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大前研一 名言集 『サラリーマン再起動マニュアル』(11)

『サラリーマン再起動マニュアル』(11)

今回から『サラリーマン再起動マニュアル』から名言を取り上げます。

大前研一氏は、私にとってメンター(師匠)であり、グールー(思想的指導者)の存在でもあります。

大前氏の著作を読んでいつも感じるのは、物事の本質を捉える、ずば抜けた能力です。

凡人である私は大前氏の足元にも及びませんが、不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、と思っています。


『サラリーマン再起動マニュアル』

目次
 [イントロダクション]志のあるサラリーマンは、きつい仕事を厭わない

 第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?

 第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動

 第3章[実践編]「中年総合力」を身につける

 第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件

 第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ

 [エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある


 

プロフェッショナルになりたければ、自分は今日何をやらねばならないか、今週何をやるべきか、今月何をなすべきなのか、という目標をしっかり定め、それを効率の良い朝を活用して達成すべきなのである

日本人は従来のサラリーマンのメンタリティを捨てる必要があると思う。

従来のサラリーマンのメンタリティとは、9時から5時まで何となく仕事をしているふりをして残業代を稼ぐという、しみったれた根性である。

プロフェッショナルになりたければ、そういうメンタリティとはおさらばして、自分は今日何をやらねばならないか、今週何をやるべきか、今月何をなすべきなのか、という目標をしっかり定め、それを効率の良い朝を活用して達成すべきなのである

 (中略)

つまり、いかに朝の時間帯を上手に使うかということが、プロフェッショナルになれるか否かの分かれ道になるのだ。

『サラリーマン再起動マニュアル』 大前研一の名言 1 〈455〉              
             
                             
                                                      


➳ 編集後記

『サラリーマン再起動マニュアル』 はタイトルから推測すると、マニュアル本のように感じられたかも知れませんが、いわゆるマニュアル本ではありません。

私たちが身につけるべき、本質的な事柄やスキルを具体例に即して大前氏が述べている普遍性のある本です。


🔶 大前氏は自分で考え出したことを自ら実践し、検証しています。仮説と検証を繰り返す行動の人です。

Think before you leap.(翔ぶ前に考えよ)という諺がありますが、Leap before you think.(考える前に翔べ)もあります。

あれこれ考えて、難しそうだからとか面倒くさそうだからやめようでは成長しません。
まず、やってみるという姿勢が大切です。


大前研一氏は、常に物事の本質を述べています。洞察力が素晴らしいと思います

私は、ハウツーものは、その内容がすぐに陳腐化するので読みません。


➔ 大前氏の今回の言葉も、私たちが忘れがちな重要なことに気づかせてくれます。



🔷 東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故の影響で、節電を余儀なくされ、家庭だけではなく、企業は始業時間を早め終了時間もそれに合わせて早めることで、極力残業を減らす方向になってきています。

大前氏が指摘しているように、「朝型人間」に変わらなければ対処できません。

そうした方向転換のきっかけを作ったのが、震災と原発事故であったということになります。ピンチがチャンスを生み出した、と考えるべきでしょう。

話は少しそれますが、今まで9時から5時までの就業時間帯を7時から3時の時間帯にシフトすることで電力消費量のピークを避け、15%節電(明確な根拠は乏しい)をクリアしようと、特に中小企業は涙ぐましい努力を続けています。

ただ、こうした行動を一律に実施することは現実的にはかなり無理があり、個別企業ごとに自社の方針とすり合わせて実施するか、しないか決定する必要があるでしょう。

―― ここまでは、2011当時に書いた内容です――


東日本大震災が発生してから早3年8カ月が過ぎました。
被災者や福島原発のその後の報道は、全くというほどメディアで伝えられなくなっています。

たまにインターネットで、芸能人の一部が「炊き出し」に出かけたというような記事が出ることはありますが、マスコミと組んで番組制作の一貫で行なうことがあり、あまり信用できません。

