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『夢の中』 シーズン2 第33話 嫌な一日


第33話 嫌な一日

家の中はとても静まり返っていた。玄関には靴は一足も出ていない。
奥は真っ暗で、明かりは点いている気配もなかった。
まさかと思いつつ居間に上がってみた。……やっぱりだ。電気は消されてしまっている。

台所は使われた形跡がなかった。
冷蔵庫の中身もほとんど減っていないようだった。……悟史くんの食事を作った様子もない。

トイレをノックするが、物音ひとつしなかった。……誰も入っていないようだった。

ふと……電話台のメモ帳に目を留める。……そういえば私って、いつもは電話で話したことを忘れちゃうんだけど……。……悟史くんとは、直接会った時は……よく話したことを憶えてるような……。……何気なく、メモ書きを手に取る。

■ 園崎詩音。(部活メンバー代表)…………魅ぃさんに伝言があります。
昨日、私が聞いた会話の全て。
圭ちゃんが悟史先輩を呼び出したこと。
部活メンバーの全員がそれを知っていること。
今晩、北条鉄平の家に、全員集合ということ。……それだけです。
 
(何のこと?)
(魅音がどうかしたのかな?)

……私、聞いてないよ。……ちょっと怖い。……明日聞くことにする。……おやすみなさい。お姉。大好きだよ……。
詩音の可愛い字だった。……悟史くんの字じゃないことは確かだ。
 
……その内容を思い出す。……あの場にいたのは悟史くんだけで、しかもその悟史くんは沙都子をかばっていて、圭ちゃんに文句を言う機会すらなかった。

その時の詩音と沙都子の顔を思い出して……ぞっとする。……悟史くんのことを、まるで邪魔な障害物のように見る二人。……そして私に向かって……沙都子の言うとおりにして下さいと言った時のような、冷淡極まる無関心さ。

あの時の二人の顔を思い出して震えが来る……。そして……、悟史くんのいない状況を考える。……もし、このまま悟史くんが現れなかったとしたら……。私は悟史くんを探すだろう。そして悟史くんを見つけたなら、間違いなく一緒に帰るように勧めるに違いない。それは間違いないと自信をもって言える……。
 
でも、それをどう説明するだろう? 私がどれだけ説得しようとも……多分、悟史くんは決して従わないはずだ。……私は悟史くんの性格をよく知っているつもりだし、悟史くんもそれを信じてくれると思う。
 
でも、あの二人はそう思わないかもしれない。……あの二人に取っては悟史くんの存在自体が許せないものだ。あの二人が何を考えて、私をそそのかしているのかはよく分からないけど……。ひょっとして、……悟史くんはあの二人にとっては邪魔者に過ぎないのではないか?……私は悟史くんがいなくなった理由をいろいろと考え始める。

 
■ あの二人、私に内緒にしていたなんて! 何という卑怯な連中なんだろう! 私を騙していたに違いないんだ!!……いかん。いかん。……こんな考えは捨てろ。きっと、たまたま電話に出られなかっただけに違いないんだ!……それにもう夕方なんだし……。きっとそうだ。……きっと……そうなんだよ……。
 

■ 私は家に帰るとまずテレビを見る。悟史くんがいる時は一緒になって見ていたりしていたのに。今日はそれがない……。悟史くんが帰ってくるのを待つのが辛くて、私はテレビを見ることを選んだ。
 
私は一人っ子だから分からないけど、きょうだいがいない子というのは……もしかしたらこういう感じなのかも……。

私は、今日一日を振り返った。……何度思い出しても嫌な一日だと思った。……どうしてこうなっちゃうのかなぁ……。……私、……何か間違ったのかな……、……間違ってたとしても、どこを間違えたのかも分からない。

でも、……悟史くんは帰ってこない。……電話はつながらない。……もう……私には何の力もないのだ。もうお守りを渡すことすらできない。
 
……圭ちゃん……。……圭ちゃん、あなたが羨ましい。
圭ちゃんは……私の持ってるもの全部持ってるから……。強い人に憧れるんじゃなくて、憧れの人に認められて仲間になれる、そんな強い人が……私も欲しかった……。
 

■ 夜は長いようで短い。
私は布団にもぐりこみ、早く朝になれと念じたが、それでもやはり、朝は来てくれなかった。……悟史くんと別れてから一睡もしなかったので眠くはなかったのだが、ただひたすら待ち続けた。
 
時計の針が何時間も進んでゆく間、……じっとその先だけを想像して待ったが、何も変わり映えしなかった。
 
…………結局私は寝てしまい、……起きたのはその翌日の正午過ぎのことだった…………。



続く……


<編集後記>

299話で話が中断してしまいました。AIのべりすとが意味不明の文章を出力し続けたためです。

2023年1月3日にプレミアム会員「ボイジャー会員」に登録したことを機に、過去に遡って再度AIのべりすとに文章を生成させてみました。

AIのべりすとによる一貫した文章生成がいつまで続くかは定かではありませんが、続く限り継続していきます。

言い換えれば、意味不明な文章を生成し始めた場合には、一旦中断し、再度遡り文章生成をさせるか、新たな小説に挑戦するか決定します。


🔴お知らせ


2022/11/19 23:00頃に突然AIのべりすとのサイトに接続できなくなりました。
しばらく様子を見ることにしました。


20分程経った後、AIのべりすとのサイトに接続できました。
よく見ましたら、言語モデルがバージョンアップしていました。
使用中の言語モデル: とりんさま6.8B beta V2  とりんさま7.3B V3
2022/11/19 23:25頃

接続が切れた時、もうこれで終わりかと一瞬思いました。

AIのべりすとが旧言語モデル(とりんさま6.8B beta V2)で文章を生成していた時、バージョンアップが行われたため接続できなくなったことが分かりました。
言語モデルは (とりんさま7.3B V3) から とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)に変更しました。


「AIのべりすと」の設定


「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月3日にプレミアム会員の1つの「ボイジャー会員」(970円+税/月)に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。

使用中の言語モデル: とりんさま7.3B V3(2022/11/19 バージョンアップ) → とりんさま7.3B V5 (3WAY)(2023/01/03)

このモデルを使い、記事を生成してもらうのですが、3種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。文章が途切れることがあるので加筆修正が必要です

1. デフォルト  AIに好きに書かせます
2. セリフ    台詞を優先
3. ナラティブ  地の文を優先

この3つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
設定を変更することは任意です。

いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
「2. セリフ  台詞を優先」から
「3. ナラティブ  地の文を優先」に変更しました。


⭐ 実際に出力された画面


使用したAI

AIのべりすと



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⭐マガジン (2023.02.06現在)


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藤巻 隆
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