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大前研一 名言集 『考える技術』(6)
『考える技術』(6)
『考える技術』(初版 2004年11月4日 講談社)は、大前研一氏の考え方のフレームワーク(枠組み)のエッセンスを述べた本です。
なかには、かなり厳しい意見もありますが、真摯に受け止め、少しでも実行する心がけが必要であると痛感しました。
本質を見抜くとは、その問題の本当の原因は何かを見極め、正しい解決方法を導き出すこと
本質を見抜くとは、その問題の本当の原因は何かを見極め、正しい解決方法を導き出すこととほとんど同義である。逆に言えば、問題の本質を見抜くためのプロセスをたどっていけば、正しい結論を導き出すのはそう難しいことではない。
ジャーナリストに求められる基本中の基本は、「5W1H」
ジャーナリストに求められる基本中の基本は、「5W1H」だが、これらの記事(注:藤巻 自衛隊が多国籍軍に参加する問題に関する2004年6月16日の朝日、読売、毎日の3大新聞の記事のこと)には、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)言ったのか、まったく書かれていない。
「事実に対して忠実になれない」日本人が多い
日本人が論理的思考が苦手なのは、日本人のメンタリティーにも原因がある。論理的思考のベースには事実の積み重ねがあるが、そもそも「事実に対して忠実になれない」日本人が多いのだ。
➳ 編集後記
『考える技術』(初版 2004年11月4日 講談社)は、約18年前に書かれた本です。今、この本を読み返してみても内容はまったく陳腐化していません。それどころか、現代の社会情勢を的確に捉えていると思います。
大前研一氏の先見性がいかに凄いかは、これらの名言からもその一端が垣間見られるでしょう。
➔ 大前氏の今回の言葉も、私たちが忘れがちな重要なことに気づかせてくれます。
本質を見抜くとはどういうことかを明確に定義しています。
大前氏のものの見方、考え方を理解する上で重要な部分が多いです。大前氏の真意を深く考えなくてはなりません。
この元記事は15年前にFC2ブログで書きました(2007-12-28 23:28 by 藤巻 隆)。「新・大前研一名言集(改)」はかなりの量になりました。私にとっては、いわばレガシィです。
その記事を再編集しました。
✑ 大前研一氏の略歴
大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本の経営コンサルタント、起業家。マサチューセッツ工科大学博士。マッキンゼー日本支社長を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校公共政策大学院教授やスタンフォード大学経営大学院客員教授を歴任。
現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長[1]、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授[1]、高麗大学名誉客員教授[1]、(株)大前・アンド・アソシエーツ創業者兼取締役[1]、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長[1]等を務める。 (Wikipedia から)
大前研一氏の略歴補足
大前氏は日立製作所に勤務時、高速増殖炉もんじゅの設計を担当していましたが、原発の危険性を強く感じていたそうです。
その後、世界一の経営コンサルティングファームのマッキンゼーに転職。
マッキンゼー本社の常務、マッキンゼー・ジャパン代表を歴任。
都知事選に出馬しましたが、まったく選挙活動をしなかった青島幸男氏に敗れたことを機に、政治の世界で活躍することをキッパリ諦め、社会人のための教育機関を立ち上げました。BBT(ビジネス・ブレークスルー)を東京証券取引所に上場させました。
大前氏の書籍は、日本語と英語で出版されていて、米国の大学でテキストとして使われている書籍もあるそうです。
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