その一方で、自主的に、定期的に被災地を訪問し、地道に支援活動をしている人たちがいます。

こうした人たちには、頭が下がります。
私は被災地には一度も訪問したことがなく、ごくわずかな寄附金以外に何も支援したことがないからです。

私たちは、確かに被災者ではありません。
ですから、当事者意識を持て、と言われても、被災者と心情を共有することは困難でしょう。

ですが、東日本大震災の記憶を風化させてはならない、と思います。

いつの日か、私たちが被災者になるかもしれないからです。
他人事ひとごとでは、決してありません。




🔶 前期高齢者になり、年金生活者でもあります。
現在は一軒家に一人住まいをしています。4年前から元保護猫(ノア オス キジトラ)を飼っています。

両親も、妻も、姉もすでに他界し、娘は去年暮れに結婚し家を出ました。

平日は午前8時30分からSTOCKVOICE(ストボ)というネット株式情報番組をPCやスマホで観ています。

ほぼリアルタイムで放送されています。国内外の株式市場の情報を東京市場の場中(9:00~11:30、12:30~15:00)を含め、17:00までカバーしています。夜間は22:00~23:00に米国市場を中心にした放送があります。

午前中にIPO(新規株式公開)があると、当日IPOした会社の代表者(主に代表取締役社長)が番組に生出演することがあります。

IPOしても代表者がどのような人物なのか分かりませんが、この番組を観れば代表者の生の声を聴くことができます、事業内容や志等を知ることができます。

今日やるべきこと、今週やるべきこと、今月やるべきことを決めておき、実践すること心がけています。

詳細は下記をご覧ください。




🔶 大前研一氏と私とは年齢が一回り違います。大前氏は1943年2月21日生まれで、私は1955年6月30日生まれです。

大前氏は、私にとってはメンター(師匠)です。もちろん私が勝手にそう思っているだけです。



🔶 大前氏は評論家ではありません。言うだけで自分では何もしない人ではありません。大前氏は行動する人です。だから大前氏の提言は説得力があるのです。



大前研一オフィシャルウェブ

このウェブサイトを見ると、大前氏の出版物一覧を見ることができます。
私は、大前氏の全出版物の半分も読んでいませんが、今後も読んでいくつもりです。

⭐ 出典元: 大前研一 オフィシャルウェブ




大前氏は1995年の都知事選に敗戦後、『大前研一 敗戦記』を上梓しました。




🖊 大前氏の著作を読むと、いつも知的刺激を受けます。
数十年前に出版された本であっても、大前氏の先見の明や慧眼に驚かされます。

『企業参謀』(1985/10/8 講談社という本に出会ったとき、日本にもこんなに凄い人がいるのか、と驚嘆、感嘆したものです。

それ以降、大前氏の著作を数多く読みました。

『企業参謀』が好評であったため、『続・企業参謀』(‎ 1986/2/7 講談社が出版され、その後合本版『企業参謀―戦略的思考とはなにか』(1999/11/9 プレジデント社)も出版されました。






🔶 大前氏は経営コンサルタントとしても超一流でしたが、アドバイスするだけの人ではありませんでした。自ら実践する人です。有言実行の人です。起業し、東京証券取引所に上場しています。現在は代表取締役会長です。



大前氏の本には、ものの見方、考え方を理解する上で重要な部分が多くあります。大前氏の真意を深く考えなくてはなりませんね。

この元記事は8年前にAmebaブログで書きました(2014-11-16 22:53:26)。
「新・大前研一名言集(改)」はかなりの量になりました。
私にとっては、いわばレガシィです。

その記事を再編集しました。



✑ 大前研一氏の略歴

大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本経営コンサルタント起業家マサチューセッツ工科大学博士マッキンゼー日本支社長を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授やスタンフォード大学経営大学院客員教授を歴任。
現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授、(株)大前・アンド・アソシエーツ創業者兼取締役、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長等を務める。    (Wikipedia から)


大前研一氏の略歴補足

大前氏は日立製作所に勤務時、高速増殖炉もんじゅの設計を担当していましたが、原発の危険性を強く感じていたそうです。

その後、世界一の経営コンサルティングファームのマッキンゼーに転職。
マッキンゼー本社の常務、マッキンゼー・ジャパン代表を歴任。

都知事選に出馬しましたが、まったく選挙活動をしなかった青島幸男氏に敗れたことを機に、政治の世界で活躍することをキッパリ諦め、社会人のための教育機関を立ち上げました。BBT(ビジネス・ブレークスルー)を東京証券取引所に上場させました。

大前氏の書籍は、日本語と英語で出版されていて、米国の大学でテキストとして使われている書籍もあるそうです。














⭐ 私のマガジン (2022.07.28現在)





















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藤巻 隆
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