今週の note (5243) の株価推移 (2023/06/26~06/30) Vol.028
今週の note (5243) はどんな動きをしたのか?
✅上下の幅が少ない週でした。2023年06月30日終値は 532 円でした。
なかなか600円に届きません。
買い材料がないので上昇しにくいのは明らかです。
✅私のスタンス
私のスタンスを明確にしておきます。
私は評論家でもアナリストでもありません。一個人投資家に過ぎません。
ですから実際に投資をしリスクを負っています。
ただし、ポジショントーク(自らのポジションに対して利益が出て欲しい、といった願望を含んだ発言)にならないように十分に注意します。
つまり、良いことも悪いことも分かっている場合には明らかにするという意味です。
【06月26日~06月30日の note (5243)のデータ】
🔷今週の note(5243)は 514 ~ 532 円(終値ベース)で推移しました。上下の幅は 18 円でした。
5分足・日足・週足チャートを掲載します。2022/12/21の上場から7カ月目に入りました。
5分足・日足・週足・月足チャートの一覧をご覧ください。
短期・中期・長期の株価トレンドがひと目で分かると思います。
⭐出来高が増えないことが気になります。商いが薄いということですから。
927円の上場来高値を越えるどころか、600円になかなか届きません。
一時的に反発することがありますが、上昇トレンドが続きません。
逆に、下降トレンドを描くことがあります。
例えば、5日続落することがあります。
🔶なかなか上昇トレンドに乗ることができません。
買い材料が見つからないからです。買い材料がなければ株価は上がりようがありません。
🔷06月30日の note(5243)のデータ
終値 532 円
前日比 +10 円 +1.92 %
出来高 78,500
売買代金 41,029 千円
*データはYahoo! ファイナンスから拝借しました。
⭐出所: Yahoo! Japan ファイナンス
<06月26日~06月30日の終値ベース>
高値(06/30) 532 円
安値(06/27) 514 円
🔴高安 18 円のレンジでの値動きでした。
*データは「株探」から拝借しました。
⭐出所: 株探
🔷上値が重いです。買い材料がなければ、株価が上昇するはずがありません。
600円が遠いです。上場来最高値は927円(2023/03/07)です。
🔷ニュース
2023年11月期第2四半期 オンライン決算説明会開催のお知らせhttps://kabutan.jp/disclosures/pdf/20230612/140120230612501076/
⭐note株式会社 第2四半期決算説明会 2023年7月14日 06:00 PM~
何か新しい材料が出てくるでしょうか?
✅株価が上昇しない理由(再掲)と株価が上昇する理由
株価が上昇しない理由
●赤字決算であること
●好材料が乏しいこと
●地合いが良くないこと
●IR(株主に対する広報活動)が少ないこと
株価が上昇する理由
●好材料が明らかになること
●多くの投資家に支持され、買いが買いを呼ぶ状況になること
✅重要なポイント
🔴今後、さらにIRをもう少し積極的に行なっていくことが欠かせないと考えています。(再掲)
1件だけの情報開示(第1弾)では一時的に上昇しても、その後は反落するか横ばいになるからです。好材料が出てもだいたい2~3日で収束に向かいます。
よほど大きな株価材料(例えば大型M&A案件が明らかになり、売上・利益の大幅な貢献が見込まれるケース)が出なければ、株価のしばらくの上昇は見込めません。
第2弾、第3弾の好材料を素早く提供することが欠かせません。
打ち上げ花火をイメージして頂くと、理解しやすいかもしれません。
1本打ち上げた後に2本、3本、4本・・・と連続して打ち上げれば花火を鑑賞している人たちの目を釘付けにすることができますね。
ところが、1本打ち上げた後で、トラブルがあって2本目、3本目がすぐに打ち上げられない場合、盛り上がっていた場の雰囲気が萎んでしまいますね。
それと同じようなものです。
線香花火のようではいけませんね。ポトンと落ちてしまいます。
時価総額 80.6 億円
発行株式数 15,142,000 株
52週高値 927 円 (2023/03/07)
昨年来高値 927 円 (2023/03/07)
52週安値 401 円 (2023/01/04)
昨年来安値 401 円 (2023/01/04)
(2023/06/30 現在)
*データは「株探」から拝借しました。
🔴上場した12月21日の初値は 521円でした。
公開価格 340 円と比較すると 181 円高でした(参考データ)。
初日のデータ
高値 561 円
安値 421 円
終値 439 円
🔴6月30日の note (5243) の騰落率は +1.92 % (前日比 +10 円)で、終値は 532 円でした。初値 521 円(2022/12/21)に接近してきました。
下落基調が続いています。続落の後で反発する場面もありますが、すぐに反落しそして続落というパターンになっています
星取表は⚫⚫⚪⚫⚪です。
IPO(新規株式公開)銘柄は、上場から3ヵ月は株価の推移、株価材料(上昇・下降の要因)、テーマ性等を考慮することが重要とされています。
その3ヵ月間で、今後の株価が上向くのか、下向くのかがある程度予想できるということです。
あくまで、限定された期間での話ですので、突発的に好材料(例:黒字転換)あるいは悪材料(例:業績の悪化)がIR(投資家のための広報活動、つまり情報公開)で公表されると株価は大きく上下に変動します。
上場以来7ヵ月目に入りました。上場来高値 927円 (2023/03/07)から乖離しています。531 円(2023/06/23 終値)です。
上場来高値の水準にまで戻すのは、現状ではかなり厳しいと言わざるを得ません。よほどインパクトのある情報が連続して開示されない限り、株価が右肩上がりで上昇し続けることはありません。
いつになったら反転の兆しが見えるでしょうか?
