【アリス・スカーレットの秘密】第32話 積極的なアプローチ
⭐積極的なアプローチ
次の日から咲夜の様子が変わった。
これまで以上に積極的にアプローチしてくるようになったのだ。
朝は一緒に登校するようになったし、休み時間になると僕のところに来て話しかけてきたり、昼食やお昼休憩の時間は必ずと言っていいほど一緒だった。
それに、学校が終わると決まって家まで送ってくれるようになった。
僕は戸惑いながらも受け入れた。
最初は断ったのだが、しつこく誘われたので結局は折れることになった。彼女と過ごす時間がどんどん増えていっていた。
そんなある日のこと、いつものように放課後、図書室に行くと咲夜が待っていた。彼女は僕を見つけるなり嬉しそうな顔をして駆け寄ってきた。
そして、隣に座るなり僕に抱きついてきた。
僕はそれを受け入れる。すると、咲夜はそのまま甘えるように身体を預けてきて、僕の胸に頬ずりした。
それから、しばらくして満足したのか僕の胸から顔を上げると、
「今日は何を読もうか？」
と言ってきた。
僕は特に読みたい本があったわけではないので、適当に咲夜に選んでもらった。咲夜はそれを了承すると、持ってきた本を読み始めた。
僕はその様子を横目で見ながら本を読む。
しばらく経った頃、ふいに手が触れ合った。
僕は驚いて反射的に手を引っ込めようとしたが、それより先に手を握られた。そのまま握り続ける咲夜に対して、どうすればいいのかわからずに固まっていると、やがて彼女が口を開いた。
「ねえ、キスしたい。いいよね？」
そう言うと、返事を待たずに唇を重ねてきた。
僕はそれを受け入れた。
やがて、長い口づけを終えた後、彼女は言った。
「大好きだよ」
と。
その日の夜、僕は自室のベッドの上で仰向けになっていた。
頭の中に浮かんでいるのは咲夜のことだった。
彼女のことを考えるとドキドキする。
僕は彼女に恋をしているのだろうか。
わからない。
だけど、少なくとも嫌いではない。
そうでなければ、こうして彼女のことばかり考えているわけがない。そこまで考えて、ハッとした。
これじゃあまるで変態みたいじゃないか。
慌てて頭の中から咲夜のことを追い出した。
翌日、学校で咲夜に会うと、
「おはよう」
と言われたので、僕も挨拶を返した。それから、何気ない会話を交わした後、授業が始まった。しかし、その間、ずっと咲夜のことが気にかかっていた。
時折、ちらりと視線を向けると目が合って微笑みかけられてしまい、ますます落ち着かない気分になった。
午前中の授業が終わった時だった。
突然、咲夜が立ち上がった。
そして、こちらに向かって歩いてくると僕の目の前に立った。
そして、じっと見つめてくる。
何か用があるようだが、何も言わないので不思議に思っていると、咲夜はおもむろにスカートの裾を掴んだかと思うと、そのまま持ち上げた。下着が見えそうになったので、僕は思わず目を逸らす。すると、クスッと笑う声が聞こえた。
再びそちらを見ると、咲夜は悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
それから、彼女は言った。
「祐樹、私のパンツ見て興奮しちゃったのかな？」
そう言われて恥ずかしくなり、僕は咄嵯に取り繕うような言葉を並べたてたが、うまく言えなかった。
その間に、いつの間にか近づいてきていた咲夜に抱きしめられる。
僕は抵抗しなかった。
むしろ、自ら彼女を抱き寄せようとした。
その時だった。
教室の扉が勢いよく開け放たれたかと思うと、そこに立っていた人物を見て、僕は愕然とした。そこには咲夜の姉である美桜さんの姿があったからだ。
彼女は僕たちを見据えると、ゆっくりとこちらへ歩み寄ってきて、言った。
「離れなさい」
咲夜は素直に従うと、名残惜しそうな様子を見せつつも僕の身体を解放した。それから、姉の言葉を無視して僕に話しかけてきた。
「祐樹君、昨日は楽しかったね。また今度デートしようね。今度は二人っきりで」
僕はそれを聞いて頭が真っ白になりかけたが、どうにか平静を保った。
それから、
「どういうつもりなの？」
と訊ねた。
すると、彼女はあっさりと答えた。
「だって、姉弟なんだから別に問題ないでしょう？」
僕はその言葉の意味を理解することができなかった。
だから、もう一度説明を求めた。
