限界都市 東京 一極モデル打ち破る新未来図 2014.08.04 1/2 2014-08-16 20:40:15
<このページでは、『日経ビジネス』の特集記事の概要紹介と、管理人のコメントを掲載しています>
限界都市 東京 一極モデル打ち破る新未来図 2014.08.04 1/2 2014-08-16 20:40:15
CONTENTS
PART 1 30年かけて輝いた街
PART 2 今そこにある東京危機
PART 3 「地域で生きる」逆流のススメ
第1回は、
PART 1 30年かけて輝いた街
PART 2 今そこにある東京危機
を取り上げます。
今週の特集記事のテーマは
高齢者が過半を占める限界集落の危機が
喧伝されている。しかし東京が直面する危機
はこう呼ぶのにふさわしい。
限界都市・東京――。
柱になるのが、若者にとって魅力ある地方の
街の存在だ。
それがあって初めて、東京も持続可能になる。
東京と多様な地域が共存する。
処方箋はここにある
です。
PART 1 30年かけて輝いた街
米ポートランドから見る日本の針路
米ポートランドとは?
私たちには馴染みのない都市ですね!
ところが、記事をよく読むと著名な企業の創業地であったことが分かります。
具体的には、スポーツブランドのナイキです。
しかし、そのようなポートランドですが、一時はゴーストタウンと化していたそうです。そこから復活した経緯を、「日経ビジネス」は詳細に紹介しています。
「最近は『全米で最も住みやすい街の一つ』との評価が広がり、世界の行政関係者や企業の視察が絶えない」(p. 028)そうです。
まず、日本の近未来を概観してみましょう。
話をポートランドに戻します。
今、ポートランドには米国の各地から若者たちが集まって来ているそうです。
ポートランドのどこに求心力があるのでしょうか?
ポートランドに移住した米国の若者たちをご紹介しましょう。
ポートランドに若者たちが集まってくる理由について専門家はこう指摘しています。
ポートランドが画期的な政策を実施していることに驚愕しました。
この境界線は固定されたものではなく、定期的に、しかも長期的視点で見直しされているそうです。
ポートランドのチャーリー・ヘイルズ市長は次のように語っています。
PART 2 今そこにある東京危機
2つの危機
将来、大きな問題となることは、都内の独居高齢者が急増することです。
次の図表をご覧ください。
赤い線は、「全国の高齢化率」を示しています。
高齢化は、介護する人も高齢化することを意味します。
高齢者が高齢者を介護するという構図が出来あがります。
共倒れする可能性が極めて高くなります。
そこで顕在化することは、医療の崩壊です。
一方で、「都市部でも企業は減りつつある」(p. 032)という報告がされています。
上の図表は、東京圏における企業数の推移を示したものです。
2009年と比較し、2012年は軒並み減少しています。
特に、東京都における企業数の減少が突出しています。
「全国平均の7.9%減と比べても高い数字だ」(p. 033)。
消費が減る!
東京圏には2つの責務がある、と「日経ビジネス」は指摘しています。
「何十年もかけて形成されてきた東京圏への人の流れを逆流させるための支援策」(p. 035)を行うことと、「東京圏はグローバル経済に対峙する日本の成長エンジンとしての責務を負う」(同)というものです。
どちらにしても一朝一夕にできることではありません。
ですが、今からスタートしなければ永遠に実現しないとも言えます。
次回は、
PART 3 「地域で生きる」逆流のススメ
他をお伝えします。
🔷編集後記
この特集記事(元記事)が公開されたのは、9年前のことで、アメブロでも9年前(2014-08-16 20:40:15)のことでした。
人口減少は地方が顕著であるという報道はしばしばありますね。
山間部にぽつんと1軒の家があるということはもはや珍しいことではありません。過疎地域がこれからも増加することはあっても、減少することはないでしょう。
さらに一人家族も増加しています。高齢者の孤独死は深刻な問題です。若い人でも孤独感を抱いて毎日を過ごしている人もいるでしょう。
孤独は精神的にも肉体的にも大きな負担をもたらします。
独居高齢者の増加や医療・介護崩壊が現実化しています。
2020年に発生した新型コロナウイルスの蔓延は、一部の医療崩壊をもたらしました。
少子高齢化は急速に進行しています。将来日本の人口は1億人を割ることが推測されています。こうした将来を鑑み、どうしたらよいのかという視点から考えてみることを特集したのは今回の記事です。
少子高齢化を日本と世界で比較してみましょう。
少子高齢化とは? 日本の現状と原因・問題点・対策から若者ができることを徹底解説 スペースシップアース 2023年7月11日 からご紹介します。
世界の少子高齢化の現状
上記図表を見て解ることは、日本と欧米諸国と比較すると、高齢化率に大きな差はありません。一方、日本とアジア諸国と比較すると大きな差があります。アジア諸国は平均年齢が低いので、今後ますます成長していくことでしょう。
高齢者は著しく増加している
上の図表を見て解ることは、意外なことでしたが、「高齢化率が7%から14%へ要した期間」は日本は24年でしたが、シンガポールは17年、韓国は18年、そして中国は23年と日本より短期間であることです。この3つの国は日本以上に高齢化が進行しているのです!
ドイツが40年、英国が46年、アメリカが72年、スウェーデンが85年、そしてフランスが126年と比較すると、その差は明らかです。
🔴少子高齢化が引き起こす問題
医療・介護の現場での人手不足
社会保険料の値上げ
経済成長の低迷
🟦国や与党が適切でタイムリーな政策を実行し、私たち一人ひとりが少子高齢化問題に真正面から立ち向かうことが重要だと考えています。
東京だけの問題ではありません。
ちなみに、私は東京都内にも都下にも住んだことがありますが、現在は神奈川県人であり、横浜市民です。
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