日経ビジネスのインタビュー バックナンバー Vol.073 2013.01.07 ~ 2013.01.28
ここに掲載している内容は、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた当時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。データを消失してしまったため再現できません。
日経ビジネスのインタビュー バックナンバー Vol.073 2013.01.07 ~ 2013.01.28
✪ 2013.1.7 (No.1)<302>
中国とは「徳」で接せよ
稲盛 和夫(いなもり・かずお)氏
[日本航空名誉会長]
✪ 2013.1.14 (No.2)<303>
説き、訓じて心を1つに
稲盛 和夫(いなもり・かずお)氏
[日本航空名誉会長]
✪ 2013.1.21 (No.3)<304>
ブランドの根幹は信頼
小泉 光臣(こいずみ・みつおみ)氏
[日本たばこ産業社長]
✪ 2013.1.28 (No.4)<305>
R&Dの常識を変える
柳 弘之(やなぎ・ひろゆき)氏
[ヤマハ発動機社長]
🔷 編集後記
この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです(2014-02-07 22:45:33)。そして、オリジナル記事は11年前のものです。
読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。
それだけ歳をとったのだと実感しています。
読み返してみて気づいたのですが、故稲盛和夫さんが2週連続で「編集長インタビュー」に登場していました。
私の記憶では、同一人物が2週にわたって「編集長インタビュー」に登場したことはありません。
どのような経緯でこうなったか、当時の『日経ビジネス』で調べてみることにしました。残念ながら当時掲載された『日経ビジネス』(雑誌)ははるか昔に処分してしまったため、ウェブサイトで確認することにしました。
そして、判明したこととは……。
新春特別版・前編(2013.1.7号)と後編( 2013.1.14号)で取り上げられていました。
尚、特集のタイトル部分の日付(週刊 日経ビジネスのウェブ版)と雑誌の日付が異なるのは、雑誌の日付は月曜日であるのに対して、ウェブ版は雑誌の発行の前週の金曜日に公開されているためです。
編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。
月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。
しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。
今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。
稲盛 和夫(いなもり・かずお)氏
[日本航空名誉会長]
の言葉から。
🔴「現場で働く人たちが素晴らしい人間性を持つようになって初めて、お客様はJALに乗ろうと思うようになる。そこで私自身が様々な現場に出向いて、現場の従業員にこんこんと説きました」
稲盛和夫さんは松下幸之助亡き後の「経営の神様」と言われました。
ご本人がそのように呼ばれることを名誉だとは考えてはいなかったと思います。そんなことで喜ぶ人ではなかったと思います。
破綻したJALの再建を託されるまでには、躊躇逡巡した時間が去来したかもしれません。周囲の人たちに「晩節を汚すことになるので辞退した方がいい」と何度も言われたそうです。
しかし、最後は再建の重責を引き受ける決断をし、JALの再建を数年で果たしました。
もちろん、批判もありました。短期間で再建できたのは債権者に莫大な債権放棄をお願いし、認めてもらったからです。
例えそうであっても、JALは蘇りました。批判した人たちが「私が再建する」と立ち上がったでしょうか? 否。
稲盛さんは口先だけの人ではありませんでした。現場に足を運び、自分の目で見て、どこに問題があるのかを見つけ出し、解決策を策定し、真摯に実行する、そういう人でした。
例え、現場の人たちに不満があっても、破綻に至ったのは事実です。
JALは半官半民の企業でしたから、何かあったら国が助けてくれると油断していたのでしょう。
全社に気の緩みが蔓延し、そうした状態が続き破綻に至ったのでしょう。
責任を取るべき人が取らなかったという点もあったかもしれません。組織構造に問題があったとも言えるかもしれません。
JALの現在の企業業績はどうなっているでしょうか?
2020年に新型コロナウィルスが世界中に蔓延したため外出規制が起こったため、航空業界や旅行業界、観光業界などは大打撃を受けました。
そのため、2021年3月期と2022年3月期の決算は大赤字となりました。
しかし、2023年3月期には黒字転換し、2024年3月期は大幅増収増益予想となっています。
自律回復力が備わっていると見るべきでしょう。
1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。
2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再現できませんが、日経ビジネス電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。
⭐ 『日経ビジネス』の電子版セット(雑誌+電子版)を「らくらく購読コース」で2022年9月12日号 No.2157 から定期購読をスタートしました。
⭐「日経ビジネス 電子版使い方ガイド」(全24ページ)を見ると
「雑誌『日経ビジネス』のバックナンバーの閲覧について」で、
閲覧できるのは2011年10月から最新号と書かれています。
そのため、2008年8月18日、25日分の記事は確認できません。
しかも紙の雑誌は、はるか昔に処分しています。
『日経ビジネス』の記事を再投稿することにした経緯
再編集して再投稿することにした理由は、次のとおりです。
自分が当時どんな記事に興味があり、どのような考え方をしていたのかを知りたいと思ったからです。
当時の自分を振り返ることで、当時と現在で考え方は変わったか否か、あるいは成長しているかを確認したいと思いました。
記事データは当然古くなっていますが、本質的な部分は必ずあるはずで、しかも普遍性があります。その個所を再度学んでみたかったのです。
さらに言えば、『日経ビジネス』のバックナンバーをご紹介することで、この記事に目を通していただいたあなたに何らかの有益なヒントを提供することができるかもしれない、と考えたからです。
「私にとって、noteは大切なアーカイブ(記録保管場所)です。人生の一部と言い換えても良いもの」だからでもあります。
(プロフィールから)
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