🔷アナリストの利益予想 (再掲)
会社予想 コンセンサス(対会社予想)
営業利益 2022/11 -855 -860 -0.6%
営業利益 2023/11 - -230 -
経常利益 2022/11 -869 -870 -0.1%
経常利益 2023/11 - -220 -
⭐出所: マネックス証券
2023年11月期も赤字予想ですが、前年同期比では大幅に改善されそうです。
✅2023年11月期第1四半期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
🔶赤字は縮小してきました。しかし、黒字化にはまだ時間がかかりそうです。
✅note (5243) の株価が上昇するには、好材料が不可欠です。今後も好材料が出れば上昇が期待できます。
海外展開だけでなく、赤字を脱却し、好決算が続く見込みになれば、買い手が増加していくでしょう。
日本経済新聞社やテレビ東京HDも note (5243) の大株主なので、これらのメディアを利活用して投資家に向けて情報を発信していくことが求められます。
✅日経ビジネス(2023.03.20号)の特集記事「ChatGPT 破壊と創造」にnoteに関する記事が掲載されました。
複数箇所にかなりの紙面を割いて記述されています。その一部を抜粋しました。
✅日経ビジネス(2023.04.24号)の「IPO時の企業評価に課題あり?」に note の関連記事が掲載されました。
🟥日経平均他について
🔴日経平均は6月23日の終値 32,781.54 円と6月30日の終値 33,189.04 円を比較すると、+407.5 円の上昇でした。
33,000 円の大台はなんとか保ちました。34,000 円台に乗せることができるかポイントです。
来週は、34,000 円前後まで上昇する可能性があります。
「バフェット効果」はまだ続いているようです。アナリストの中には「7月ころまで続きそうだ」と発言している人もいます。
米国の株式市場の格言に「Sell in May(5月に売れ)」がありますが、今年の日本株には全く影響しませんでした。上昇基調に変化はありませんでした。
ウォーレン・バフェット氏に次いで、海外投資家の日本株の見直し機運が高まり、日本株買いが増えています。
欧米では、今も金利高が続いています。日本はいまだに低金利ですから、円を借りて日本市場に投資しています。円のキャリートレードです。
海外投資家は日本株は割安と認識しています。ただし、日本株全般に対する認識ではなく、あくまで一部の銘柄に対してです。
日本株の上昇は、明らかに海外投資家のまとまった買いが入っているからです。東証プライムの一部の株式の買いです。総合商社や半導体関連です。
それだけに、一旦海外投資家の売りが出始めると、大きく下落する可能性が出てきます。
東証グロース市場には海外投資家の関心は薄いです。企業規模が小さいため、「知らない企業が多い」からです。発行株数が少ないため手掛けにくいのです。国際優良銘柄へ集中投資しています。
ただし、その一方で日本の個人投資家による東証グロース銘柄の買い意欲は旺盛で、久しぶりに東証グロース市場は活況を呈しています。
今までは、極論すると、海外投資家は、ソニーなどごくごく一部の銘柄だけにしか投資してきませんでした。それは日本企業を知らなかったからです。
その意味で、バフェット氏が日本の5大商社(三菱商事・伊藤忠商事・三井物産・住友商事・丸紅)に一括投資したことは衝撃的な出来事でした。
⭐6月30日の日経平均とTOPXの終値
日経平均 33,189.04 円 前日比 -45.10 円 -0.14 %
TOPIX 2,288.60 前日比 -7.65 -0.33 %
日経平均は、今週は大幅上昇する日がありました。TOPIXは日経平均と異なる動きをしました。日経225銘柄のうちの一部の銘柄の寄与度(プラスもマイナスも)によって上下に変動します。
日経平均
52週高値 (2023/06/19) 33,772.89 円
年初来高値 (2023/06/19) 33,772.89 円
