垂れ流しながら泣き喚いていた。……羽い、羽入の奴に慰められているようだったが、その羽入の顔も歪んでいたから同じくらいの悲しさのはず。……私も悲しい。
でも私は泣かないし、悟史くんを責めたりもしないよ。私は全部知ってるからさ。

私が悪いんだよ、悟史くん。……悟史くんは何も悪くないんだよ。……悟史くんのしたことは全て、私の為なんだよ。……私は、……本当にバカだったよね……。

私が悟史くんの気持ちにもっと早く気付いていれば。……悟史くんのことを理解しようと努めていれば。……私は悟史くんを、こんなにも追い詰めなかったはずなのに。……私は……悟史くんが大好きだったんだ……。

羽い、羽入がこちらを見た気がしたけれど、気にならなかった。羽虫が羽入の中に戻ってゆくと、羽入もまた姿を消していったから。羽虫がいなくなっても羽入はいなくなるわけではないのだけど、今は羽入に構っている場合ではなかったから。……私は。……もう疲れちゃった。
悟史くんは帰ってこないし、もう嫌だよ……。
眠たいよ。……少しだけ眠るね。……起きたらきっと楽になるはずだから。




続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。

「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。



⭐ 実際に出力された画面


使用したAI

AIのべりすと



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