すると、彼女は呆れたように溜息をつくと、仕方がないなといった感じで話し始めた。
「まず、私があなたを好きになったのはあなたの優しさに触れたからだということは覚えているわよね」
「ええ、もちろん」
「私はあの時のことをはっきりと思い出すことができる。
あなたはとても優しかった。
どんな時でも相手の立場に立って物事を考えてくれた。
そして、相手の気持ちになって行動してくれた。
それがどれだけ難しいことかわかるかしら。
それは簡単なようでいてとても大変なことよ。
人は誰しも自分勝手だもの。
自分の都合を押し通そうとするし、他人に迷惑をかけても構わないと考える人もいる。
けれど、そんな人達の中であなただけは違った。
他人の幸せを願い、自分が犠牲になることを厭わない。
そんな人がいるなんて知らなかった。
そして、実際に会ってみて確信したの。
この人が好きだ、と。
だから、付き合うことにしたの。
それで、これからは今まで以上に積極的にアプローチしていこうと思ったわけ。
最初は戸惑っていたようだけど、次第に受け入れてくれるようになったから、これはいけると確信して、思い切って告白してみたの。
結果は大成功だったわ。
まあ、当然の結果といえばそれまでなのだけど。
それから、一緒にいる時間が増えていくにつれて、どんどん好きになっていった。
そして、気がつけば夢中になっていた。
あなたのことが愛おしくてたまらなくなった。
ねえ、どうしてだと思う？ きっと、私のことを真剣に考えてくれているからよね。
私のことを本気で好きでいてくれているからよね。
そう考えると嬉しくなって、もっと好きになってしまう。
そうやって、どんどんあなたを好きになっていくの。
そして、いつしかあなたなしではいられないほどに執着するようになった。
それくらい大好きになってしまったの。
だから、絶対に手放さない。
誰にも渡したりしない。
たとえ相手が実の姉であっても邪魔をするなら容赦はしない。
祐樹君は私のものだもん」
咲夜はそう一気にまくし立てると笑みを浮かべた。
その表情には狂気じみたものを感じさせた。
彼女の目を見た瞬間、背筋が凍るような感覚に襲われた。
そこで僕はようやく理解した。
彼女は本気だと。
彼女は僕のことを本当に好きなんだと。しかし、それでも納得できないことがあった。
続く……
✅小説の概要
🔴この小説は「AIのべりすと」にタイトルとプロットを入力し、出力された文章に加筆修正を施し、編集したものです。
その意味で「AIのべりすと」と私の共作ということになります。
もちろん「AIのべりすと」の比重のほうが高いです。
『セレンディピティの夜』が想定外に早く終了してしまったため、新たに『アリス・スカーレットの秘密』をスタートさせました。
展開が全く予測できないのは、『セレンディピティの夜』と同様です。
🔷「AIのべりすと」側の都合で、あるいは私の都合で突然終了となる場合があります。ご了承ください。
✅「AIのべりすと」の設定について書いておきます。
「AIのべりすと」の言語モデルは下記のものです。
2023年1月３日にプレミアム会員の１つの「ボイジャー会員」（970円+税／月）に登録しました。
プレミアム会員の詳細については「AIのべりすと プレミアム」をご覧ください。
使用中の言語モデル： とりんさま7.3B V3 → とりんさま7.3B V5 (3WAY)（2023/01/03）
このモデルを使い、小説を生成してもらうのですが、３種類の設定のどれかを選ぶとあとは自動的に生成します。
１. デフォルト AIに好きに書かせます
２. セリフ 台詞を優先
３. ナラティブ 地の文を優先
この３つの設定の中から一つを選び、AIに文章を生成させます。
途中で設定を変更することは可能です。
ただし、結果がどうなるかは保証できません。
いつでも変更はできますが、ストーリーがつながらなくなる恐れがあります。その際には、修正が必要になります。
ただし、修正はかなりの労力を必要とします。
そうなった場合には、自分で書き直したほうが速いかもしれません。
今回は
「２. セリフ 台詞を優先」から
「３. ナラティブ 地の文を優先」
に変更しました。
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