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日経ビジネスのインタビュー     バックナンバー 032

日経ビジネスのインタビュー         バックナンバー 032


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ここに掲載しているのは、管理人・藤巻隆が携帯サイトで運営して
いた時のコンテンツです。

2007年1月8日号からスタートしています。1カ月分毎にまとめて
あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。データを消失して
しまったため再現できません。

「日経ビジネス 電子版使い方ガイド」(全24ページ)を見ると
「雑誌『日経ビジネス』のバックナンバーの閲覧について」で、
閲覧できるのは2011年10月から最新号と書かれています。

そのため、2008年8月18日、25日分の記事は確認できません。
しかも紙の雑誌は、かるか昔に処分しています。


● 2009.8.3 (No.1)<132>
規制改革が格差をなくす
草刈 隆郎(くさかり・たかお)氏[規制改革会議議長]

今は世界的な経済危機です。

日本も実体経済が戦後最悪の落ち込みになったのは事実なので、経済の危機と課題に取り組み、それに資する規制改革を目指します。

喫緊の課題となると、影響が最も深刻な雇用を増進する。

私達が無駄と非効率が温存されていると考えている官製市場に焦点を当て、非常時だからこそ、いろいろな規制を蛮勇を振るって排除していきます。

内需に成長力を求め、規制改革を推進力にするのが私たちの使命だと思います。

集中して取り組む分野は医療と介護、保育が柱になります。

それと農林水産。

ここに雇用の潜在力があります。


● 2009.8.10・17 (No.2)<133>
世代見通す老人を使え
島 泰三(しま・たいぞう)氏[霊長類学者、日本アイアイ・ファンド代表]

世代を超えた時間を見ることができるのは老人たちの特性だと思います。

半世紀越しで社会の変転を見てきて、自分の祖父母の世代の眼差しを自分で感じるようになる。

100年という時間を実感できるのです。

100年が実感できれば、1000年もまあまあ何とか見通せるようになる。

人間社会がどう変わってきたか、どう変えないといけないのかが見えてくるのです。

そういう年なのです。

こうした年寄りの特性を理解することで、年寄りの使い方があるのではないでしょうか。


● 2009.8.24 (No.3)<134>
中期経営計画は要らない
西本 利一(にしもと・としかず)氏[東京製鐵社長]

これまでの当社はマーケットの会社というイメージが強い。

それも大事ですが、技術力でも評価される存在にならなくてはならない。

それにはチャレンジ精神が欠かせません。

何かに挑戦するうえでの前向きな失敗なら、全く構いません。

僕は数限りない失敗をしましたよ。

それでも安全に関する技術がらみが多く、懲戒処分の辞令なんてのがこんなにいっぱい(笑)。

でも、うちは人がいないから、失敗しても同じやつに任せるしかないんです。

代わりがいないということは、実はとても重要です。

敗者復活の場はいくらでもあるのですから。


● 2009.8.31 (No.4)<135>
“安さ”をブランドにする
野中 正人(のなか・まさと)氏[しまむら社長]

ブランド化という点で、確かにユニクロさんは完全に先を行っていると思います。

ただ、相談役の藤原秀次郎がよく言っていますが、「ユニクロとしまむらは料理で例えればフレンチと中華ぐらい違う」ということです。

食事を楽しむというところは一緒ですが、食べるものが違う。

ユニクロさんは製造小売りですが、私たちはサプライヤーに企画提案してもらい商品を作る。

向こうはベーシックなカジュアル衣料ですが、うちはファッション性を重視している。

お客様の方がうまく使い分けていると思いますよ。

隣同士にお店があるという立地も結構あるのですが、同じお客様が行ったり来たりしている様子をよく見かけます。



🔷 編集後記


この元記事をアメブロに投稿したのは、8年前のことです(2014-01-10 23:00:04)。

読み直してみますと、「こんなことも書いていたのだな」「この個所に関心があったのだな」ということが思い出され、当時の自分の心境に思いを馳せています。

それだけ歳をとったのだと実感しています。

編集長インタビューの記事を読み返してみると、当時の経営者の心意気・信念・余裕・揺るぎない自信といったものが伝わってきます。

月日が経ち、自分だけでなく身の回りにも、環境にも変化があります。

しかし、経営に限らず、物事の本質は変わらないものです。

今回のインタビューの中から興味深い言葉を拾い出してみます。

西本 利一(にしもと・としかず)氏[東京製鐵社長]

の言葉から。

うちは人がいないから、失敗しても同じやつに任せるしかないんです。代わりがいないということは、実はとても重要です。敗者復活の場はいくらでもあるのですから。

                
 

🔴「敗者復活の場はいくらでもある」

これは凄いことです。
日本企業の大半は、失敗すると異動や左遷され、元の部署に戻れることは滅多にありません。

企業どころか、官公庁ではもっと極端かもしれません。
過去を振り返ってみると、「年金制度は100年安心」と公表した後、すぐに間違いであることが発覚しました。

この件で責任を取った人がいますか? いたとしたら誰ですか?
内部では異動があったかもしれませんが、国民側から見ると誰も責任を取らなかったとしか言いようがありません。

「百年安心」の年金制度及び「老後に年金では二〇〇〇万円足りない」という金融審議会報告書に関する質問主意書 令和元年六月二十一日提出
質問第三〇三号

責任を取って一旦その職を解き、再チャレンジ出来るようにすれば良いだけです。


社長が何回か交代した東京製鐵で、現在も「敗者復活の場はいくらでもある」という方針を貫いているとしたら、とても素晴らしいことと思います。

チャレンジ精神を重視し、再チャレンジ出来るとなれば頑張るでしょう。
前回の失敗を糧として、どうしたら成功することができるか真剣に研究することでしょう。




1回の投稿ごとに1カ月分にまとめたインタビューの概要を掲載します。

2007年1月8日号からスタートし、2013年7月までの6年7カ月分のバックナンバーだけで79件あります。

途中、数件記事が抜けている個所があります。
データを消失してしまったため現時点では再生できませんが、日経ビジネスの電子版では「2011年10月から最新号まで」のバックナンバーが閲覧できるようですので、抜けている個所に該当する部分が見つかれば、追記します。

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藤巻 隆
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