日経ビジネスのインタビュー バックナンバー Vol.066
日経ビジネスのインタビュー バックナンバーVol.066
ここに掲載している内容は、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた当時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。データを消失してしまったため再現できません。
✪ 2012.06.04 (No.1)<273>
クルマは汎用品にならない
カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)氏
[日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者)、仏ルノー会長兼CEO]
✪ 2012.06.11 (No.2)<274>
人口減でも縮まない
上西 京一郎(うえにし・きょういちろう)氏
[オリエンタルランド社長兼COO(最高執行責任者)]
✪ 2012.06.18 (No.3)<275>
今こそ消費税を上げる
安住 淳(あずみ・じゅん)氏
[財務相]
✪ 2012.06.25 (No.4)<276>
もう知財は抱え込まない
内藤 晴夫(ないとう・はるお)氏
[エーザイ社長兼CEO(最高経営責任者)]
🔷 編集後記
この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです(2014-02-02 01:10:34)。そして、オリジナル記事は11年前のものです。
読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。
それだけ歳をとったのだと実感しています。
編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。
月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。
しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。
今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。
カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)氏
[日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者)、仏ルノー会長兼CEO]
の言葉から。
🔴「特に競争の激しい環境の中では、規律正しさときちんとした組織体制が競争優位につながります」
ご存じのとおり、カルロス・ゴーン氏と言えば、瀕死の日産自動車を蘇らせた経営者でした。
しかし、経営立て直しを完了し、何年か後、ゴーン氏が不正を働いていたことが発覚し、逮捕されたことは記憶に新しいことです。その後、特別背任で起訴されました。
しかも、日本人の誰もが驚いたことは、釈放中にレバノンに逃亡するという前代未聞の出来事を起こしました。ゴーン氏はいまだにレバノンに滞在し、日本側の帰国要請に応じていません。
日本とレバノンは犯罪人引渡条約は締結していないため、現状ではどうにもなりません。ゴーン氏がレバノンから他国に居を移し、その国が日本と犯罪人引渡条約を締結していれば、強制送還が可能ですが、ゴーン氏がわざわざそんな危険を冒してまで転居するはずがありません。
ゴーン氏は、日産自動車だけでなく、ルノーでも不正を行っていたことが発覚し、フランス検察からも追われていますが、応じる気配は見せません。
最近になって、ゴーン氏は日産自動車を相手取って訴訟を起こしました。一般人の私には理解できません。逃亡している被告が逆に訴訟を起こすという論理はどこから生まれてくるのでしょうか?
自分が正しいと信じるならば、裁判で決着をつけるべきでしょう。もっとも日本の裁判は被告に不利になると考えているゴーン氏にとっては容認できることではないでしょう。
「現行の不一致」はしばしば起きますが、経営トップによる公私をわきまえない行為は許せないという感情論よりも、不正を行った者は相当な処罰を受けなければならないと論理的に考えるのが妥当です。
やはり、「権力必腐」(権力を持つと必ず腐敗する、作家・高杉良氏のノンフィクションのタイトル)となってしまうのでしょうか?
あなたはゴーン氏の行為をどのように考えますか?
カルロス・ゴーン事件
1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。
2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再現できませんが、日経ビジネス電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。
⭐ 『日経ビジネス』の電子版セット(雑誌+電子版)を「らくらく購読コース」で2022年9月12日号 No.2157 から定期購読をスタートしました。
⭐「日経ビジネス 電子版使い方ガイド」(全24ページ)を見ると
「雑誌『日経ビジネス』のバックナンバーの閲覧について」で、
閲覧できるのは2011年10月から最新号と書かれています。
そのため、2008年8月18日、25日分の記事は確認できません。
しかも紙の雑誌は、はるか昔に処分しています。
『日経ビジネス』の記事を再投稿することにした経緯
再編集して再投稿することにした理由は、次のとおりです。
自分が当時どんな記事に興味があり、どのような考え方をしていたのかを知りたいと思ったからです。
当時の自分を振り返ることで、当時と現在で考え方は変わったか否か、あるいは成長しているかを確認したいと思いました。
記事データは当然古くなっていますが、本質的な部分は必ずあるはずで、しかも普遍性があります。その個所を再度学んでみたかったのです。
さらに言えば、『日経ビジネス』のバックナンバーをご紹介することで、この記事に目を通していただいたあなたに何らかの有益なヒントを提供することができるかもしれない、と考えたからです。
「私にとって、noteは大切なアーカイブ(記録保管場所)です。人生の一部と言い換えても良いもの」だからでもあります。
(プロフィールから)