【夢の中】AIが書いた小説（2022.03.05スタート）　第16話

夢の中

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＜第16話＞

　それを裏付けるかのように……診療所には白衣姿の古手神社の神主である綿流しさんの姿がなかった。
　彼女はここに残ったのではなく、……すでに帰宅してしまった後なのであろうことは想像がついた。……もちろん神主としての立場もあるし、……今日が祭りの日で村村人が忙しいからでもあるかもしれない。……でも私は知っていた。……彼女には他にも、何か大切な役目があるに違いないということが……。…… それは多分、……彼女の口から語られるまで待った方が良さそうね……。…………。…………。

　入江の診察が終わっていたならあるいは鷹野が診療を頼んでいたのなら。……おそらく梨花は同席して、入江の相談に乗ることになっていたのだと思うが、今は席を外しているのだとしたら？……私が梨花の来訪に疑問を持つのは自然な成り行きよね。

　それにしても……どうしてこんな時間に？……お祭りの真っ最中のはずの彼女が、どうして今頃ここに来る必要が出てきたのかしら……？……あ、そう言えば。…………。…………思い出すと同時に。……入江と顔を合わせる前に、梨花の方へ顔を向けて、こう言わなければならなかった……。
私はまだ挨拶をしていなかったことを思い出したからよ。……こんにちはですわね。梨花。

『夢の中』の出来事

　私がそういうと……いつもは眠たげな眼差しの梨花が、わずかに目を剥いたのを見た。
　それはほんの小さな反応でしかなかったが。……私にとってはかなり意外であった。……私の知っている限り、普段の無表情に近い彼女からは。……このような驚きの表現はあまり見受けられないからである。……つまりそれだけ珍しいことであり……、また同時に、それほど重要な事柄だったということになる！……あぁ……ようやくわかった気がするわ！……あの時の梨花の目つきに既視感を感じていた違和感の正体はこれだったのよ。

　以前見たことのある、梨花のあんな目付きは一度だけあったわ。
　あれは……圭一くんが入院していて、その帰りにお見舞いで立ち寄った病院の廊下。
　そこに飾られていた等身大の写真の前で立ち止まり……魅入られたようにジッと魅入っているときと同じもの。
　それは……そうね。まるで魅音の瞳孔を間近で覗き込んだかのような錯覚を覚えさせるくらいに……深い色をたたえたもの。その時の目は間違いなく同じものだと思った！……しかし……何故？！……何でそれを入江に見せてはいけないの！？……そんな大事な話なんですか！！……それは！！ 梨花は答えず……黙ってこちらを見つめるばかり……。……くそ！ これじゃあ、わからないよ……一体どうなってんだよ！！……魅音めッ！！！ 私は心の中で毒づきながら、入江に向かって叫んだ。

　お願い！早く電話を！ 梨花にこれ以上の説明はいらないはずだ。……何より私が説明できないんだから仕方がないじゃない。　
　

＜編集後記＞

自問自答が多い気がします。会話のシーンが少ない設定になっているからかもしれません。
初めての試みなので、より良い設定にできなかったことで、ストーリーが二転三転することになったのかもしれない、と思っています。
長編小説の様相を呈してきました。
どこまで続くか期待と不安が入り交じった気持ちが渦巻いています。

使用したAI

AIのべりすと

藤巻　隆｜note