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【村田製作所からMurata Newsletterが配信されました】 (2022.04.04 10:01) Vol.2

村田製作所から配信されたMurata Newsletterのうち、私たちの身近に関係のありそうな内容をご紹介します。
配信の日付は前後することがあります。

過去記事

〈1〉 村田製作所 代表取締役社長の中島規巨(なかじま・のりお)氏の
インタビュー記事(2021.11.24 10:00) Vol.1


Newsletter

🔷 「メタバースによって現実味を帯びるバーチャルオフィスとは?」というタイトルの記事が掲載されました。

いくつか専門用語が出てきますので、その都度補足説明をします。

私が個人的に重要と考える個所を取り上げていきます。

🔶 アバターを用いてバーチャルオフィスで会議を行う未来へ(2022/01/27)

この記事におけるキーワードは「バーチャルオフィス」「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「メタバース」「CES」の5つです。

村田製作所は、VR・AR機器の基幹部品を提供することによって、社会に貢献できると考えていることが推測できます。

当面は5Gへの取り組みを優先させ、AR・VR表示機器の世界市場の拡大に対応できるように体制を構築しつつあることが読み取れます。


▷ 従来の働き方を革新する動きが熱を帯びつつある ◁

「従来の働き方を革新する動きはますます熱を帯びつつあります。今回は、その代表例である『バーチャルオフィス』を軸に、エレクトロニクス技術を応用した働き方の未来を見てみましょう」
村田製作所の記事から引用)

◎ バーチャルオフィスとは

テレワークナビの「バーチャルオフィスはテレワークでどう役立つ?メリットや機能、おすすめツール8選を紹介によれば、

「バーチャルオフィスとは、インターネット上の仮想空間に設けたオフィスのことを指します」

と定義されています。

村田製作所の今回の記事の中では、バーチャルオフィスを次のように定義しています。

「バーチャルオフィスとは、従業員がオンライン上のバーチャル空間に再現したオフィスに集まり、会議や共同作業などを行うこと。
無限に拡がるバーチャル空間の中で、オフィス利用に特化したものがバーチャルオフィスだと言えるでしょう」
村田製作所の記事から引用)

この定義のほうがより具体的で理解しやすいでしょう。


◎ バーチャルオフィスでは、どのようなことが行われるのか

「バーチャルオフィスでは、バーチャル空間を現実のように体験できるVR(仮想現実)や、現実世界にバーチャル世界を重ね合わせるAR(拡張現実)といった技術が応用されています」
村田製作所の記事から引用)

ここで出てきたVR(仮想現実)AR(拡張現実)についても少し詳しく見ていくことにしましょう。


◎ VR(仮想現実)とは何か?

ELECOMのVRって「どんな意味?VRのしくみと活用事例によれば、

「VRは『Virtual Reality』の略で、『人工現実感』や『仮想現実』と訳されています。ここには『表面的には現実ではないが、本質的には現実』という意味が含まれ、VRによって『限りなく実体験に近い体験が得られる』ということを示します。VRを通して得られるリアルな体験が、あたかも現実であるかのように感じられるということです」
ELECOMの記事から引用)


◎ AR(拡張現実)とは何か?

価格.comマガジンの「『AR=拡張現実』とは何か?VRとの違いは?実現するちょっと未来のカタチ」によれば、

「ARとは『Augmented Reality』の略で、一般的に『拡張現実』と訳される。実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を“仮想的に拡張する”というものだ」
価格.comの記事から引用)

上記のVRとARの定義によっておよその概念は掴めたと思います。
では、VRとARの違いをもう少し見てみましょう。


◎ VR(仮想現実)とAR(拡張現実)との違いは何か?

同じく、価格.comマガジンの「『AR=拡張現実』とは何か?VRとの違いは?実現するちょっと未来のカタチ」によれば、

ARが現実世界に視覚情報を重複表示させる『拡張現実』であるのに対し、VRはクローズドな世界(スクリーン)にリアリティを高めた視覚映像を投影する『仮想現実』だ。後者は『非現実の世界をあたかも現実のように感じさせる』もの。両者は似て非なるもので、むしろ対照的と言っても過言ではないだろう」
価格.comの記事から引用)

つまり、ARは現実世界+視覚情報を重複表示させるものであり、VRはスクリーンにリアリティを高めた視覚映像を投影するものということです。


◎ バーチャルオフィスのメリット

バーチャルオフィスのメリットは何でしょうか?
この点について、村田製作所は次のように見解を述べています。

「例えば、在宅中の従業員がVR機器を装着すると、バーチャル空間に再現された会議室が広がります。そこに自分の分身であるアバターで入り込み、目の前に上司や同僚がいるかのような感覚で打ち合わせを行うことができるのです。VR機器の向きやコントローラの動きは、アバターの動きに反映されます。会議の参加者同士が目線を合わせながら、身振り手振りを交えて会話できることがバーチャルオフィスのメリットだと言えるでしょう」
村田製作所の記事から引用)

つまり、

自分の分身であるアバターで入り込み、目の前に上司や同僚がいるかのような感覚で打ち合わせを行うことができ、会議の参加者同士が目線を合わせながら、身振り手振りを交えて会話できること」
村田製作所の記事から引用)

がメリットということです。


▷ メタバースを背景にVR・ARの市場規模が拡大 ◁

「バーチャルオフィスの延長線上にあるメタバースは、超越を意味する『メタ(meta)』と、宇宙や空間を意味する『ユニバース(universe)』を組み合わせた造語で、国内外のIT企業が相次いで参入を表明する再注目の技術」
村田製作所の記事から引用)


◎ メタバースとは何か?

