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堀 紘一 名言集 『リーダーシップの本質』(46)


『リーダーシップの本質 真のリーダーシップとは何か』(46)

 『リーダーシップの本質』(初版 2003年6月26日 ダイヤモンド社)は、堀 紘一氏が満を持して上梓した優れたビジネス書です。

 略歴は著者紹介に譲るとして、堀 紘一氏はボストンコンサルティンググループ日本法人代表、ドリームインキュベータ(DI)創業者となり東京証券取引所に上場させました。単なる経営コンサルタントではありません。

 DIは現在電通グループ(電通G)の傘下にあり(電通GがDIの株式を20.95%保有しています。 2022年9月30日現在)、堀氏は代表取締役を退任されています。

 著名な経営者と「経営の本質」を議論しあい得た知見は類稀なものです。
 優れたビジネス書を数多く執筆しています。難しい言葉は極力排除し、エピソードを交え、分かりやすく解説しています。


リーダーシップは学習し、練習してマスターするものである

 リーダーシップは学習し、練習してマスターするものである。今回はリーダーシップ発揮に失敗しても、次はどうやって成功に導くかを考えればいい。他の人はどのようにリーダーシップを発揮しているのか、自分のリーダーシップのどの辺りがみんなに受け入れてもらえないのか、どこを直す必要があるのかを考えれば、次の成功の出発点に立つことができる。今回より次、次より次の次にはもっとうまくリーダーシップをふるえるようになる可能性があるのだ。

    『リーダーシップの本質』 堀 紘一の名言 1 <136>                  


自分は才能がないからとあきらめることにプラスはないが、自分の努力を尽くしたことにマイナスはないのである

 仮に、大変な努力をしたにもかかわらずリーダーシップ能力を十分に伸ばせなかったとしても、そこまでやってきたことから得られるものは決して少なくない。自分は才能がないからとあきらめることにプラスはないが、自分の努力を尽くしたことにマイナスはないのである

    『リーダーシップの本質』 堀 紘一の名言 2 <137>                  


リーダーシップにおいては経験の持つ意味は大きい

何事においても経験を重ね、反覆練習を徹底することである

 経営の本質に早く近付くためには、体系化され、実務経験に裏づけられて確立されたハーバード・ビジネス・スクールなどのノウハウを学ぶことも重要である。既存の理論、ケースを徹底的に研究し、予行演習をし、実地の体験によって速習するのがいい。
 リーダーシップにおいては経験の持つ意味は大きい。何事においても経験を重ね、反覆練習を徹底することである

    『リーダーシップの本質』 堀 紘一の名言 3 <138>                  


✔ 出典元

『リーダーシップの本質 真のリーダーシップとは何か』
2003年6月26日 第1刷発行 ダイヤモンド社



✍ 編集後記

🔶  『リーダーシップの本質』は堀氏の経歴に違わない内容の本です。重要な点は「本質」です。すぐに廃れてしまうハウツーものとは根本的に違います。

私たちは新奇さに目を奪われることなく、常に「本質」とは何かに着目する姿勢を貫きたいですね。

勉強は一生続けることが大切です。世の中は常に進歩しているのですから。劇的な変化にも予兆はあります。感度の良いアンテナを張り、見逃し、聞き逃ししないようにしましょう!

何歳でも、何歳からでも勉強はできます。書籍を手許に置いておけば、いつでも何度でも参照することができます。

「この本は良書だ」と思ったらその1冊の本を何度も読み返すことが重要です。

一度読んだくらいですぐに理解できたという著書は、中身は大したことはないと判断するべきでしょう。「韋編三絶」という言葉がありますね。


🔷「自分は才能がないからとあきらめることにプラスはないが、自分の努力を尽くしたことにマイナスはないのである」

なかなか奥が深い言葉だと思います。多くの人にとって慰めの言葉でもあると思いました。努力は決して無駄ではないと信じたいです。

あなたはどう思いましたか?


✒ 堀 紘一氏の略歴

ドリームインキュベータ代表取締役社長。
1945年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業。ハーバード大学大学院経営学修士(MBA with High Distinction)。読売新聞、三菱商事、ボストンコンサルティンググループ(BCG)社長を経て、2000年にドリームインキュベータ(DI)創業。
BCG時代には、金融、ハイテク、消費財、Eコマース、中期戦略など数多くの戦略策定及び実行を支援。
『知恵は金なり』『強い会社はこうしてつくれ』『成功する頭の使い方』(PHP研究所)、『人と違うことをやれ!』『どんな「壁」でも突破できる』(三笠書房)、『挑戦! 夢があるからビジネスだ』『脱皮できない蛇は死ぬ』(プレジデント社)、『できることから始めよう!』(ダイヤモンド社)、『ホワイトカラー改造計画』『21世紀の企業システム』(朝日出版社)など著書多数。
(『リーダーシップの本質』の著者紹介から)


✒ 堀 紘一氏の略歴補足

2020年に堀氏はDIの取締役を退任し、DIは電通の傘下となりました。
近況は下記をご覧ください。
「セカンドライフ」を謳歌しているようです。



⭐出典元: 『リーダーシップの本質 真のリーダーシップとは何か』


⭐回想録


⭐マガジン (2023.02.24現在)


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