『非常識な成功法則』 神田昌典の考え方 第11回
『非常識な成功法則』 神田昌典の考え方 第11回
『非常識な成功法則』 神田昌典 フォレスト出版
2002年6月29日 初版発行
2002年8月19日 10刷発行
以前、読んだ本の中にこんなことが書いてあった、と記憶しています。
「たとえ無一文になっても、また1億円を何度でも手に入れることができる。なぜなら、そのノウハウを身につけているからだ」。
私にはそんなノウハウはありませんが、お金持ちになりたいとは思いますよ。
「お金があれば、何でも手に入るというわけじゃない」と言う人がいますが、その人はお金持ちになった上で、言っているのでしょうか?
お金に対する罪悪感をいますぐ消し去ろう。お金自体を好きになってしまうのである
次にやるべきことは、お金の流れを作ることである。重要なのは、稼ぐ額ではなく、お金の流れなのだ
入ってくる流れを、つくっておくと、ある時点から、急にお金が集まってくる。起業家がやることは、チョロチョロと入ってくる水の流れを大切にすることなんだ
🔷編集後記
この元記事をアメブロに投稿したのは、9年前のことです(2014-01-04 21:17:48)。なお、今回再投稿するにあたって加筆修正してあります。
この本が出版されたのは2002年6月29日です。
今から21年前のことです。
しかしながら、この本に書かれている内容はいささかも古びていません。
もちろん、時代の変化で表現方法は今とは違うことはあるかもしれません。
「日本の常識は世界の非常識」「昨日の常識は今日の非常識」などと表現されたことがありました。
神田さんはわざと逆説的な表現を使って、読者の固定観念を粉々にしてしまおうとしているのです。少なくとも、私はそう考えています。
少子高齢化が世界一速く進行している日本が、これから将来に向けて何ができて、何ができないのかを考えることがきわめて重要です。
政治家や官僚に任せっきりにせず、国民一人一人が考え、行動することが求められます。
今後、カリスママーケッターと呼ばれた神田昌典氏の著作の内容から、激変する現代においても一度立ち止まって再考してみる価値があると思われる事柄をお伝えしていきます。
少しでも、あなたのお役に立てれば幸いです。
<今回の投稿から印象的な言葉を取り上げます>
🔴「重要なのは、稼ぐ額ではなく、お金の流れなのだ」
この言葉が示唆していることは重要です。
いくら大金を稼いでも、大金を使ってしまえば、手元にはほとんど残りません。
「入るを量りて出ずるを為す」という言葉があります。
収入の額を計算し、それに応じて支出の計画をたてることです。(コトバンク 故事成語を知る辞典)
この言葉のもととなったことは、「「礼記―王制」で述べられている、国の予算を決めるための心得。穀物の穫り入れが済んだあと、過去三〇年間の収入を参考にしながら、『入るを量りて出ずるを為す』のが、その方法です」ということです。
もともとは国の予算を決めるための心得でしたが、広く一般的なケースに当てはめることができますね。
🟥人が書いた文章や人が発した言葉の一部だけを取り上げる(切り取る)と、その人の文章や言葉の真意を理解できず、誤解してしまうことがあります。前後の文脈の中でその言葉を理解しなかった結果です。
先入観を極力排し、他の人の言葉や文章を理解するように努めなければなりません。