メタバースに関する記事をCNET Japan のサイトで見てみましょう。
知らなかったことですが、メタバースは新しい概念ではないということです。

メタバースは新しいアイデアではないこの言葉自体は何十年も前から使われてきた。仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、3Dコンピューティングといった背景技術に至っては、さらに長い歴史を持つ」
CNET Japanの記事(1)から引用)

メタバースはまだ漠然とした概念だ。メタバースはインターネットの進化形であり、アバターを介して人々が交流したり、仕事をしたり、遊んだりできるオンライン空間だと言われることが多い。これは共通された空間であり、いつでも好きなときに利用できる。Zoomのように、用が終わったら消えることもない」
CNET Japanの記事(1)から引用)

これらの記事から「メタバースは漠然とした概念」で、これからどのように進化していくか、現時点では明らかではないということが分かります。

さらに、VRやARとの親和性が高いと言えそうです。

VRやARを介さなければメタバースにアクセスできないわけではないが、両者が密接な関係にあることは間違いない。未来のヘッドセットはさまざまな機器やサービスとの互換性を持つことになるだろう」
CNET Japanの記事(1)から引用)

CNET Japanは一歩踏み込んだ記述をしていますね。
今後注目されることは、どの企業が世界標準を握ることができるかでしょう。

「Meta、Microsoft、ソニー、Epic Games、そして多くの中小企業が先行者利益を得るためにさまざまなプロジェクトを進めている」
CNET Japanの記事(1)から引用)


メタバースはどのような世界になるのかが気になるところですね。
CNET Japanは大胆な予想をしています。

「ヘッドセットを必要とするようなリッチな『メタバース』が想定しているのは、没入感のある360度のデジタル世界だ。ユーザーは自分でデザインしたアバターを持ち、デジタル資産を所有する。所有権はブロックチェーンに記録されることになるだろう
CNET Japanの記事(2)から引用)


◎ AR・VR表示機器の世界市場

この分野の世界市場は今後急成長する見通しです。
まず間違いないでしょう。
ある市場調査結果によると、想定をはるかに超えた数字が示されています。

「富士キメラ総研の市場調査結果によると、AR・VR表示機器の世界市場は2030年に2019年比44・8倍の16兆1711億円まで成長する見通しです。企業間取引(BtoB)や企業が他企業経由で消費者に提供する取引(BtoBtoC)向けAR・VRソリューションの国内市場も年々拡大し、2030年には同46・6倍の8380億円に達すると予測しています」
村田製作所の記事から引用)

実際にそうなるのか、あるいははるかに上回るのかは分かりませんが、ものすごい成長が見込まれる分野であることは私でも想像がつきます。

ぜひ日本企業も参戦し、その主要メンバーに名を連ねてもらいたいものですね。


◎ CES(世界最大級の技術見本市)

CES(世界最大級の技術見本市)の名称を1度や2度は見聞きしたことがあるでしょう。

ここでメタバース関連の技術が注目を集めたそうです。

「2022年1月、アメリカで開催された世界最大規模の技術見本市「CES」でも、メタバース関連の技術が注目を集めました。日本の企業も存在感を示し、総合電機メーカーのグループ会社が高精細な映像でバーチャル空間を体験できるVRゴーグルを発表」
村田製作所の記事から引用)

CESについてもう少し詳細に見てみましょう。
この名称は、もともとはConsumer Electronics Showでしたが、このように紹介しないように公式に記しているそうです。

CES(シーイーエス)は、毎年1月全米民生技術協会英語版)(Consumer Technology Association、CTA)が主催し、ネバダ州ラスベガスで開催される電子機器見本市である。業界向けの見本市で、一般への公開はされていない。展示会には多くの新製品が出品され、プロトタイプ(試作品)も多い。当初から長らく名称はConsumer Electronics Showだった。現在、CESではConsumer Electronics Showとして紹介しないように公式に記している」 
Wikipediaの記事から引用)



⭐ まとめ

・バーチャルオフィスで会議を行う未来

・バーチャルオフィスとは、インターネット上の仮想空間に設けたオフィス

・VR(仮想現実)とAR(拡張現実)
 ARは現実世界+視覚情報を重複表示させるものであり、VRはスクリーンにリアリティを高めた視覚映像を投影したもの

・バーチャルオフィスのメリット
 自分の分身であるアバターで入り込み、目の前に上司や同僚がいるかのような感覚で打ち合わせを行うことができる

・メタバースは、超越を意味する『メタ(meta)』と、宇宙や空間を意味する『ユニバース(universe)』を組み合わせた造語

・メタバースを背景にVR・ARの市場規模が拡大

・アメリカで開催された世界最大規模の技術見本市「CES」でも、メタバース関連の技術が注目を集めた

出典元一覧

⭐ 出典元1:メタバースによって現実味を帯びるバーチャルオフィスとは?


⭐ 出典元2:バーチャルオフィスはテレワークでどう役立つ?メリットや
  機能、おすすめツール8選を紹介


⭐ 出典元3:VRってどんな意味?VRのしくみと活用事例


⭐ 出典元4:「AR=拡張現実」とは何か? VRとの違いは? 実現するちょっと未来のカタチ


⭐ 出典元5:いま話題の「メタバース」とは--知っておくべき5つのこと


⭐ 出典元6:コンシューマー・エレクトロニクス・ショー



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