52週安値 (2022/10/03) 25,621.96 円
年初来安値 (2023/01/04) 25,661.89 円
⭐出所: 株探 日経平均
<日経平均の株価チャート>
🌟今週は下落に転じましたが、2023年4月以降、日経平均は急上昇していることが確認できますね。
日経平均が、ずっと右肩上がりに上昇している現状を考えますと、「持たざるリスク」を考えざるを得ません。
「持たざるリスク」というのは、これだけ日本株が上昇してきていることを考えると、日本株を持っていないことによって、本来得られるはずの利益が得られないということを示しています。
日経平均を買う人はあまりいないと思いますが(日経平均先物の自動売買を行なっている人はいます)、日経225採用銘柄の中から「これだ!」という銘柄を選んで投資してみる価値はあります。
ただし、よく言われるように、自分が事業内容をよく知っている企業を選ぶことです。
著名な投資家、ピーター・リンチ氏は『ピーター・リンチの株で勝つ』の中でそのように述べています。ウォーレン・バフェット氏も同様です。自分でよく分からない銘柄には手を出さないことが鉄則です。
日本市場では単元株といって100株単位での売買が基本ですが、ネット証券の中には単元未満株(1~99株)の売買ができる証券会社があります。
SBI証券やLINE証券、マネックス証券、最近になって単元未満株(かぶミニ)を扱うようになった楽天証券などがあります。
NTTは6月30日を基準日として7月1日付で1:25の株式分割を実施すると発表しました(SBI証券のニュースから ロイター電)。
現状の株価を考慮すると、1株170円程度になりそうです。
市場関係者の中には、年後半から日本株が上昇すると考える人たちが多かったのですが、前倒しで大きく上昇しています。特に、大型株の上昇が目立っています。
来週は34,000円台に達する場面が見られるかもしれません。そうなると、年内に史上最高値更新もあり得ます(下記をご覧ください)。
ただし、一本調子で上昇することは考えにくく、何度か調整局面を迎えることでしょう。
日経平均の6月26日から6月30日までの星取表は
⚫⚫⚪⚪⚫
となりました。
先週と比較すると、下落はきつくありませんでした。
来週は、米国株の好調を受けて上昇すると考えています。米国ハイテク企業の株価が軒並み上昇しました。
33,000円を固めるとしても33,500円前後になると考えています。
予想以上に速く30,000 円を超えてきました。相場が活況を呈しているため、前期決算が赤字でも今季以降の予想が黒字の企業は買われています。
年初の予想では、32,000 円に達するという強気なアナリストがいましたが(私は懐疑的に見ていました。いくら何でもスピード違反でしょうと思っていました)、34,000~35,000円が現実味を帯びてきました。
この勢いが持続すれば年末までに新高値 39,000円も十分にあり得ます。
40,000円もあるかもしれません。
<日経平均の最高値>
日経平均の最高値は、終値は38,915円87銭、取引時間中の高値は38,957円44銭です。
気が早すぎますが、年末の日経平均株価はいくらになるでしょうか?
下記の日経平均の時系列データをご覧ください。
⭐米国株市場
アップル、時価総額3兆ドル突破 終値で初 新製品や成長期待で
🔷編集後記
今週も note (5243) は、商いが乏しく、上昇場面はほとんどなく、下落トレンドが続いています。出来高が少ないことが問題です。売買が乏しいということですから。
600円は遠く、500円が間近に接近しています。初値は 521円(2022/12/21)です。ここが下値のメドとなりそうです。
521円を割るとさらに下落する可能性があります。
底打ちはいつになるでしょうか?
株式市場では、「小さく産んで大きく育てる」と言われることがあります。
株価が3桁からスタートして4桁、5桁へと成長することが期待されているということです。株価が上昇するに従って、株式時価総額(時価総額)が増大します。
🌟note (5243)も「小さく産んで大きく育てる」となるといいですね!