『夢の中』 シーズン２ 第３５話 夢の中？
第３５話 夢の中？
■……電話を切る寸前、詩音の涙混じりの謝罪の声が確かに耳に残っていた……。……間違いない…………。……悟史に何か……あったんだ……。……くっ……！
■……どうして俺はあんなことしか思わなかったんだろう。……もっと早くに気が付かなかったのか。
あの日、綿流しの後に起こったという怪事件を思い出すべきだったんだ。
ダム工事のための土地買収から始まった、数々の不可解な事件の顛末を！！その一連の事件を、警察は事故死だと発表した。……そしてそれは表向きの話。
実際は、その死は単なる事故ではなく、殺人なのだ。その犯人はまだ捕まっていない。……悟史の死だって……、同じだ。……あれだけ警察が事故死と断定したから、悟史が死んだということを受け入れて安心していた。
……だが、もし悟史の死の真相が別にあるとしたら。その可能性が捨てきれないのだとしたら。……沙都子に対する連続する嫌がらせも。
そして梨花ちゃんが行方不明になったことも。
全てが一つの線で繋がるんじゃないか？？
……そしてもしもそれが本当だとすれば、……悟史が失踪したという事実にも説明が付く。
つまり。……梨花ちゃんは誘拐されて。……その犯人が、……魅音なのかもしれない……！！！……あぁ、何と言うことだ……。……じゃあ。……俺の妹が、……いや、俺たちの部活の仲間が、……悟史を殺したかもしれないのだ！！！！
……そうだ……、きっと……いやその通りなんだ……。……悟史は殺された。……いや……殺されてはいないか……。……自殺か……あるいは……。……くぅ……ッ！！ 畜生……畜生……！！！
悟史…………！！！……悟史が自殺したなんて考えたくない。絶対にありえない……はずだ。あいつはいつも、妹の沙都子の心配をしていた。
……それに、両親が死んでからは、叔父である前原さんの家に預けられた妹を気にして。ずっと一緒にいたいと願っていたのだ……。……だから……だから……悟史は死んだりしないはず……。……そう信じたい……。
……それに……。……それに。……本当に悟史は、……梨花ちゃんの誘拐に無関係で巻き込まれただけだったのか？……それこそ、信じられない話だが。……梨花ちゃんの本当の目的は……悟史に近付き、親密になり。……梨花ちゃんの失踪は……、悟史が殺したように偽装されたものだったとしたなら？……詩音の言葉じゃないけど。
■……悟史くんのことを聞く勇気が出なくて。
電話を切るしかなかった自分が憎かった。……そして……電話を切られてから気付くのだ。……今すぐにでも、詩音に連絡を取らなければならないことに。……悟史くんのことが、とてもとても心配だった。
……そして……。
悟史の身に何が起きたのかを、悟史から直接聞き出せるかもしれない唯一の機会を自ら手放してしまったことも。
悟史の死を確認するよりも前に、悟史のことを思って涙してしまうほどの、……私と悟史の関係を……思い出すべきだったのだ……。
…………そうさ。…………私たちが…………悟史の両親のように、事故で死に別れることなど……、……あるわけがないのだ………………！！！！……私が悟史のことを案じて、悟史のことだけを想って泣くのは当たり前のことで。……そこに理由があるのかどうかなんて、……考えたことがなかった。…………悟史の無事を確かめることの方が先だったのに……。私は悟史の身を心配して、悟史のことだけで頭がいっぱいになってしまった。
……そういえば、電話を切る直前に聞いた、詩音のすすり泣く声。……あれは誰だったのかを……、……聞く必要もない……。……あの泣き声の主は……、……間違いなく……詩音だ……。
■……詩音のことを考えながら家路につく途中。……自分の足元で何かが跳ねているのに気付き。立ち止まると、そこには一匹の蟻がいた。……こんな田舎道では珍しい。……普段は見ない種類だ。……ふと興味を覚え、俺はポケットにあったハンカチを使って、それをつまみ上げた。……するとその蟻は、……俺の指から逃れると、再び土を掘ろうと動き出す。……その動作を何度か繰り返す内に、それが普通の種類のものじゃなく、働き者の小さな昆虫でもなく。……ただのアリの類でもないことにようやく気付かされる……。……それは……人造虫の一種なのだと……！……そして、それは俺にはなじみのあるもので……。
■……あぅ……。……あぅあぁ……。……どうして。……何が一体どうなっているというのですか。…………あぅあうあぁあああ…………。……どうして。……そんなひどい話、……あぁ、嘘です……。……悟史も詩音も。……圭一さんまでが、……そんな恐ろしい目に遭わなければいけないんですか……。
■……それはね。……みんなあなたたちが悪いんだよ。
え？……その声。……レナ？
■ 背後から突然聞こえてきた声は、よく知った少女のものだったが、どこかいつもとは違う、無機質な印象を覚えた。振り返ると……そこには確かに彼女。北条沙都子がいて、表情のない顔で私を見つめていた……。……沙都子の顔が無性に見慣れない他人のもののよう感じられて不気味だったが、それも当然の感覚なのかもしれなかった……。……この子のこんなに悲しそうな顔をしたところを、今まで一度も見たことがないのだから。
■……レナは本当にいるのかしら。
私は今、夢の中なのでしょうかね？ ただ私の心だけがここに取り残されていて。……その残滓のような存在に宿る感情の起伏に従って、私は動かされているというだけの。……そういう存在ではないでしょうか？……あぁ……そうかもですね……。
夢ならば覚めればよいのです。……もういいではありませんか。……これ以上、残酷なことが起きるなんて、あぁ、神様は意地悪すぎますよ……。……でもこれは現実なのだと思います。
だって……。……ほら？……これが証拠じゃありません？ そう言って沙都子は。……自らのスカートを持ち上げて見せた。……そこにあるのは、膝の上の方。そこから上に向かって。無数のミミズ腫れが出来ていて。……うっすら血が滲んでいた……。……ひょっとしたら沙都子の言うとおり、これは現実の世界なのかもしれなかった。……そうでなければ、あんな傷痕を、沙都子の綺麗な足に残るはずがない。
……それに、私が沙都子に近付いた時に漂ってきたあの独特の匂い。……昨日嗅いだのと同じで、……嫌になるくらいに、鮮明で強烈な鉄臭さ……。……それは間違いなく、血液の臭いだった……。
……そして……私が気付きたくない事実は、もう一つあった。……昨夜は気付きもしなかったが。……それは沙都子の足元が、……赤く染まっていたこと。………………！！！！！
■……私は沙都子の傍へ寄ることができなかった。……もし一歩踏み出して、その靴底に触れたなら。……私はもう戻れない気がしてならなかったのだ……。
続く……
＜編集後記＞
299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。
2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。
AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。
言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。
🔴お知らせ
2022/11/19 23：00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。
20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル： とりんさま6.8B beta V2 → とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23：25頃
接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。
AIのべりすとが旧言語モデル（とりんさま6.8B beta V2）で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは （とりんさま7.3B V3） から とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）に変更しました。
「AIのべりすと」の設定
「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月３日にプレミアム会員の１つの「ボイジャー会員」（970円+税／月）に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。
使用中の言語モデル： とりんさま7.3B V3（2022/11/19 バージョンアップ） → とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）
このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、３種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です。
１. デフォルト AIに好きに書かせます
２. セリフ 台詞を優先
３. ナラティブ 地の文を優先
この３つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。
いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「２. セリフ 台詞を優先」から
「３. ナラティブ 地の文を優先」に変更しました。
⭐ 実際に出力された画面
使用したAI
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