日経ビジネスのインタビュー バックナンバー 046
日経ビジネスのインタビュー バックナンバー 046
ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営していた時のコンテンツです。
2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめてあります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。データを消失してしまったため再現できません。
⭐「日経ビジネス 電子版使い方ガイド」(全24ページ)を見ると
「雑誌『日経ビジネス』のバックナンバーの閲覧について」で、
閲覧できるのは2011年10月から最新号と書かれています。
そのため、2008年8月18日、25日分の記事は確認できません。
しかも紙の雑誌は、かるか昔に処分しています。
『日経ビジネス』の記事を再投稿することにした経緯
再編集して再投稿することにした理由は、次のとおりです。
自分が当時どんな記事に興味があり、どのような考え方をしていたのかを知りたいと思ったからです。
当時の自分を振り返ることで、当時と現在で考え方は変わったか否か、あるいは成長しているかを確認したいと思いました。
記事データは当然古くなっていますが、本質的な部分は必ずあるはずで、しかも普遍性があります。その個所を再度学んでみたかったのです。
さらに言えば、『日経ビジネス』のバックナンバーをご紹介することで、この記事に目を通していただいたあなたに何らかの有益なヒントを提供することができるかもしれない、と考えたからです。
「私にとって、noteは大切なアーカイブ(記録保管場所)です。人生の一部と言い換えても良いもの」だからでもあります。
(プロフィールから)
● 2010.10.4 (No.1)<190>
ステーキ大手、上場廃止
南 慎一郎(みなみ・しんいちろう)氏
[どん社長]
● 2010.10.11 (No.2)<191>
このままではLEDも負ける
中村 修二(なかむら・しゅうじ)氏
[米カリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部教授]
● 2010.10.18 (No.3)<192>
景気の二番底は来ない
ジョン・デイナ(John P.Daane)氏
[米半導体工業会(SIA)会長、米アルテラ会長兼社長兼CEO(最高経営責任者)]
● 2010.10.25 (No.4)<193>
脱“ガラパゴス”の3カ条
ドミニク・テュルパン教授(Dominique Turpin)氏
[IMD学長]
🔷 編集後記
この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです
(2014-01-18 23:52:16)。
読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。
それだけ歳をとったのだと実感しています。
編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。
月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。
しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。
今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。
中村 修二(なかむら・しゅうじ)氏
[米カリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部教授]
の言葉から。
🔴「中村修二氏」
ご存じの通り、中村修二氏は青色LED(発光ダイオード)の発明者です。今ではどの家庭でも使われているLEDですが、青色LEDが発明されるまではLEDとして使えませんでした。
その理由は、世界中で青色LEDの発明にしのぎを削っていたのですが、どこにも出来ませんでした。青色LEDがなければ青色が出せなかったからです。光の三原色(RGB=Red、Green、Blue)の一つである青色がキーでした。
しかも中村修二氏の素晴らしいことは、青色LEDの発明のために、市販されていない道具を自作し、「中村は『あれだけ優秀な人たちが取り組んでもうまくいかないならば、むしろ終わったとされる分野に挑んだ方が良い』ということで、ガリウムに着目。その後、中村はツーフローMOCVDによりGaN(窒化ガリウム)の結晶作成を実現」(出所: 中村修二 Wikipedia)したのです。
2014年に赤崎勇名城大教授(85)と天野浩名古屋大教授(54)(いずれも当時の年齢)とともに、ノーベル物理学賞を受賞しました。
中村修二氏は青色LEDを発明した後、特許権をめぐり、勤務先だった日亜化学工業を相手取り訴訟を起こしました。
一審では、彼の発明に対し200億円(その後の企業の利益を勘案すれば600億円に相当)の価値があるという裁定がなされました。
ところが、日亜化学工業が控訴し、二審ではなんと2億円(利息を含め8億円余)で和解させられました。
その後、日亜化学工業は大きな売上を上げ、莫大な利益を得ています。
中村氏はこの結果に対し、日本では個人の発明を正当に評価してもらえないと判断し、米国に渡り、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授となりました。
彼の著書の中に書いてありましたが、「訴訟を起こしたのは、科学者たちが正当に評価してもらうための足がかりにしたかったからだ」ということでした。
日経ビジネスは青色LEDの発明に関する中村修二氏について次のように記しています。
⭐中村修二氏の著作の一部
1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。
2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。
途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再現できませんが、日経ビジネス電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。
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