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舞華のいなくなった夏 第13話 買い物
舞華のいなくなった夏 第13話 買い物
「舞華。今日の夜は何が食べたい?」
「そうですね……カレーが食べたいなぁ……」
「よし。なら、今日はカレーにするか」
「やったー!」
舞華は子供のように喜んでいる。まあ、見た目だけ見れば小学生にしか見えないんだけど。
俺は舞華と一緒に買い物をしていた。今は夕食の材料を探している。
「ふふ……」
舞華は終始ご機嫌な様子で歩いている。
俺も舞華と一緒に過ごすのは嫌いではない。むしろ、楽しいと思っている。しかし、一つだけ困っていることがある。
「あの、兄さん」
「なんだ?」
「手を握ってもいいですか?」
「……」
「ダメですか?」
「別にいいけど」
「ありがとうございます」
そう言って、俺の手を握る力を強める。
「おい。ちょっと強くないか?」
「そうですか?でも、離したら逃げちゃうかもしれませんから」
「お前な……」
「冗談ですよ。ちゃんと加減しています」
「なら、いいけどさ」
俺は諦めて、そのまま歩き続けることにした。
実はというと、俺は妹と手を繋いで歩くことに抵抗を覚えていた。というのも、昔は普通に繋いだりしていたのだが、中学生になってからというもの、舞華が必要以上にスキンシップを求めるようになったからだ。
「なあ、そろそろやめないか?」
「嫌です」
「即答!?」
「だって、久しぶりにこうやって一緒に出掛けているんですよ?」
「だからって、ずっとこのままってわけにもいかないだろうが」
「私は気にしないですよ」
「俺が気にするんだよ!」
「大丈夫ですよ。兄妹ならこれくらい当たり前のことじゃないですか」
「どこの世界に実の妹に手を繋ぐ兄がいるってんだ!」
「ここの世界にはいますよ」
「くっ。正論を言いよってからに」
こうなると、もうどう言い返そうが、言い負かされてしまう。
「兄さん。私、アイスが食べたくなりました」
「はあ!?ふざけるな!そんな金あるわけないだろ!?」
「ええ。なので、買ってきてください」
「何でそうなる!?」
「お願いします」
「嫌だよ!第一、何で俺がパシらないといけないんだ?自分の分は自分で買いに行け!」
「嫌です。面倒くさい」
「この野郎……」
俺は心底腹を立てていたが、ここで逆らっても無駄だということはよく分かっている。
「わかった。行けばいいんだろ。その代わり、後で何か奢れよ」
「はい!もちろんです!」
「はあ……」
俺は盛大にため息をつく。
「じゃあ、行ってくるよ」
そして、一人でスーパーへ向かうことにした。
それから十分ほど歩いて、ようやく目的地に着いた。
「ふう。やっと着いたか」
店内に入り、冷凍食品コーナーへ移動する。そして、アイスを探す。
「おっ。あった」
目的のものを見つけ、それを取ろうとしたまさにそのときだった。
「あれ?君ひょっとして、上川くん?」
突然、後ろから声をかけられた。
「え?」
振り返るとそこには、見覚えのある顔があった。
「やっぱり上川くんね。久しぶりねえ」
その人物は、以前俺が家庭教師をしていた家の生徒の母親である、鈴木さんだ。
「お久しぶりです。こんなところで会うなんて奇遇ですね」
まさか、こんな場所で偶然にも会ってしまうとはな。
「本当にね。でも、嬉しいわ。上川くんにまた会えて」
「はは。そう言っていただけて光栄です」
「あら。前より礼儀正しくなったじゃない?」
「そうですか?自分だとよくわかりませんけど」
「ふふ……。そういえば、舞華ちゃんは元気にしているかしら?」
「はい。相変わらずですよ」
「そう。ならよかった」
「そういえば、娘さんはどうしているのですか?」
「ああ、美香なら今友達の家に遊びに行っているの」
「へえー」
「そうそう。それより、舞華ちゃんのことについてだけど……」
その後、しばらくの間、世間話が続いた。
すっかり話し込んだ後で、鈴木さんは言った。
「ごめんなさい。つい長話をしてしまったみたいね」
「いえ。別に構いませんよ」
「悪いけど、これから用事があるから、もう行くことにするわ」
「あ、はいわかりました」
「それじゃあ、また機会があれば会いましょう」
「はい。さようなら」
「さようなら」
そう言って、鈴木さんは店から出て行った。
「さてと、俺も帰るとするかな」
俺はレジで会計を済ませ、店を後にした。
続く。
<編集後記>
ミステリー小説のようなイメージで、AIのべりすとにテキストを生成してもらいました。
AIのべりすとによる一貫したテキスト生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。
言い換えれば、意味不明なテキストを生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡りテキストを生成させるか、新たな小説に挑戦するか決定します。
🔴お知らせ
2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2 → とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃
接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。
AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。
「AIのべりすと」の設定
「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。
使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)
このモデルを使い、テキストを生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。
テキストが途切れたり、辻褄が合わなくなることがあるので、その際には加筆修正が必要です。
1. デフォルト AIに好きに書かせます
2. セリフ 台詞を優先
3. ナラティブ 地の文を優先
この3つの設定の中から一つを選び、AIにテキストを生成させます。
設定を変更することは任意です。
いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
適宜、「2. セリフ 台詞を優先」 にしたり、 「3. ナラティブ 地の文を優先」 にします。 各話が単調にならないようにするためです。
使用したAI
AIのべりすと
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