【AIのべりすとの作成者へのインタビュー】
🔷 AIのべりすとはどのような趣旨で作成されたのか?
私は、2022年3月5日から、「AIのべりすと」というAIが書いた小説『夢の中』を毎日noteに投稿しています。私は今回の記事を読むまで、AIにおまかせで小説を書いてもらっていたと思い込んでいました。
🔴 小説『夢の中』
AIのべりすとに対する誤解
ところが、AIのべりすとの作成者Staさんによると、その趣旨は違っていたことに気づきました。誤解していました。
「まず分かるのは、執筆は人間とAIの共同作業だということだ」
「基本的には、直前に書かれた文章を参考にして文章を書いていくという使い方を想定しています」(Staさん)
「小説を書くAIというと、AIが自分勝手に書くようなイメージを抱く人がいるかもしれない。だが、実態はむしろ逆で、人間にかなり合わせてくれるのがAIだと、Staさんは言う」
文庫本178万冊分に相当するコーパス(データベース)をAIに読み込ませた
このAIにどのくらいのビッグデータを読み込ませたのかが気になっていました。
記事によりますと、「文庫本178万冊分に相当するコーパス(データベース)をAIに読み込ませ、訓練することで、この、“人間の鏡”のようなAIを実現した」そうです。
AIのべりすとの自由度
もう少し、Staさんのお話を聞いてみましょう。
「『AIのべりすと』では、意図的に、内部の動きや機能を見せるようにしています。ユーザーが自由にいろいろ調整できるようにしている」
一歩踏み込んだ発言もしています。
「大袈裟な話ですが、SF小説のように、もしもAIが人間に反撃してきた場合、AIがどうやって動いているかが分かっていれば、止めることができると思うんです」
Staさんの考え
Staさんは、将来「AIはこうなっていくのではないか」と述べています。
「これからは、データセンターに座っている神様みたいなAIよりも、小さな卓上に宿るティンカー・ベルみたいなAIを目指していくべきなのではないかと思っています。AIは人間の創造力を刺激し、大変な時に付き合ってくれる、そんな友達のような存在になっていくはずです」
この件に関する解説が書かれています。
「『ピーター・パン』に登場するティンカー・ベルは、モノを作る才能を持ち、大好きなピーター・パンを守るためにいつも彼のそばにいる愛らしい妖精だ。こんなAIがいてくれたら、この取材記事だって、もっと速くもっと良いものが書けたに違いない」
「AIを使う能力」が問われる時代
「AIの登場によって、AIを使いこなす能力が問われるようにもなる」
Staさんの考え
「たとえば『AIのべりすと』を『編集者』として見るか、『作家』として見るかによって、AIの見え方は変わってくると思います。編集者として見る人は、アイデアを出してくれたり、自分の文章をブレストしてくれる存在としてAIを使うでしょう。一方作家として見ると、人間がAIにヒントを与えて、AIの書いた文章を推敲したり、整えていくという使い方をするのではないか。使い手の立場によっても、AIの使い方は全く変わってくるわけです」
🔷 第1回 AIノベリスト 文学賞
🔴 出典元
㌽ 「人間とAIが二人三脚で小説執筆」とは 若き天才プログラマーが解説
➳ 編集後記
「AIのべりすと」を軽い気持ちで使い、実際に『夢の中』という小説をAIに書いてもらっていますが、「執筆は人間とAIの共同作業」というStaさんの指摘に目を見開かされました。
続編もあるようなので、公開されたら、再度取り上げます。
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